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第31話〜修行〜

力を得るときこそ、


俊也

「ど、どうしたんですか?」

真美

「別に1000個も集める必要はなかったのですが・・」

俊也

「へい?」

真美

「あなたが本当にやるとは思いませんでした。」

俊也

「帰っていいですか?」

真美

「ごめんなさい、じゃあお昼にしましょう?」

真美さんは小屋に戻りお昼を持ってきた。

俊也

「ありがとうございます。」

真美は俊也の近くに座った。

真美が持ってきたのはサンドウィッチだった。

真美

「どうぞ?」

俊也

「いっただきます!!」

俊也はサンドウィッチを一瞬にしてたいらげた。

俊也

「ごちそーさま!」

真美

「食べるの早いですね?」

俊也

「あはは。で次は何をやればいいんですか!!」

俊也の目は子供のように輝いている。

真美

「あらあら、やる気ありますね?」

真美もサンドウィッチを食べおわった。

真美

「それじゃあ次は、たぶん森で会ったと思いますが、お馬さんを一頭倒してきてください。」

俊也

「殺させる気ですか?」

真美

「まぁまぁ、話しは最後まで聞いてくださいね?あなたには先程集めた小石を使って倒してもらいます。」

俊也

「殺させる気ですか?」

真美

「なんとかなりますよ?」

俊也

「無茶言わないで?」

真美

「一度に持っていっていい小石は5個まで。」

俊也

「聞いていますか?」

真美

「もちろん、全力疾走で。」

俊也

「聞いて?」

真美

「あ、そうそう、お馬さんのくちばしは危ないですから気を付けてくださいね?」

俊也

「・・・・・」

真美

「?何か質問でも?」

俊也

「・・・倒せなかったら?晩飯抜きですか?」

真美

「倒せなかったら帰ってこなくていいです。」

俊也

「死んじゃうよ?俺、死んじゃうよ?」

真美

「強くなるんでしょう?」

俊也

「え?」

真美

「あなたの決意はそんなものだったんですか?」

俊也

「・・・・・・・」

真美

「では、頑張ってくださいね?」

そう言うと真美はお皿を持って小屋に戻っていった。

そうだった。

俺は決めたんだ

強くなるって、あんな鳥馬くらい・・・

俊也は小石をポッケに入れ森に走った。

俊也

「とは言ってもどこにいるんだ?」

俊也は辺りを見渡したが、姿は見えない。

俊也

「ん〜、とりあえずこっちが先に見つけなきゃな。」

俊也は一番最初に会った川の方に行った。

俊也は川の水を突いている鳥馬を見つけた。

いた・・・・・

見つけちゃったよ。

どうするか・・・

俊也は木の影に隠れて見ていた。

とりあえずこの小石一発で倒すのは

無理、だ。

となるとやっぱあの時みたいに弱点か何かあれば・・・

すると鳥馬は水を突くのをやめ動きを止めた。

気付かれたか!?

俊也は小石を取り出して待つ。

だが鳥馬はまた水を突き始めた。

・・・・ばれてない?

ふぅ・・・びびったぁ。

さて、注意すべきはあのくちばし、だな。

あれにやられたら体に穴が開く。

となるとくちばしを狙っても無駄だ。

ほかにあるのは背中の羽根、あれに小石を当てても効果はなさそうだな・・・

でもほかに弱点っぽいとこは・・・・

俊也

「・・・・ん?」

俊也はあることに気が付いた。

あれは・・・なんだろうか?

俊也が見つけたのは鳥馬の頭の上に付いている丸いこぶだった。

たしかあの時もこぶみたいのが弱点だったよな・・

よし、狙うはあのこぶ!!

俊也は覚悟を決めチャンスを待つ。

・・・・・

動かない

・・・・・・

まだ動かない

・・・・・・・

動く気配はない

・・・・・

羽根が動いた。

そろそろか・・?

次の瞬間鳥馬は羽根をはばたかせ空に飛んだ。

俊也は思わず

俊也

「って、飛ぶのかよ!!」

鳥馬はその声で俊也の存在に気付いたようだ。

俊也

「やばっ。」

鳥馬は急降下して俊也に迫る。

ゴォォォ!!!

俊也はとりあえず木の裏に隠れた。

ドスッッ!!!

