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第47話〜兵隊〜

予感。


二人は城下町に入った。

千夜

「潜入成功だ。」

ノゾミ

「入っちゃったよ・・・」

千夜

「しっかし城下町ってすごいな!!」

そこはかなり広い一本道の大通りで人が溢れかえっている。そのうえどの家も店もたくさん並んでおり、見るからに赤い屋根の白い家というのが多い。

その時前方の人込みをくぐり抜けるやつがいた。

???

「邪魔だ!!どけっ!!」

その男は剣を振り回し強引に道を開ける。

兵士

「待てぇ!!誰か捕まえろっ!!」

その男の後ろで兵士が何人か追い掛けている。

どうやらその男は二人の方に来るようだ。

千夜

「あれが、さっき言ってた犯人?」

ノゾミ

「私達も早く避けなきゃ!!」

千夜

「ノゾミ、捕まえるわよ?」

ノゾミ

「はぁ!?相手は剣よ!?勝てる見込みだってないのに・・・」

千夜

「その点は大丈夫!!いい?・・――――」

千夜は作戦をノゾミに伝えた。

ノゾミ

「そんなので平気?」

千夜

「躱されたらボコボコにするまでよ!!」

ノゾミ

「はぁ・・・どうなっても知らないんだから!!」

二人にその男が迫る。

???

「道を開けろぉぉぉ!!」

千夜&ノゾミ

「「どうぞ。」」

二人は左右に避けた。

ドカッ!!

???

「ぬわぁっ!!?」

ドシャァー。

男は何かにつまづき転んだ。

ノゾミ

「まさか、本当にうまくいくなんて・・・」

二人は左右に避けたと見せ掛け鉄の棒を使い男を転ばしたのだ。

千夜

「ね?うまくいったでしょ?」

???

「ガキが・・・・」

兵士

「黙れ!!貴様に逃げ場などない!!」

兵士は倒れている男を囲んだ。

???

「貴様等、雑魚に俺は捕まえられない!!」

男は立ち上がり剣を構えた。

兵士

「構わん!!かかれぇっ!!」

兵士は全員で一斉に掛かった。

ザザッ!!

???

「早速使わせてもらうか、焼け、(バーニング)!!」

男は自分の下にそれを投げた。

ヒュッ・・―――

その瞬間、男の周りには物凄い熱量の炎が現れ兵士を襲う。

ゴォォォォ!!!

兵士

「ぐわぁっ!?」

兵士は次々に炎に襲われ倒れていった。

ノゾミ

「あれは・・・・」

千夜

「銀の(バーニングクロイツ)!!??」

兵士を襲い終わり炎は男の剣に纏われた。

???

「くくくっ・・・さすがだな、これさえあれば誰にも負ける気がしない・・・」

ノゾミ

「や、やばいよ・・・」

千夜

「・・・っ。ノゾミ、やるわよ?」

ノゾミ

「無茶言わないでよ!?私達だって焼き殺されちゃうよ!?」

千夜

「けどあんなものを持ったやつを野放しにするわけにはいかない!!」

千夜は鉄の棒を構えた。

ノゾミ

「・・・恐くないの?」

ノゾミは唐突に聞いた。

千夜

「・・・恐いよ、けどここでやらなきゃ他の人が犠牲になる。そんなことはさせない、・・・」

ノゾミ

「わかったわ、千夜となら頑張れる・・・かな?」

ノゾミもゆっくり鉄の棒を構えた。

???

「!!ガキ共・・・やる気か・・・!?」

男は標的を二人にしたようだ。剣の炎が勢いを増す。

千夜

「やる気満々よ・・!!」

ノゾミ

「こっちだって好きで戦うわけないじゃない!!」

???

「なる程、その覚悟・・・この剣の試し斬りするくらいなら役に立つなぁ?」

男は剣を構えた。

千夜

「・・・いい?私達の個人の力量じゃ勝てない。けど・・――――」

ノゾミ

「連携プレー、でしょ?」

千夜

「わかってるじゃない?」

ノゾミ

「(私が剣を防ぐから千夜が一撃で決めて・・!!)」

ノゾミは小声で言った。

千夜

「(・・・頼んだわよ。)」

???

「!?、来ないならこっちから行かせてもらうぜ!!?」

男は剣を前に二人に向け走りだした。

ノゾミ

「はぁぁぁぁぁ!!!!」

ノゾミは男に真っ向から突っ込んだ。

???

「死ねぇぇぇ!!!」

ブンッ!!

ノゾミ

「はぁぁっ!!!」

ガキンッ!!

ノゾミは男の炎を纏った剣をなんとか鉄の棒で受けとめた。

???

「ふっ!!そんな棒で防げるわけないだろ!!?」

鉄の棒は男の剣により真っ二つになった。

ノゾミ

「なっ!!?」

ザッ!!

