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第35話〜砂漠〜

やってきたのは新たな脅威。


俊也

「あ、あれが・・・飛竜・・・・?!」

砂漠の上を飛んでいる飛竜は大きさは例えきれない程大きい。しいて言うならば牙一つで人間一人の大きさといったところだ。それを支える両翼は体の3倍程あり尾は500メートルはゆうに越えており、体は赤銅の肌で、爪は巨人のような大きさである。

俊也

「・・・・こっちに、向かってる・・・?」

千夜

「どうなってんだ!?木偶の坊!!縄張りには入ってねーぞ!?」

刃界

「わからん!!だが今はそんなことを言ってる場合じゃない!!」

俊也

「くっ・・・・」

俊也は辺りを見渡し隠れられる場所を探した。

俊也

「・・・・あ、あった!!千夜!!刃界さん!!こっちです!!」

千夜

「ちっ!!死ぬよりかましだわね!!」

刃界

「くそっ!!」

三人は俊也が見つけた岩場に隠れた。

俊也

「はぁ、はぁ、はぁ。」

千夜

「大丈夫なのか!?」

刃界

「見つかってもおかしくはない・・・」

『ギャアオォォォォォ!!!!!!!!!!!』

その時、飛竜の唸り声が鳴り響いた。

俊也

「ぐぁっ・・・・み、耳が・・・」

千夜

「頭が・・・い、痛い・・」

刃界

「このままじゃ見つかる前にこっちがどうにかなっちまう・・・・ぐぁ・・」

三人は必死に耳を押さえて音が止むのを待った。

俊也

「・・・・止まっ、た?」

千夜

「し、死ぬかと思った・・・・」

刃界

「どうやらそのようだな・・・」

飛竜は尚もこちらに近づいてくる。その距離はわずか1Kmといったところだ。

ドォォォン!!!!

俊也

「じ、地震!?」

千夜

「違う!!これは・・・」

刃界

「やつが地面に降りたんだ!!」

俊也

「それだけで!?こんな地震が!?」

ドォォォン!!ドォォォン!!!ドォォォン!!!!

飛竜の物凄い足音が地面を揺らす。

俊也

「う、わっ!?とっ!?」

千夜

「こ、れっ、て!?ちか、づい、て、来て、る!?」

刃界

「ど、うや、ら、その、よう、だな!!!」

ドォォォン・・・――――――

俊也

「止まったんですか?」

千夜

「黙ってろ。ガキ。」

刃界

「喋るな。」

三人は黙ってその場で待っていたその時

『ギャアオォォォォォ!!!!!!!!!!!』

飛竜がまた唸り声を上げた。

俊也

「これ、は・・・!?」

千夜

「ま、さか・・・!?」

刃界

「後ろだ!!!伏せろっ!!?」

『ギャアオォォォォォ!!!!!!!!!!!』

叫び声とともに爪が三人の後ろの岩を破壊した。

ドゴォォォォォン!!!!!

俊也

「ぐ・・・・・」

千夜

「はぁ、はぁ。だ、大丈夫か!?」

刃界

「あぁ、平気だ。」

俊也

「な、なんとか生きてまぁ〜す。」

三人は崩れた岩の中から這い出た。

千夜

「げほっ、げほっ。」

刃界

「危うく埋もれて死ぬとこだったな。」

俊也

「っぷはぁ!!危なかっ・・―――!!!??」

俊也は後ろを見て茫然としていた。

俊也

「ぁ・・・・・ぁ・・」

千夜

「どうした?ガ、・・―――――!!!?」

刃界

「嘘、だろ・・・??」

三人の目の前には飛竜の口の牙があった。

『グルルルルル・・・』

俊也

「で、か、い・・・・」

千夜

「ふ、ふざけてらぁ・・・こんなん・・・」

刃界

「もう逃げても無駄のようだな。」

刃界は刀を抜いた。

俊也

「じ、刃界さん!?」

千夜

「な、何してんだ!?木偶の坊!!」

刃界

「闘うのさ。」

俊也

「む、無茶ですよ!?」

千夜

「命を捨てる気か!?」

刃界

「そんな気はない。だが逃げる事が出来ない以上、闘う以外に生きる術はない。」

俊也

「・・・そう、ですね。やれるだけの事はやりましょう。」

千夜

「なっ!?・・・わ、わかったわよ!!闘えばいいんでしょ!!」

千夜は二丁拳銃を構えた。

刃界

「どうなっても知らんぞ?」

千夜

「絶対責任取ってもらうんだからぁ!!」

俊也

「責任取れるようにここから生きないと!!」

刃界

「だな!!」

千夜

「ガキ!!今回は自分でなんとかしろよ!?はっきり言って助けられる自信はねぇ!!」

俊也

「わかってます!!」

刃界

「来るぞ!!」

飛竜は三人を見つけたようだ。

『ギャアオォォォォォ!!!!!!!!!!!』

俊也

「・・・ぐっ・・・・」

頼む!!

俺にもう一度力を貸してくれ!!

カギ!!

