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第11話〜戦闘〜

夏の終わりに黒い歴史再び…

俊也はノゾミを押し出して言った。

俊也

「ノゾミ!!逃げろっ!」

ノゾミは体勢を崩しかけながら答えた。

ノゾミ

「そんなことできる分けないじゃない!!」

俊也は背後に意識を集中しながら言った。

俊也

「大丈夫。こいつとは戦ったことあるから心配すんなって!!」

心配すんな、か・・

こいつとは戦ったというか、殺されかけただけなんだけどな・・・

ノゾミは心配そうに聞いた。

ノゾミ

「で、でも・・・」

俊也はやつの気配が変わったのに気付き叫んだ。

俊也

「行くんだ!ノゾミっ!!!」

俊也はそう言うとやつの方に体の向きをかえた。

うしろからはノゾミの走る音が聞こえた。

逃げ切ってくれよ・・・ノゾミ!!

俊也は挑発的にやつに向けて言った。

俊也

「どうした?こいよ。デカブツ。」

するとやつの口(?)が開いた。

「オマエハダレダ?」

俊也は言い返した。

俊也

「おいおい、忘れたのかよ・・こっちははっきり覚えてるのによ!!」

やつは首を傾げながら答えた。

「オレ、オマエシラナイ。オレカギヲサガシテル。」

俊也も不思議に聞いた。

俊也

「カギ?なんだそれ?」

やつはしばらく黙ってから言った。

「オレ、シラナイ。トッテコイッテイワレタダケ。」

俊也はまた不思議そうに聞いた。

俊也

「誰に言われたんだ?」

またしばらくヤツは黙っていたが喋りだした。

「・・・オマエニオシエルヒツヨウハナイ。」

きゅ、急に怖くなりやがった・・・

てか前にあったやつは話なんて聞こうともしなかったのに、どういうことだ?

するとヤツが俊也に聞いてきた。

「オマエ、カギノアリカヲシッテイルカ?」

俊也は少し驚きながらも答えた。

俊也

「し、知らないね!!」

やばっ・・・

殺されるかな??

するとヤツが言った。

「・・・カギイガイミナゴロシ、オマエモコロス。」

俊也は睨み付けて言った。

俊也

「殺せるもんならやってみろよ?」

するとヤツはあの機械らしき左腕を振り上げて言った。

「シ、ネ。」

俊也はとっさに両腕で防ごうとしたその瞬間

カッッッ!!!!!

俊也

「!!!???」

ヤツの振り下ろした左腕と俊也の両腕の間にはあの光が出現していた。

ヤツは狂った声言った。

「ナンダ!?ソレハァッ!?」

俊也にも何が起きたのかわからなかった。

いったい何が起きたんだ?

またあの光が俺を助けてくれたのか!?

するとその光は俊也に問い掛けた。

――今は、逃げるん、だ・・・――

その声が聞こえたあと光はまた俊也の胸の中に戻っていった。

俊也

「に、逃げろって言ったってな・・・・」

俊也はヤツの変化に気付いていた。

ヤツは歯をガチガチと音を立てながら言った。

「ヤッパリ、オマエガカギダッタンダナ!!!!!!」

お、俺が・・・カギ?

俊也は戸惑いながら答えた。

俊也

「お、俺は知らない・・・」

俊也は近くに何か使えるものがないか、探し始めた。

何か!!

何かないのかよ!?

くそっ!

こんな時に限って・・・

こんなことならノゾミに別れを言っとくべきだったな・・。

だがヤツは待ってくれる気はないようだ。

ヤツは殺意をむきだしにして言った。

「オマエ、ツレテイク・・・イ、ケ、ド、リ!!」

そう言った瞬間ヤツがこっちに向かってくるのと俊也が見つけたのが重なった。

俊也は2、3メートル先に落ちている鉄パイプを見つけた。

くそっ!!

間に合うか!?

俊也は走って鉄パイプを拾いに行った。

ガキンッッッ!!!

「!!!!??」

俊也

「っ!!」

俊也はどうにか鉄パイプを両手で持ちヤツの左腕をなんとか防いでいる。

ぐっ・・・や、やばいな。

もう一発来たら・・・

俊也が手にしている鉄パイプはすでに一発目でかなりへしゃげていた。

だが考える暇をくれる気はヤツにはないようだ。

「ア、ガクナァッ!!!!!!」

ヤツはもう一度左腕を振り上げた。

俊也

「っ!!!!!!」

俊也はその振り上げた一瞬、直感で体が動いた。

ドゴンッッッ!!!

ヤツの左腕は地面にめり込んでいた。

「ド、コダ??・・・・」

俊也はかろうじの所でヤツの股の間を転がり躱していたのだ。

俊也

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・」

ぐっ、今のはなんとか躱せたけど・・。

てか高校の柔道の授業やっといよかったぁ・・・

だが、次はどうする?

俊也は右手に持っている鉄パイプを見た。

これじゃ、ヤツを倒すのは無理があるな・・・

俊也がヤツに向き返った瞬間やつの左腕が横振りに俊也の左前方に迫っていた。

俊也はどうなるかわからなかったが持っていた鉄パイプを左手に持ちかえ右手を添えて防ごうとした。

バキンッッッッ!!!!

