第23話〜争い〜
タイトルの意味は…
俊也は二人の言い争いを聞いた。
女の子
「あんた以外のどこに木偶の坊がいるわけ!?」
謎の男
「てめぇ・・・いい加減にしないと!?」
女の子
「しないと何よ?!」
女の子は強気だ。
謎の男は刀に手を充てた。
謎の男
「・・・・斬るぞ・・・?」
女の子も二丁の弾無し銃を構えた。
女の子
「来なさいよ?返りうちにしてあげるわ?」
二人の間では火花がほとばしっている。
俊也は思った。
こ、こいつら本気で闘る気だ。
謎の男
「いいんだな・・・?なら、来い!!!」
謎の男から殺気が感じられる。
女の子
「ふんっ。先手を譲ったことを後悔させてやる!!」
もちろんながら女の子の方ま殺す気満々だ。
俺は止めなくていいのだろうか?
そして何故か馬猿達も二人の闘いを待ち望んでいるのかわからないが一向に襲いかかってくる気がないようだ。
なんか観客になってるよ・・・
女の子がついに動いた。
物凄い勢いで謎の男に向かっていく。
女の子
「はぁぁぁぁぁぁ!!!」
謎の男は刀を抜き構えた。
謎の男
「・・・・・・」
女の子は危険を察知したのか急に止まり後ろに飛んだ。
女の子
「くっ・・・・」
謎の男の刀の先が女の子の赤いローブに擦った。
い、いつのまに・・・!?
その時の剣圧が周りに飛んできた。
俊也は地面に伏せなんとか躱した。
俊也
「うわぁっ!?」
だが周りの木々に当たり木は切れてしまった。
ドゴーン。
さすがの馬猿達も少し驚いた様で警戒しはじめた。
謎の男
「やるじゃねぇか?小娘。」
女の子
「木偶の坊にしてはやるじゃない?」
謎の男
「だが・・・本番は、」
謎の男は構えた。
女の子
「これからよっ!!」
その瞬間二人は同時に走りだし中央の部分で交えた。
ガキンッッ!!
謎の男の刀は女の子が二つの銃を交差して受けとめている。
女の子
「くっ・・・・」
謎の男
「ぐっ・・・・」
すると謎の男は一歩下がった。
女の子は防御の態勢になった。
謎の男
「これで・・・終わりだぁ!!!!」
謎の男は先程よりも早く突っ込んできた。
女の子は動かない。
謎の男は刀を横に凪ぎ払った。
ブンッッッ!!!!
謎の男
「はっ!!!」
き、斬られた!?
俊也は目をつぶった。
女の子
「甘いわよ!!!!」
俊也は目を開けた。
そこにはぎりぎりまでしゃがんで躱していた女の子の姿があった。
謎の男
「しまっ・・―――!?」
女の子は容赦なく引き金を引いた。
女の子
「終わりよ?」
カチッ。
ドドンッッ!!
弾丸は二発放たれた。
俊也は思った。
弾・・・あったのかよ。
謎の男はそのみ後ろに2、3メートル吹き飛ばされた。
ドシャァー!!
女の子
「まぁまぁだったわね。」
女の子は銃口に息を吹き掛けた。
俊也
「って何本当に撃ってんの!?てか弾あんじゃん!?」
女の子
「忘れてたわ。」
俊也
「忘れてたで済ますな!!それにあの人死んじゃったらここから逃げ出せないんだぞ!?」
女の子
「あ。悪ぃ、まぁドンマイね?」
俊也
「はぁ・・・・」
すると謎の男が体を起こした。
俊也
「だ、大丈夫ですか!?生きてますか!?」
謎の男
「あれくらいで死なん。安心しろ小僧。」
謎の男は立ち上がった。
女の子
「へぇ?生きてるとはやるわね。」
謎の男
「けっ。今回は俺の負けだ。」
女の子は驚いた。
女の子
「い、以外に素直ね。」
謎の男
「小娘、名前はなんだ?」
俊也は思った。
女の子
「名を名乗るときは自分から。でしょ?」
やっぱりな。言うと思ったよ。
謎の男
「それもそうだな。俺の名前は『榊刃界』(さかきじんかい)だ。」
さか、きじん。かい??
