第62話 〜ヤオ〜
またやってきました。
しばらくお付き合い下さいませ。
とりあえず三人とヤオは101号室にいる。
千夜
「なっ・・・・」
ノゾミ
「これは・・・・」
アメス
「狭いです・・・」
その部屋は下駄箱は人一人通れるぐらいで、そこからまっすぐ2メートル行き右にトイレがある。それを通りまた2メートル進むと五畳半程の部屋がありベランダが一つ何故か割れた花瓶がある。、それにクローゼット。その中には人数分の布団があるだけの質素過ぎる男女が共同生活するにはあまりにも狭すぎる部屋だった。そして補足だがベランダから見えてる外は何故か夜になっていた。
ヤオ
「あ、あれはさっき準備してて急いで下駄箱に行こうとしたら割っちゃって・・・」
千夜
「ふーん・・・」
ノゾミ
「そして何でいつのまにか夜?」
アメス
「確か塔に入る前は夕方くらいでしたが・・・」
ヤオ
「?この中は時間軸がずらしてあるから早いんですよ?聞いてなかった?」
千夜
「そーいやそうだった。」
ヤオ
「と、とりあえず三人共座りますか?」
四人は適当な所に座った。
ノゾミ
「で?」
アメス
「どうしたんです?」
千夜
「何でこいつ、と同じ部屋なんだ、ってことだろ?」
ヤオ
「すみません・・・・」
ノゾミ
「ちょっと千夜本音言わなくても・・・」
アメス
「そうですよ!いくら男の子と同室なのが嫌だからって・・・」
千夜
「アメスも言ってんじゃん。」
ヤオ
「僕、教官に言って替えてもらって来ます・・・」
ヤオが立ち上がろうとした瞬間
千夜&ノゾミ&アメス
「「「ちょっと待ったぁぁぁ!!!!????」」」
ガッ!!
三人はヤオの腕を掴んだ。
ヤオ
「三人共無理しないで下さい。」
千夜
「いや、その無理とかじゃなくて・・・」
ノゾミ
「そのさっきは・・・」
アメス
「言い過ぎました!!!」
千夜&ノゾミ
「「ましたぁぁ!!」」
ヤオは渋々行くのをやめ、座った。
ヤオ
「はぁ・・・・・」
千夜
「そんなショック受けなくても・・・」
ノゾミ
「そ、そうよ!?逆に考えればあんた今ハーレムよ?」
ヤオ
「えっ・・・・?」
ヤオはやっと自分が女子に囲まれている状況になっている事を思い出した。
その瞬間ヤオの顔は(見えている所)が赤くなった。
アメス
「ヤオ・・・・君・・?」
ガー、ダンッッ!!
ヤオは物凄い勢いでクローゼットに入った。
千夜
「やっと気がついたか。」
ノゾミ
「そーいえば上がり君だったね?」
アメス
「ヤオ君?大丈夫ですか・・・?」
ヤオ
「・・・・な、な、な、んとっ、・・・か・・・」
千夜
「ありゃダメだな。」
ノゾミ
「あ!そういえばここってお風呂がない・・・」
アメス
「言われてみれば・・・」
ガー。
ヤオ
「お風呂なら三回の大浴場にあるよ。」
ダンッッ!!
ヤオは扉を半開きにして伝えたらすぐにまた閉めてしまった。
千夜
「なぁ、もう夜なら行こ?」
ノゾミ
「う、うん・・・・」
ノゾミはあんまり乗り気ではないようだ。
アメス
「そうですね!!」
そう言うと三人は立ち上がった。
千夜
「じゃあ私ら行ってくるから。」
ノゾミ
「また後でね?」
アメス
「また後でです!!」
ガチャ、バタン。
三人はそういうと部屋から出ていった。
ガー、ダン・・・・。
ヤオはゆっくりクローゼットから出て床に座った。
ヤオ
「はぁ・・・・」
千夜
「帰ってくるまでに布団敷いといてね?じゃ。」
ガチャ、バタン。
ヤオ
「・・・・自分勝手なやつらだな・・・」
―・・・・・・・・―
ヤオ
「あぁ、心配ない。」
〜 大浴場 〜
三人は脱衣所にいた。
千夜
「さて、と・・・人がいないとは淋しいわね。」
ノゾミ
「そ、そうね・・・」
ノゾミはどこかで安心したような顔をしていた。
アメス
「もうみんな入り終わっちゃったんですかね?」
千夜
「まっ、しゃあないな。とりあえず脱ぐか。」
千夜は意外と早着替え?早脱ぎというか一瞬にして脱ぎ終えた。
千夜
「二人共、おそい!!」
ノゾミ
「せ、急かさないでよ!?」
ノゾミは耳が真っ赤になっていた。
アメス
「よい、しょっと。千夜さん。終わりました!!」
千夜
「前もそうだったけどノゾミは服脱ぐの遅いよね?」
アメス
「そうなんですか?」
ノゾミ
「う、うるさいうるさいっっ!!!!」
ノゾミの顔は真っ赤だ。
千夜
「顔真っ赤!!」
アメス
「?」
ノゾミはやっとこさで脱ぎ終えた。
千夜
「・・・さすがね・・・」
アメス
「感服です・・・」
二人はノゾミの容姿に見惚れている。
ノゾミ
「ちょっ!?そんなに見ないでよ!!」
ノゾミは反射的に体を隠す。
千夜
「何で隠すのさ?」
アメス
「恥ずかしいんですか?」
ノゾミ
「うるさいうるさい!!」
ノゾミは憤慨しながらお風呂に向かった。
千夜
「ちょっ!?ノゾミ」
アメス
「ノゾミさん」
二人は憤慨するノゾミを追いかけた。
チャプン・・・
三人は優雅に湯に浸かっている。
千夜
「気持ちぃ」
ノゾミ
「む・・・・」
アメス
「そんなに膨れてたら疲れが取れませんよ?」
ノゾミ
「む・・・・」
千夜
「きゃきゃきゃきゃ!!おもしろい!!」
アメス
「あはは!!何だかあたしも可笑しくなってきました!!」
ノゾミ
「何よ、二人して!!」
千夜
「天然ちゃんはいいね」
アメス
「憧れます・・・」
ノゾミ
「憧れないでよ・・・」
千夜
「しっかしノゾミのそれ、大っきいね」
千夜は視線を送る。
アメス
「本当です」
ノゾミ
「そ、そんなことないって!?」
千夜
「またまたぁ謙遜しちゃってさぁ?」
肘で突く千夜。
アメス
「あ、あの、ノゾミさん?」
ノゾミ
「ちょっ!?千夜!!・・・って何?アメス?」
アメス
「その・・・・さ、触ってもいいですか?」
その言葉で空気が一瞬止まったようだった。
ノゾミ
「・・・・はっ!!何言ってんの!?アメスはそんなキャラじゃ・・・・」
千夜
「・・・アメス!!今よ!!」
ガシッ!
