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第60話〜友達〜

落下する3人の運命や、そして塔の話しはこれで終わりになります。

ヒュウ・・・――――――

千夜&ノゾミ&アメス

「「「あぁぁぁあぁぁ・・―――――――」」」

三人はとりあえず落ちている。

千夜

「ア、メス!?こ、この後はどうすんの!?」

アメス

「え・・・・・?」

ノゾミ

「まさか考えてなかったの!?」

アメス

「なんとかなると・・・・」

千夜&ノゾミ

「「なるわけないだろぉ!!??」」

アメス

「ど、どうしましょう・・・・?」

千夜

「くっ・・・・」

ノゾミ

「あ!そうだ!!」

千夜

「何か思いついたか!?」

ノゾミ

「この作戦はあいつ、次第だから・・・」

アメス

「あ、い、つ・・・?」

千夜

「な、何でもいいから早く教えろっ!!」

ノゾミ

「いい?、・・・――――」

ノゾミは作戦を説明した。

そんな余裕はないはずなのだが・・・

ノゾミ

「・・だからあいつ、の力が必要なの。」

千夜

「と、いうよりすべて。あいつにかかってるな。」

アメス

「大丈夫です!!きっとやってくれます!!」

ノゾミ

「ってそろそろかしら・・・?」

三人と地面までの距離はおよそ100メートル程まで落ちている。

アール

「おぉ!?何だ何だ!?」

三人が落ちてきているのにあいつ、が気付いたようだ。

ノゾミ

「いい?作戦通り頼むわよ!?」

千夜

「仕方ない・・・」

アメス

「アールさぁん!!助けて下さい!!」

ノゾミ

「アール!!お願い!!」

千夜

「くっ・・・た、頼む・・!!」

アール

「た、助けるったってオイラに何が・・・?」

三人と地面までは後およそ50メートル。

ノゾミ

「あ、アールのその伸びる腕で私達を受けとめて!!」

アール

「えー・・・嫌だ。オイラが何でそんな事しなきゃいけないんだ。」

ノゾミ

「なっ・・・・!?」

アメス

「そ、そんなぁお願いしますよ!?」

アール

「面倒臭い。」

三人と地面の距離は20メートル。

千夜

「おい。」

アール

「んだよ、オイラは助けな・・――――」

千夜

「殺す。」

アール

「あ?」

千夜は鉄の棒を取出し二人の前に来た。

千夜

「あぁぁぁぁぁあ!!!!」

ゴォォ・・・・ン!!

アール

「がっ、・・・ぁ・・」

千夜の振り下ろした棒は見事にアールの頭にめり込み偶然か、それにより三人の落下速度は落ちたようだ。

ドサッ!!