俊也は首を傾げた。
女の子
「私の名前は『柳本千夜』(やなぎもとちよ)よ。」
やな、ぎもとち、よ??
榊刃界
「・・・柳本千夜。この仮はかならず返す。」
柳本千夜
「フルネームで呼ばないでよ!!気持ち悪い!!」
俊也
「まぁまぁさかきじんさんも、ぎもとちも落ち着けよ。」
刃界
「俺は、さかきじんじゃねぇ榊、刃界だ。小僧。」
千夜
「私なんて、ぎもとちよ!?ぎもとち!!そんなふざけた名前で呼ぶな!!ガキ。」
俊也
「すまません・・・刃界さん、千代?さん?」
刃界
「わかればいいんだ。」
千夜
「ちょっと!!私だけなんで微妙にさん付けになってるのよ!!」
俊也と刃界は流した。
刃界
「ところで小僧、名前は?」
俊也
「と・・――――」
千夜
「ガキって言うの。こいつ。」
刃界
「が、き?変な名だな。」
俊也
「ち、千夜さん?な、何言うんだよ!?俺は俊也だ!!」
千夜
「さっきのお返しよ。ガキ。」
刃界
「まぁ、小僧でいいな。小僧。それに小娘も小娘でいいな?」
俊也
「はい。でも千夜さん、ガキは訂正してください。」
千夜
「やーよ、ガキ。」
刃界
「まぁ、二人とも細かいことを気にするな。子供だろ?」
俊也&千夜
「「だからガキ扱いすんな!!」」
二人の声は同時に重なった。
これには刃界も黙るしかなかった。
俊也と千夜が言い争いをしていると刃界が刀を構えた。
刃界
「小僧、小娘!!」
刃界の言葉で二人は今の状況を思い出した。
千夜
「そーいえばいたわね。こいつら。」
俊也
「今頃かよ・・・でもどうするんですか?さっきまではおとなしかったけど、もう待ちきれないって感じですよ?」
刃界
「やばいな・・・・・」
千夜
「やばいわね・・・・」
俊也
「二人共なんでそんな弱気に!?」
刃界
「小僧が、だ。」
千夜
「ガキが、よ。」
俊也
「そうでしたね。」
刃界
「小僧、自分でなんとかしろ。」
俊也
「ぐっ・・・・」
千夜
「ガキは死ね。」
俊也
「ぐぐっ・・・・・」
ち、千夜め・・・
刃界
「来るぞ!!!」
千夜
「来るわ!!!」
俊也
「こうなったら・・・俺だって・・・・!!」
刃界
「小僧!!下がってろ!!」
千夜
「ガキ!!死んどけ!!」
俊也
「え!?」
俊也の腹に二人の蹴りが入った。
バキッッ!!!
俊也
「がはっ!!」
俊也は木に叩きつけられた。
ドゴッ。
す、こしは加減しろよ・・・
また骨が折れたかもな。
俊也はそのまま気を失った。
刃界
「小僧が心配か?」
千夜
「んなわけないわ!!邪魔だったのよ・・・」
刃界
「けっ!!じゃあやるか!!」
千夜
「あんたは引っ込んでな!!木偶の坊!!」
二人は襲いかかる馬猿をなぎ払いながら話している。
バキッ!!
刃界
「うるせぇ!!小娘!!」
ズバッ!!
千夜
「うるさいのはどっちよ!!」
ドゴッ!!
刃界
「もう、知らん!!」
バシュッ、バシュッ!!
千夜
「はぁぁぁ!!」
バキッ、バキキッ!!