その時男の後ろに千夜が回り込んでいた。

千夜

「とっっ・・――――!?」

千夜は鉄の棒を振り下ろそうとしたが

???

「んなことだろうと思ったぜ!!」

男の剣の炎が後ろに回り千夜を襲う。

ゴォォォォ!!!

千夜

「しまっ・・・――――」

ノゾミ

「う、あぁぁぁぁぁ!!!!」

バシュ、バシュ!!!!

???

「ば、か・・・なっ・・」

ドサッ。

男の炎は消え膝をついた。

ノゾミは咄嗟に半分になった鉄の棒を両手に持ちかえやつを斬るように振り払ったのだ。

ノゾミ

「はぁっ、・・・はぁ、はぁ・・・」

ノゾミは棒を支えに膝を付く。

千夜

「ノゾミ、・・だ、大丈夫・・?」

ノゾミ

「う、・・うん。なんとか・・・ね?」

兵士

「これは・・・・!?」

駆け付けた兵士が言った。

千夜

「あ、すいません。この人、犯人らしいんで捕まえてください。」

兵士

「あ、あぁ・・・」

兵士は男を縛り上げた。

兵士

「これは・・・君達がやってくれたのか?」

千夜

「まぁ、なんというか・・・・」

ノゾミ

「私達が来た時には倒れてました。」

兵士

「・・・まぁ、わかった。だが礼を言っておこう、ありがとう。」

兵士は一礼し男を連れどこかに歩いていった。

千夜

「何で嘘を?」

ノゾミ

「いいの、変に目立つのは止めておいた方がいいと思ったからね。」

千夜

「??」

ノゾミ

「ねぇ、疲れたから少し休んでいいかな?」

千夜

「別にかま・・――――」

ドサッ。

ノゾミは倒れた。

千夜

「ちょっ!?ノゾ・・・・って寝てるし。」

ノゾミは気分よく寝ている。

千夜

「って!?こんなとこで寝るなぁ!!!」




ノゾミ

「・・・・ん?」

ノゾミはどこかの布団で寝ているようだ。

千夜は窓の外を見ていた。

どうやら既に夜になっているようだ。

千夜

「・・・・お父さん、お母さん・・・」

千夜は小言のように呟いた。

ノゾミ

「ち、よ・・・・??」

千夜

「・・・あっ!!起きた?あんた運ぶの大変だったんだから・・・」

ノゾミ

「あ、ありがとう・・・」

千夜

「あー、今日はさぁ遅くなっちゃったから宿とっといた。」

ノゾミ

「そんなに私寝てたんだ・・・」

千夜

「そ、こ、で!!相談があるんだけど?」

ノゾミは体を起こした。

ノゾミ

「相談?」

千夜

「実は、ここの宿にちょっと広めの大浴場があるらしくて久々に一緒にお風呂入らない!?」

ノゾミ

「でも、今日疲れたしこのまま寝たいんだけど・・」

千夜

「だ、か、ら!!その疲れを癒すために行くんじゃない!!」

ノゾミ

「つまり一人で行くのが淋しい、と?」

千夜

「な、何でわかったの!?」

ノゾミ

「わかったわよ。千夜には迷惑掛けたし、付き合うよ。」

ノゾミは立ち上がった。

千夜

「さっすが!!じゃ、行こっ!!」

二人は大浴場に向かった。

千夜は服を籠に入れながら言った。

千夜

「しっかし誰もいないわね?」

着替える場所には二人以外誰もいないようだ。

ノゾミも少しもじもじ服を籠に入れながら答えた。

ノゾミ

「うん、・・そだね。」

千夜

「ん??どうしたの?・・・・まさか恥ずかしいとか?」

ノゾミ

「そ、それは・・・!?」

千夜は服を脱ぎ終わりノゾミに近づいた。

千夜

「早、くっ・・・脱ぎなさい!!」

ノゾミ

「きゃ!?、ちょっ!?やぁ!?」

千夜は強引にノゾミの服を脱がした。

千夜

「わぁっ・・・綺麗・・」

ノゾミ

「あ、あんまりじろじろ見ないでよ・・!!」

ノゾミは体を少し隠した。

千夜

「別に隠さなくたっていいじゃない!?」

ノゾミ

「う、うるさいっっ!!!」

ノゾミは先に大浴場に向かった。

千夜

「あ!!待ってよ」

千夜はノゾミを追い掛けた。



チャプン・・・―――

千夜

「ふぅあぁぁ、きっもちぃぃ!!」

ノゾミ

「本当だね・・・」

二人はゆっくり湯に浸かっている。

千夜

「しっかしこんなことにまでなるとは思ってもみなかったよね?」

ノゾミ

「まぁ、急いでたわけでもないしいいんじゃない?」

その後二人はたわいもない話しをした後部屋に戻り深い眠りについた。

第48話へつづく

まだ終わらないのです。

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