千夜

「ふしゅ〜〜・・・・」

ノゾミ

「痛たた・・・・」

アメス

「助かったみたいです・・・・」

アール

「って、何すんだや・・――――」

千夜

「はぁぁ?てめぇがさっさと助けなかったからいけないんだろ?」

アール

「そんなんオイラの知ったこっ・・――――」

千夜

「何何?まだやられ足りない?そうかぁ・・・」

チャキ・・・・・

千夜は棒を構える。

アール

「い、いや!?助けなくてすんませんでしたぁ!!」

アールは土下座した。

千夜

「まぁ、今回はお前のお陰だから許してやる。」

アール

「ふぅ・・・・で、何なんだが、なんで上から落ちてきたんだ?」

ノゾミ

「実はあの後・・・―――――」

ノゾミはアールと別れた後の話しを聞かせた。

ノゾミ

「・・――と言うわけなのよ。」

アール

「は?君達階段あったのにそんなことしたの?」

千夜

「階段はなかったわよ!?」

アール

「いや普通に真ん中辺りから階段があったんだがなくなったか・・・?」

ノゾミ

「確かにあんまり探してないから・・・・」

アメス

「すみません・・・あたしが早とちりしちゃんたから・・・」

千夜

「いや、アメスは悪くないって、むしろ悪いのは・・・・」

アール

「えっ?何そのオイラが言い忘れてたのがいけないみたいな目は・・・」

千夜

「当たり前だろ?どう考えても堅物が悪い。」

ノゾミ

「私も賛成。」

アール

「まぁ、しょうがないだろ?本来なら階段が消える謎すら言っちゃいけないんだからよ?」

千夜

「えっ・・・?」

ノゾミ

「つまりそれって・・・」

アメス

「あの幽霊さんとの約束を破ったってことじゃ・・・」

アール

「まっ、そゆことだな。」

千夜

「い、いいのかよ・・・大事な約束なんじゃないのか?」

アール

「おっ?千夜が心配か?」

千夜

「ばっ!?勘違いしないで!?」

アール

「へっ、そろそろ時間のようだ・・・」

アールの体が少しづつ透明になっていく。

千夜&ノゾミ&アメス

「「「なっ・・・!!?」」」

アール

「ん?どうした。」

千夜

「だってお前・・・」

ノゾミ

「体が・・・」

アメス

「消えてる・・・」

アール

「そりゃそうさ。約束を破ったらここにはもう入られない。」

千夜

「そ、んな・・・」

ノゾミ

「な、何で何でっ―――」

アメス

「約束を破ったんですか!!?」

アール

「さぁな?オイラにもわからねぇ・・・」

アールの体は既に下半身はなくなっている。

千夜

「ざけんなっ!!お前こうなることがわかってて・・・!!」

アール

「・・・・・・」

ノゾミ

「何で、何で言ったりしたのよ!?」

アール

「・・・・単純に、君達が気に入ったから、かな?」

アメス

「気に入った・・・・?」

アール

「ここにくるやつらは皆オイラを壊そうとしかしねぇ・・・けど君達は違った。オイラと話してくれた、オイラとケンカもしてくれた、オイラはそれが嬉しかったんだ・・・・だ、か・・・ら・・・」

アールはもう頭以外が消えてなくなっていた。

千夜

「く・・・そぉ・・・」

ノゾミ

「消えないで・・・」

アメス

「せっかくお友達になれたのに・・・・」

三人はそれぞれ悲しみの涙を流していた。

アール

「友達・・・かぁ。オイ、ラ達はずっ、・・と・・・友・・・――――」

シュウ〜・・・・・

アールの姿は銀の塵になって風に舞う。

千夜&ノゾミ&アメス

「「「アァールゥゥゥ!!!!!!!」」」

ドシャァ・・・・

三人はその場に崩れ落ちた。

千夜

「くそぉ、くそぉ・・・」

千夜は拳を握りしめた。

ノゾミ

「まだ、まだ・・・会ったばっ、かり、なのに・・・」

アメス

「こんなの・・・な、し、で、す・・・・」

三人が嘆いていたその時

ガタン・・・・・!!

千夜&ノゾミ&アメス

「「「!!!???」」」

塔の扉が開き強い日差しが差し込む。

???

「君達。オイラは死んで何かいないよ?」

そこにいたのは紛れもない。アールだった。

千夜&ノゾミ&アメス

「「「アール!!!!!」」」

三人はアールに駆け寄り抱きついた。

アール

「おいおい!?どうしたんだよ?三人、共。」

千夜

「うるさいうるさい!!」

ノゾミ

「あんたがここにはいられないって言うから・・・」

アール

「そうだが?ここの仕事は首になっちまって強制的に外に出されてよぉ・・・まったくアニキスさんもひどいぜ。」

スゥ〜・・・・

アニキス

『ふふっ、約束を破る貴方がいけないのですよ?』

アメス

「し、仕事?く、首?」

アニキス

『はい。この人は私が雇った番人のような人ですから。ふふふっ。』

千夜

「そーゆことは」

ノゾミ

「先に」

アメス

「言ってください!!」

三人は笑顔でアールを睨んだ。

アール

「だ、だからそれも約束で言えなかったんだよ!?」

アニキス

『あら?そんなこと、約束の中にはなかったわよ?』

アール

「ちょっ!?そこは空気を読んで嘘を・・・」

アニキス

『私は嘘は嫌いですから。ふふふっ・・・』

千夜&ノゾミ&アメス

「「「アァール・・・・」」」

三人は立ち上がり各々の武器を構えた。

アール

「い、嫌ね?これには深い訳が・・・――――」

千夜&ノゾミ&アメス

「「「言い訳無用(です)!!」」」

バキッ、バキッ、バキッ!!!!

アール

「し、死ぬぅ〜・・・」

アニキス

「嘘を付くからそんな目に合うのですよ?」

千夜

「さてとっ、それで私達は戻ってきたわけだが・・・」

ノゾミ

「こんなんでいいんですか?」

アメス

「合格ですか!?」

アニキスに詰め寄る三人。どうやら幽霊恐怖症は克服したみたいだ。(そんなものがあったかは定かではない。)

アニキス

「と、言うよりも私の姿が見えてさらに声まで聞こえていた時点で合格だったのですよ?」

千夜&ノゾミ&アメス

「「「はぁあぁぁあ!!?」」」

千夜

「じゃあ」

ノゾミ

「何で」

アメス

「この塔の」

千夜

「頂上まで」

ノゾミ

「行かせたり」

アメス

「したんですか!?」

アニキス

「娘に言われてるから仕方なかったのよ・・・」

千夜&ノゾミ&アメス

「「「マリー教官が??」」」

アニキス

『娘は恐いから・・・』

アニキスは涙を流した。

千夜&ノゾミ&アメス

「「「た、確かに・・・」」」

アール

「噂をしてれば・・?」

庭の方から生徒を連れたマリー教官がこちらに向かっていた。

マリー

「おっ?やっと出てきたわね?」

千夜

「そいつらは?」

マリー

「ふふっ、面倒だから全員合格にした。」

千夜&ノゾミ&アメス

「「「(わ、私達の苦労は一体・・・)」」」

第61話へつづく

無事合格し、スタート地点に立った3人と仲間たち、行く先に待つものは…

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