その後二人は馬猿の攻撃をかわしては倒し、倒してはかわし。二人の前に馬猿は倒れていくしかなかった。
刃界
「ぐっ・・・まだいんのか・・・よっっ!!!」
ズバッ!!
千夜
「いいのよ!?別に・・・・休んで・・たっ、て!!」
バキッ!!
刃界
「誰が!!休む・・か!!」
バシュッ!!
千夜
「怪我しても助け・・ない、わ・・よ!!」
ドゴッ!!
刃界
「それは・・こっちの台詞・・・・だ!!」
ザシュッ!!
千夜
「あ、・・・・しまっ!?」
千夜は足元の木の根につまずいた。
馬猿
「ウヒッーン!!!!」
馬猿が千夜に襲い掛かった。
刃界
「ちっ・・・・!!!」
刃界は二人の間になんとか割り込んだ。
ガキンッ!
馬猿
「ウ〜・・・ヒーン!!・・・」
刃界
「邪魔・・・だ!!!」
ズバッッ!!
馬猿は倒れた。
ドスン。
刃界
「はぁ、はぁ。・・・大丈夫、か?・・・小娘。」
千夜
「あり、がとう・・・」
刃界
「立てるか?」
刃界は手を出した。
千夜
「ば、バカにしないでよ!!」
千夜は立ち上がった。
刃界
「けっ!!・・・っとそうゆっくりと話しはさせてくれないみたいだな。」
千夜
「ふぅ。そのようね。」
馬猿達は二人を囲みながらじりじりと近づいてくる。
千夜
「そろそろ、まじでやばいわね。」
刃界
「小娘らしくない台詞だな・・・」
千夜
「ふんっ!!やられはしな・・・い!?」
千夜はその場に膝を付いた。
刃界
「小娘!!だいじょ・・・・う!?」
刃界もその場に膝を付いた。
千夜
「はぁ、はぁ。何よ・・・木偶の坊もきてるじゃない?」
刃界
「ぐっ・・、そのようだ、な。」
二人の体力は限界を越えていた。
その時、俊也は目を覚ました。
俊也
「ん・・・・ここは?」
俊也は馬猿に囲まれた二人を見つけた。
俊也
「刃界さん!!千夜!!」
俊也は立ち上がって二人の所に走った。
刃界
「小僧!!来るなぁっ!?」
千夜
「ガキ!!来るんじゃねぇ!!」
俊也は無視して走った。
だが馬猿二匹が俊也に向かう。
馬猿
「ウッッッヒヒーーン!!」
俊也は一匹の馬猿の拳をなんと躱した。
俊也
「やっ・・・――――!?」
刃界
「小僧!!もう一発来るぞっ!!」
千夜
「ガキィ〜!!!!」
馬猿の拳が俊也に命中した。
バキンッッ!!
俊也は空中にかち上げられ刃界と千夜がいるところに落ちた。
ドゴンッ!!
二人は俊也に呼び掛けた。
刃界
「おい!?小僧!!」
千夜
「ガキ!!しっかりしろ!!」
ん・・・
こ、えが・・きこ、える。
二人・・・
刃界さん・・、千夜・・。
助けなきゃ・・・
二人・・・・を・・・
千夜
「ガ・・キ・・・??」
刃界
「小僧・・・・・??」
俊也は立ち上がっていた。
そして俊也の瞳が黄色に変わった。
俊也
「・・・・失せろ・・」
馬猿
「ウヒヒッ??」
俊也は馬猿すべてに言った。
俊也
「失せろ!!!!!!!!」
森に物凄い殺気を放った。
すると馬猿たちは物凄い勢いで森の奥に逃げていった。
刃界
「ど、どうしたんだ?・小僧?」
千夜
「ガ、キ・・なの??」
俊也の瞳の色が元に戻ると同時に俊也は倒れた。
ドサッ。
森に満ちていた殺気は消えていった。
第24話につづく
神にもわからないんです。




