第58話 〜不絶〜
3人と一体のやり取りは続く…
アメス
「オイラさんでいいんですか!?」
オイラさん?
「もう知らない・・・」
千夜
「てかそれじゃ・・・」
ノゾミ
「私達が呼びにくい。」
アメス
「そうですか?あたしはいいと思うけどなぁ・・・」
オイラさん?
「じゃあそれぞれ呼びたい名前で呼べばいいだろ!?」
千夜
「だがそうなると・・・いろいろ困るって言ってるよ?」
ノゾミ
「誰が?」
千夜
「それは・・・言えない。」
アメス
「き、気になります!!」
千夜
「とにかく、だ。何か一つに決めてほしいってさ。」
謎のロボット
「まったく自分勝手なやつめ・・・」
ノゾミ
「本当ね!」
アメス
「まったくです!」
千夜
「君ら私じゃないからね?断じて違うからね?」
謎のロボット
「・・・・・・」
ノゾミ
「・・・・・・」
アメス
「・・・・・・」
二人と一個?は千夜に冷たい視線を浴びせた。
千夜
「ぐっ・・・わかってるだろうな?後でボコボコだからな?」
千夜は三人以外の誰かに向けて言った。
謎のロボット
「それじゃオイラの名前を改めて決めよう!!」
ノゾミ&アメス
「「おぉぉぉー!!」」
千夜
「・・・・・・」
ノゾミ
「確か最初に言ってたのがR71何とか、だったよね?」
アメス
「R71・・・うん。何にも思いつきません・・・」
ノゾミ
「ちょっと!!千夜も考えてよ!!」
千夜
「・・・・・・」
しかし何か大切な事を忘れてる気が・・・
何だっけ?
思い出せない・・・
千夜は考え事をしていて聞こえていないようだ。
アメス
「千夜さん!!どうしたんですか?」
千夜
「・・・ん?、あ、あぁ、何だ?」
謎のロボット
「何だとは何だ!!ちゃんとオイラの名前を考えろよ!?」
千夜
「すまない、忘れてた。」
ノゾミ
「まったく・・・で、何か思いついたんでしょうね?それだけ考えて一つもないわけは・・・」
ノゾミは千夜に言い寄る。
千夜
「そ、そんなわけないよ!?」
アメス
「何ですか!?」
アメスも千夜に言い寄る。
千夜
「あ、あれだ、その・・・アール、アールでどうだ!?」
二人と一個?
「「「アール????」」」
二人と一個は同時に首を傾げた。
千夜
「だ、ダメか・・・?」
ノゾミ
「どうなの?」
アメス
「どうですか!?」
謎のロボット
「・・・アール、い、いいんじゃないか?オイラっぽいし。」
千夜
「まぁ、決まってよかった。」
ノゾミ
「でも私達どうして名前なんか考えてたの?」
アメス
「あれ?何ででしたっけ?」
アール
「オイラもわからない。」
千夜
「確か先に名乗れとかからじゃない?」
二人とアール
「「「それ(です!!)だ!!」」」
千夜
「じゃあ私らが名乗る番ってことか。」
ノゾミ
「だね。」
アメス
「です!!」
アール
「で?君達の名前は?」
千夜
「柳本千夜。」
ノゾミ
「希望よ。」
アメス
「アメス=カーフルです!!」
アール
「柳にノゾミにアメス・・・よしっ!!覚えた!!」
ノゾミ
「やったね!!」
アメス
「やったです!!」
千夜
「やっ・・・ってねぇ!!明らかに私の認識だけが二人と違う!!」
アール
「そこは」
ノゾミ
「気にするとこじゃ」
アメス
「ないです!!」
千夜
「こ、こいつら・・・まだ会ったばっかしのやつともう息ぴったし・・・」
アール
「まぁ柳は駄目だな。」
ノゾミ
「千夜!頑張!!」
アメス
「千夜さん、頑張です!」
千夜
「どこをどう頑張れと?」
アール
「そんなことはさておき二人は何故こんな所に?」
ノゾミ
「そうなの、さっきからそれが思い出せなくって・・・」
アメス
「何で来たんですかね?」
千夜
「私は無視か。」
アール
「大方、アニキスさんに言われて来たんだろ?二人、は。」
ノゾミ
「そうだった!!」
アメス
「ってアールさんはアニキスさんとお知り合いですか?」
千夜
「ぐっ・・・最後に強調させなくとも・・・」
千夜はかなり無視されている事に苛立ちを隠せなかった。
アール
「そりゃそうさ、オイラはあの人が、今は幽霊のようなものだが創ってくれたんだからな。」
千夜
「えぇぇぇ!!??」
ノゾミ&アメス
「「え、えぇぇぇ!!??」」
二人はわざとタイミングをずらした。
千夜
「・・・・・」
プ、チッ・・・・!!