千夜はノゾミの後ろにまわり腕を押さえた。
ノゾミ
「ちょっ!?千夜、こらぁ!?」
ノゾミはもがくが千夜は何とか持ちこたえる。
アメス
「し、失礼します!!!」
アメスは人指し指でそれを突いた。
ぷにっ。
ノゾミ
「ひゃぃ!?」
ノゾミは変な声をあげた。
千夜
「私も触る」
千夜はノゾミの隙を付き後ろから鷲掴みにした。
ぷにぃ。
ノゾミ
「ふぁっ!!??」
千夜
「わぁ!!すっごい!!」
アメス
「あたしも触るです!!」
再度突くアメス。
ノゾミ
「ひぁっ!?あ、あんた達いい加減にしろっ!!」
ノゾミは二人を振り払った。
千夜
「わ、悪かったよ!!ノゾミ」
アメス
「つい・・・すみません。ノゾミさん」
ノゾミ
「もう知らない!!私先上がるからね!?」
ザバァーン。・・・ガラガラ、ガシャン!!!
ノゾミは入る時以上に憤慨しながら出ていった。
千夜
「・・・・・・・」
アメス
「・・・・・・・」
千夜
「・・・怒っちゃった。」
アメス
「はい・・・・」
千夜
「どうしよう?」
アメス
「謝りましょう。」
千夜
「そだな。」
ガラガラ、
ノゾミ
「早くしてよっ!!二人共!!」
ガシャン!!
千夜
「・・・・・」
アメス
「考えすぎ、のようですね?」
千夜
「だね?さっ、私らも上がろっか?」
アメス
「はい!!!!」
二人は脱衣所に向かった。
ガラガラ・・・ガシャン。
千夜
「ちぃーす!!」
アメス
「どうも。」
ノゾミ
「もうっ!!早く着替える着替える!!」
ノゾミはすでに寝巻を着ていた。
二人もそれぞれの寝巻を取り出した。
千夜
「ん、しょっ・・・しっかし脱ぐのは遅いのに着るのは早いんだな?」
ノゾミ
「別に!!いいでしょ?どーでも。」
アメス
「ノゾミさんって本当は早着替えですか?」
ノゾミ
「普通よ、普通!!」
そうこうしてる間に二人も着替え終わったようだ。
千夜
「さてと、行きますか?」
アメス
「はいです!!」
ノゾミ
「まったく・・・誰を待ってたんだかわからなくなるわ・・・・」
三人は五階の部屋に向かった。
千夜
「はぁ、やっと着いた。」
ノゾミ
「何でこんなに遠いわけ?」
アメス
「うぅ、ちょっと寒くなってきましたし早く部屋に入りましょう?」
千夜
「確かに。」
ノゾミ
「言われてみれば。」
三人は鍵が掛かっていないドアを開けた。
ガチャ、バタン。
千夜
「たっだいま〜」
ノゾミ
「帰ったよ〜」
アメス
「帰りました〜」
するとヤオが迎えに来た。
ヤオ
「あ、ふ、布団敷いときました、で、ではっ!?」
ガー、ダンッッ。
三人は進むと三人の布団が綺麗に敷いてあった。
千夜
「あれ?」
ノゾミ
「ヤオのは?」
ヤオ
「僕、ここで寝ますからいいです。おやすみなさい。」
アメス
「なんか悪いですね?」
千夜
「ふぁ、眠い。寝る。」
千夜は真ん中の布団に倒れるように潜った。
ノゾミ
「はぁ、私達も寝ますか?」
ノゾミは奥へ、アメスは手前の布団にゆっくり入った。
ノゾミ&アメス
「「おやすみ。」」
二人、四人は長い一日の眠りについた。
第63話へつづく
諸事情であげれるだけあげてきます。