その時俊也の体の周りに風が吹き荒れた。

俊也

「ありがとな・・・」

千夜

「へっ!!それがガキの力か!?」

刃界

「無理はするなよ!!小僧!!」

俊也

「わかってます・・・」

すげぇ・・・

体がいつもと違う。

これなら・・・いける!!!!

三人は飛竜の方を見上げた。

飛竜は首を遥か彼方まで上げていた。

刃界

「おまえら!!やつの下に潜り込むぞ!!」

俊也&千夜

「「はい!!!」」

三人は飛竜の下を目指し走った。

そして飛竜は首を下に下ろすと同時に業火を吐き出した。

『ギャアオォォォォォ!!!!!!!!!!!』

岩を次々に一瞬にして溶解していく。

俊也

「あ、あんなのくらったら骨も残りませんね・・」

千夜

「あんなのありかよ・・・・・」

刃界

「ありなんだろうな・・」

三人は一様、飛竜の懐に潜り間一髪で逃れていた。

俊也

「でも、・・お腹までは届きませんよね?」

三人から飛竜の腹までははっきりいって攻撃など届く距離ではなかった。

千夜

「どうすんだ?」

刃界

「やつの足を蔦って背中に登る。」

俊也&千夜

「「はぃ??」」

刃界

「背中に乗れれば攻撃は防げるし、攻撃もできるからな。」

俊也

「あんなのを登れっていうんですか!?バーラルマウンテンの崖ぐらいの足を!?」

千夜

「ガキだって登っただろ?崖。」

俊也

「あれは、登ったというか飛んだというか・・・」

刃界

「安心しろ。策がある。」

俊也

「ほ、本当ですか!?」

千夜

「どうするんだ?」

刃界

「やつが空に飛ぶ時に起こる上昇気流に乗る。」

千夜

「こらこら?飛竜の翼は一度動かすだけでサイクロンが起きるって聞いたことがあるんですけど?」

俊也

「さ、サイクロン!!?」

刃界

「三人共手を離さずに握っていれば離れることはないはずだ。」

俊也

「離れる、離れないの問題じゃないのでは?」

千夜

「でもよ?いつ飛ぶなんてわかんないだろ?」

刃界

「いや、やつは俺たちを見つけるために飛ぶはずだ。かならずな。」

ブォォォ・・・――――

俊也

「風・・・・??」

千夜

「まさか・・・・」

刃界

「来るぞ!!掴まれ!!」

三人は互いの手をというよりも体を掴んだ。

『ギャアオォォォォォ!!!!!!!!!!!』

刃界

「飛ぶぞ!!」

ブォォォォォォォォ!!!!!!

三人の体は一瞬にして風に巻き上げられた。

俊也

「うわぁっ!?」

千夜

「ガキ!!頑張れ!!」

刃界

「もう少しだ!!」

三人は物凄い勢いで飛竜の上にはじき出された。

刃界

「やったぞ!!」

千夜

「うわぁっ!?」

俊也

「た、高い!?」

三人と飛竜の背中までは考えられない程の距離である。

三人は急降下していく。

ゴォォォ!!

俊也

「ちゃ、着地はどうするんですか!?」

ゴォォォ!!!

刃界

「いや、考えてなかった・・・」

ゴォォォ!!!!

俊也&千夜

「「ふ、ふざけんなぁ!!」」

ゴォォォ!!!!!

刃界

「ぐっ・・・」

ゴォォォ!!!!!!

俊也

「って、もう背中に着きますよ!!?」

ゴォォォ!!!!!!!

千夜

「死ぬぅ〜〜!!!」

ゴォォォ!!!!!!!!

刃界

「こうなったら・・・ふた・・―――」

ゴォォォ!!!!!!!!

俊也

「二人共!!俺の上へ!!早く!!」

二人は言われるがままに俊也の上に移動した。

やれるかわからないけど・・・

二人を助けるんだ!!!!!!

力を貸してくれ!!

俊也は拳を強く握った。

すると拳には風が吹き荒れる。

俊也

「おぉぉぉぉぉ!!!!」

俊也は拳を飛竜の背中に叩きつけた。

ドォォォォォォン!!!!!!!

三人ね衝撃は無くなりどうにか無事に着地した。

俊也

「やっ、た・・・」

千夜

「ふぅ、ガキ!!助かったよ!!」

刃界

「礼を言うぞ。小僧。」

俊也

「どう、はぁ、いた、はぁ、し、はぁ、まし、はぁ、て・・・」

千夜

「大丈夫か?ガキ。」

俊也

「か、体の力が一気に抜けて・・・」

刃界

「無理をした反動だろうな・・」

俊也はゆらゆらと立ち上がった。

俊也

「ふぅ、平気です。」

千夜

「あんまり無茶するなよ?」

俊也

「はい。」

刃界

「よし。じゃあ・・―――――」

刃界の口が止まった。

千夜

「で、木偶の坊??」

千夜も刃界が見てるほうを見た。

千夜

「あ・・・・ぁ・・」

俊也もそっちに顔を向けた。

俊也

「なっ・・!?」

三人が見たのは首を360度回してこちらを見ている飛竜だった。

第36話へつづく

3人の危機はまだ続く。

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