ノゾミ
「今なんか音がしたような・・・?」
アメス
「何かが切れたような感じでした。」
千夜
「二人共、ちょっとこっちへ。」
ガッ。
千夜は二人の肩を掴んだ。
ノゾミ&アメス
「「へ??」」
バキッ!!ドゴッ!!ドスッドスドス!!・・・ガガッ!!・・・ヒュウン!!ベキベキッ!!・・・ドドドドドド!!!!
千夜
「二人共、今後は気を付けるよーに。」
ノゾミ
「ぷひゃい・・・」
アメス
「ぱぴまぺん・・・」
二人の姿はボッコボコのギタンギタンだった。
アール
「やな・・・じゃなくて千夜さん。さっきはまじですいませんでした・・・」
千夜
「おぉ・・・そーいや堅物もいたなぁ・・・」
千夜はじりじりとアールに歩みよる。
アール
「ひぃぃぃぃぃぃ!!!???ど、どうか命だけはかんべっ・・・―――」
バッ、キッッ!!!!
千夜
「うっさい、黙れ堅物。」
千夜は問答無用の蹴りを入れていた。
アールは塔の端まで蹴り飛ばされて倒れていた。
千夜
「おぉい、堅物。聞きたいことあるからこっち来い。」
アール
「かっ・・・はっ!!い、今行きます!!」
ヒュン・・―――
アールはタイヤらしきものを急回転させ千夜の前に来た。
キキィー!!
アール
「何でしょうか!!」
千夜
「よしっ。とりあえず二人共起きて?」
二人はヨロヨロと立ち上がる。
ノゾミ
「本当すいません・・・」
アメス
「でしゃばりました・・・」
千夜
「?もう怒ってないから普通にしてよ?」
ノゾミ
「うん・・・」
アメス
「です・・・」
アール
「で何が聞きたいんだ?」
千夜
「聞きたいことは三つある。」
アール
「オイラが知っている事なら答えるぜ?」
千夜
「まず一つ目はここに来たはずの少年について、だ。」
ノゾミ
「それって・・・」
アメス
「ヤオ君の事ですね!?」
アール
「あぁ、あいつか・・・」
千夜
「やっぱり知ってる・・・教えて?あいつは頂上に行ったの?」
アール
「あいつは・・・・いや、君達は関わらない方がいい。」
千夜
「どういう・・・こと?」
アール
「オイラが君達に言える事は一つ、あいつには関わるな。」
ノゾミ
「だから何でよ?」
アメス
「アールさん、教えてください!!」
アール
「悪い、それだけは言えない。言ったら君達にも危険が及ぶ・・・」
千夜
「どうしても言う気がないんの?」
アール
「あぁ・・・」
千夜
「ならいい。」
アール
「は?」
千夜
「二つ目はこの塔の頂上への行き方、だ。」
アール
「・・・・あ、あぁ・・この塔の頂上への行き方は少し面倒臭いから最後に言う。」
千夜
「そう・・・なら三つ目はこの塔の頂上には何があるの?」
アール
「この塔の頂上にある物、それは行ってみなきゃわからない。」
千夜
「どうゆうこと・・・?」
アール
「あそこにある物はそれぞれ違う。」
アメス
「それってつまりあるかないかもわからないって事ですか?」
アール
「鋭いな。」
ノゾミ
「じゃあ頂上に行って自分で確かめろって事よね?」
千夜
「そのようね。」
アメス
「なら行き方を教えてください。」
アール
「あの頂上に行くにはあの螺旋状の階段を昇る。」
千夜
「・・・・・・」
ノゾミ
「・・・・・・」
アメス
「・・・・・・」
千夜&ノゾミ&アメス
「「「それだけ!!??」」」
アール
「そうだか?」
千夜
「はぁ・・・」
ノゾミ
「アールって実際は」
アメス
「何にも知らないに近いですね?」
アール
「十分教えたつもりなんだが・・・?」
千夜
「まっ、行くか?」
ノゾミ
「そだね!!」
アメス
「アールさん、それじゃ!!」
三人は螺旋階段を昇り始めた瞬間
アール
「あ、そーいやその階段は・・・――――」
千夜&ノゾミ&アメス
「「「は???」」」
三人が10段程昇った時
ボコンッッッ!!
三人の歩いていた階段がいつのまにか消えていた。
千夜&ノゾミ&アメス
「「「はひぃ!!??」」」
ヒュ〜・・・ドォォォン!!
三人は見事に地面に叩きつけられた。
アール
「・・―――消えるから気を付けろよ?って遅かったか・・・」
千夜&ノゾミ&アメス
「「「ざけんなっ!!??」」」
三人は普通に無事のようだ。
アール
「おぉっ、無事だったか!!怪我してないか?」
千夜&ノゾミ&アメス
「「「お前が言える台詞かぁ!!?」」」
アール
「まぁ、人間誰にでもミスはあるもんだ。」
千夜&ノゾミ&アメス
「「「お前は人間じゃねぇぇ!!」」」
第59話へつづく
まだ当分塔からは抜け出せないみたいです。