という音ともに鉄パイプは木のように一瞬のうちに折れ、俊也はそのまま腹部にヤツの拳をもろにくらった。

俊也

「ぐあぁああっっ!!??」

俊也はそのままかなり遠くまで吹き飛ばされどこかの家の壁に叩きつけられた。

俊也は声になりそうにない声を出した。

俊也

「がっ・・・・・・・・・・・」

俊也の意識は今にもなくなりそうになっていた。

あー視界がぼやけてきた・・。

これ前にもあったな・・・

俊也は腹を両手で触りその手を見ると血で真っ赤になっていた。

ははっ・・・こりゃ出血多量で死ぬかもな・・・

それに体の感覚が無くなっていく・・・

痛みを感じない・・・

感じない・・か。

俊也は体の力をすべて目に使ってヤツを見た。

ヤツはゆっくりとこちらに近づいてくる。

すこし笑っている気もする。

俊也は上を見上げた。

あー死ぬ前に青空が見たかったなぁ・・・

あ、でも連れていくとか言ってたし・・・

殺されないにしてもこのままじゃ自然に死んじゃうな。

そして俊也の前に人影が現われた。

俊也はおもむろに前を向いた。

そこにいたのはノゾミだった。

俊也は思わず目を見開いて言った。

俊也

「の、ノゾミッッ!!??」

俊也は先程まで感じなかった痛みが急に押し寄せてきた。

俊也は口から血を吐いた。

俊也

「がっぁ!!・・・・・」

するとノゾミが言った。

ノゾミ

「俊也ぁあぁ!!!大丈夫!?」

俊也は擦れた声で言った。

俊也

「へ、平気な・・・わけ、な・・い、だ・・・ろ?」

俊也の腹からは血が出続けていた。

ノゾミは必死にその血を止めようと両手で押さえた。

ノゾミ

「止まって・・止まってよ!お願いだから!!」

俊也は口を開こうにも体がもう言うことを聞かず、痛みしか感じられない。

俊也は迫ってくるヤツがすでに10メートル近くまで来ているのに気が付いた。

俊也は最後の力を振り絞ってノゾミの肩に手を置いた。

ノゾミはそれに気付いて聞いた。

ノゾミ

「に、逃げろなんていわないでよ!!バカッッ!!」

俊也はノゾミがずっと震えているのに気が付いていた。

強がりやがって・・バカ女・・・・

俊也は見せれる限りの笑顔を作って言った。

俊也

「あ、り、が・・とう・・な・?ノ、ゾミ・・!!」

その言葉を聞いたノゾミの目からは大粒の涙が流れていた。

ノゾミ

「ひっく・・ひっ、バ、バカァ・・・何言って、るのよ!俊也ぁ・・・!!」

俊也の目からも涙が流れていた。

それは悲しみの涙ではなく、悔しみの涙だった。

二人が泣いているとヤツがすでに目の前に立ちはだかっていた。

ヤツは冷たく言い放った。

「ハナシハオワッタカ?ニンゲン。」

ノゾミは後ろを振り返りヤツを睨み付けて言った。

ノゾミ

「あんたが・・・・俊也をっ・・・・!!!!」

ノゾミはどこからか取り出した銃(?)に近いものを両手でヤツに向けて構えていた。

するとヤツは不思議そうに言った。

「ソンナモノデ、オレヲヤレルトオモッテイルノカ?」

ノゾミは叫んだ。

ノゾミ

「あぁあぁああっ!!!!!!」

その瞬間ノゾミの持っている銃(?)が輝きだした。

俊也はその輝きを見て思った。

あの光・・・

あの時俺を助けてくれた光に似てる・・・

ノゾミは銃(?)の引き金を引いた。

パンッッ!!!!!

その銃(?)から放たれた弾(?)は輝きを帯びながらヤツに電光石火の速さで向かっていった。

するとヤツの腹の辺りに当たった瞬間花火のように弾けた。

バンッッッ!!!!

ヤツは意外にもその場で膝を付いた。

ドスン・・・・

「バ、バカナ!?・・・ニ、ニンゲンゴトキガコンナチカラヲモッテイル・・ダト??」

俊也はちょっと驚きながらも思った。

へっ調子に乗ったのがお前のミスさ・・・

するとノゾミは俊也の方を向き言った。

ノゾミ

「今のうちに逃げなきゃ!!」

俊也

「な、なんで・・さ?それがあれ、ば・・やつを・・・」

ノゾミは遮るように言った。

ノゾミ

「私の力じゃ一発が限度なの・・・」

俊也は複雑だったが答えた。

俊也

「じゃ・・あ、い・・っしょに逃げ、よう?・・ノゾミ・・・?」

ノゾミは涙を拭いながら頷いた。

だが次の瞬間、俊也はノゾミを抱き締めた。

ノゾミはあわてて

ノゾミ

「ちょっ!?と、俊也ぁぁっ!?」

そして俊也はノゾミを抱き締めたまま、ノゾミと俊也のいた位置を逆にした。

ザッ。

その瞬間

ドズッッ。

ノゾミは我が目を疑った。

なんとヤツの機械(?)らしき左腕が俊也の体を貫通し、腹の部分に突き出ていた。

ノゾミ

「と、・・・し、や・・・・?」

俊也は口から血を流しながらも言った。

俊也

「だ、いじょ・・う・・・ぶか??ノゾ――――」

俊也は言ってる途中にノゾミの方に倒れこんだ。

ドサッ。

ノゾミは倒れこむ俊也を支えながら言った。

ノゾミ

「俊也??・・・・ど、どうしたの・・・?」

俊也の返事はない。

ノゾミ

「なんか喋ってよ・・・・ねぇ?・・」

ノゾミは俊也の体がどんどん冷たくなっていく。

するとヤツが腹を右手で押さえながら立ち上がり言った。

「ソ、ソイツヲ・・・ワ、タセ!!」

ヤツはそう言い終わると左手を振り上げた。

ノゾミは叫んだ。

ノゾミ

「俊也ぁぁぁぁっ〜!!!!!」

すると振り下ろされた左腕が弾き返された。

バチッッ!!!

ノゾミは言った。

ノゾミ

「と・・・・し・・や??」

俊也の体は光に包まれて輝きを放っていた。

第12話につづく

今から、寝落ちするまでアップしてみます…

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