俊也

「なっ・・・・・・!?」

なんとやつのくちばしが木を貫き俊也の顔の真横に突き出ていた、俊也の頬から血が垂れている。

俊也はその木から離れた。

ザッ!!

やばい、予想以上の威力だ!!

俊也

「くっ・・・・」

鳥馬は木からくちばしを抜き俊也の方に向いた。

鳥馬

「コケコッコー!!!」

俊也

「こんにゃろっ!!!」

俊也はやつのこぶに向けて小石を投げたがやつはなんなく、くちばしで弾いた。

鳥馬

「コケコ??」

俊也

「ぐっ!?」

一旦引くしかないか!?

俊也は走りだした。

鳥馬はもちろん追ってきている。

俊也

「お前にはもう追いつかれな・・・―――――」

俊也は何もないところで足がもつれ転んだ。

ドサッ。

俊也

「あれ?・・・足が、動かない・・・?」

俊也は足に何度も力を入れたが、まったく動かない。

俊也

「くそっ!!」

俊也がそうしてるうちに鳥馬に追いつかれた。

鳥馬

「コケコッコー!!!」

俊也

「しまった!!」

鳥馬はくちばしを振り上げた。

俊也は小石を取出し願った。

頼む!!カギ!!

俊也

「カギよ!!我に力わかしたまへ!!」

俊也は目をつぶりながらやつに向かって小石を投げた。

ガキンッッ!!!!

ドォォーン!!

ドォォォーン!!!

ドォォォ・・・―――

俊也はどうやら無事のようだ。

ど、どうなったんだ?

俊也はゆっくり目をあけた。

俊也

「なっ・・・・・・!?」

そこは先程まで木で埋め尽くされていた、はずだったのだが周りの木は川の方まで凪ぎ倒れている、それに地面もかなり深くえぐり取られている。どこにも鳥馬の姿は見当たらない。

俊也

「な、何が起きたんだ・・・?」

俊也は今だに何が起きたのか理解できていない。

俊也

「・・・・」

俺、ただの小石を投げただけだよな?

なのにこれ?

夢・・・・・?

俊也はほっぺたをつねろうとした時痛みを感じた。

俊也は自分のほっぺが切れて血が付いていることに。

俊也

「・・・切れてる?」

そうだ。

あの時くちばしでやられたんだ・・・

俊也は無理矢理、今の現状を理解した。

俊也

「と、とりあえず言われた通りに倒したんだし・・・戻るか。」

俊也は立ち上がろうとしたが足が動かなかったことを思い出した。

俊也

「・・・動かない。」

どうしよう?

てかなんて、動かなくなったんだ?

走りすぎ?

でも痛くはない。

なんか石になったような感じだ。

俊也

「ちょっと休めばなんとかなるか・・・な?」

俊也は少し休憩した。

俊也

「ん?」

俊也の足は急に動くようになった。

俊也

「よし、戻ろう!!」

俊也は普通に走って小屋にもどった。

するとそこには真美さんが待っていた。

俊也

「真美さん!!」

真美

「無事でしたか?」

俊也

「はい。」

真美

「さっき凄い音がしたので。何か知っているんですか?」

俊也

「実は・・・―――――」

俊也はあの出来事を真美に説明した。

真美

「つまり、あなたにも何が起きたのかわからない、と?」

俊也

「はい・・・。」

真美

「まぁ、でも倒したんですね?」

俊也

「はい。それは確かなはず。」

真美

「じゃあ次が最後の修行です。」

俊也

「・・・・・・・」

真美

「次は、・・・――――」

ドサッ。





俊也

「・・・・・・ん。」

真美

「お目覚めのようで。」

俊也はいつのまにか部屋のベットで寝ていた。

俊也

「なんで、ここに・・・?」

真美

「あなたが急に倒れたので、ここに。苦労したんですよ?」

俊也

「すいません・・・また迷惑をかけて。」

真美

「今日は動きっぱなしの病み上がりで、疲れがピークに来ていたんでしょう。」

俊也

「そうだったのか・・・」

真美

「じゃあ今日は夜も遅いですし、ゆっくり寝てください。」

俊也

「・・・・・・・・」

真美

「もう寝てる・・・。」

俊也はただ今日の疲れを癒すために深い眠りに付いた。

第32話へつづく

失ったものの大きさに気付き、人は成長する。

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