表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/105

第21話〜憧れ〜

いつの時代の新人も


俊也は目を覚ました。

俊也

「―――・・・こ、こは?」

謎の男

「おぉ、目が覚めたか?小僧」

俊也は体を起こそうとした。

だが全身に激痛が走った。

ズキンッッ!!

俊也

「ぐぁぁ・・・・・な、んだこ・・・れ?」

謎の男

「おい、おい、肋骨三本骨折、左腕骨折、全身打撲なんだから動くなよ。」

俊也

「はい・・・・・・で、ここは?」

俊也は辺りを見回した。

どうやらさっきいた野原に寝ているだけのようだ。だが先程とは違い夜になっていた。

謎の男

「見ての通りだ。しかし小僧にしてはよくその傷で生きてるよな。」

俊也

「はは・・・本当ですね。」

俊也は苦笑いした。

謎の男

「じゃあすまないが、俺は先を急いでいるからこれで失礼する。」

謎の男は立ち上がった。

俊也

「で、でも俺実際、このままだとまた襲われちゃうんですけど・・・」

謎の男

「んー、わかったならこれをやる。」

謎の男はローブの中から宝石のようなものを一つ取り出して俊也に差し出した。

俊也

「これは・・・・・?」

謎の男

「知らないのか?」

俊也

「すみません・・・」

謎の男

「これは、移動フロアーのアクセサリーなんだがそれはわかるか?」

俊也

「はい。」

謎の男

「で、これでやばくなったら一回だけ俺を呼べる。いわゆる消費アイテム見たいなもんだ。」

俊也

「ありがとうございます。・・・でもどうやって呼ぶんですか?」

謎の男

「はぁ?!小僧、頭打って記憶がなくなったか?」

俊也

「そのような、そうじゃないような・・・でもわからないんです。」

謎の男

「ったく、いいかこれを使うときは、アンダーアクト!!、アナザーアクセサリー!!と言えばいいんだ。わかったか?」

俊也

「はい・・・・あ、あと一つ聞きたいんですけど、いったいどこに向かってるんですか?」

謎の男

「あぁ、レギンピークという町だ。ある人を探してな。」

俊也

「人?誰ですか。俺、その町に居たんで知っているかも。」

謎の男

「そうなのか?じゃあこの人なんだが知っているか?」

謎の男は古ぼけた写真を見せてきた。

俊也

「・・・・・・・」

この人・・・・

なんか見たことあるようなないような・・・

誰だっけかな?

俊也

「見たことあるような、ないような・・・・」

謎の男

「本当か!?もっと思い出してくれ!!」

俊也

「う〜ん・・・・、これっていつの写真ですか?」

謎の男

「10年前の写真だが・・・」

俊也

「・・・・やっぱり思い出せません・・・お役に立てなくて、すみません。」

謎の男は明らさまに落ち込んだ。

謎の男

「いや、いいんだ。」

俊也

「いつ頃から探しているんですか?」

謎の男

「10年前からだ。」

俊也

「まじですか?」

謎の男

「嘘をついてどうする。」

俊也

「まさか、好きな人・・・・だったり?」

謎の男

「小僧、さっきのやつ返せ。」

俊也

「許してください。」

謎の男

「けっ、じゃあ今度こそ行くぞ。」

俊也

「はい。またどこかで会えるといいですね。」

謎の男

「その前にその傷治しとけ。」

俊也

「はい。」

謎の男は暗闇の中に消えていった。

はぁ・・・・

本当よかったよ。

あの人が通り掛からなかったら、死んでたな。

でもあの人かっこよかったなぁ。

こう、刀でズバズバッと。

あぁいうのに憧れるって言うのか?

やっぱこのままじゃダメだな。

俺もノゾミを護れるように強くならなきゃ!!

そう言えばノゾミは生きてっかな?

まぁあいつが死ぬなんてないと思うがな。

絶対、死なない。ノゾミとか死んでもまた生き返りそうだもんな。

俊也は夜空に映る星を見ながら眠りについた。






俊也は強い朝日で目覚めた。

俊也

「ん・・・・」

ここは・・・・

そうだ、俺ボッコボコにされたんだっけ。

俊也

「よっ。」

俊也は体をゆっくり起こした。

俊也

「どうにか、動けるな。」

俊也はかなり慎重に立ち上がった。

俊也

「痛てて。・・・・よし慣れた。」

俊也はゆっくり森を目指して歩きだした。

しっかし足が折れてなくて良かったよな。

足折れてたら、間違いなくジ、エンドだな。

でもやっぱ肋骨が軋む。

俊也

「さてと・・・・」

俊也はまわりに化け物がいないかを確認してから、座った。

俊也

「よし、異常なし。朝飯にしますか!!」

俊也はローブの中から食料を取り出そうとした。

俊也

「・・・たしか、ここに。・・・・あら?」

俊也はローブの中に頭を突っ込んだ。

俊也

「ない・・・・。」

まじ、か?

うそだろ?

まさか、落とした?

もしかして獣共とやりあった時に・・・

俊也

「こ、このままじゃ・・・・このままだと、餓死決定。」

どうする?

あの人早速呼んじゃおうか?

たぶん怒られるだろうな。

レギンピークに戻るか?

それも危ないな。

ここは今日一日でなんとか森に着けば・・・

き、木の実くらいあんだろ・・・たぶん。てかある、絶対あるそう信じたい。

俊也は立ち上がり、森を目指してまた歩き始めた。

しばらく歩くと森がまぁまぁの距離まで来た。

俊也

「は、腹減ったぁー。」

さすがに勢いだけでここまで来たものの、やっぱ朝から食べてないと力が出ない。

俊也

「でも・・・森まであと少しの辛抱だ。頑張らなきゃ。」

俊也はそれからとにかく必死に歩いて歩きまくった。

そろそろ太陽が真上に来る時間だ。

俊也

「あ、と少しだ・・・・」

森までの距離はあと少し。

頼むから木の実でもキノコでもいいからあってくれよな。

俊也はそれだけを願い歩き続けた。

そして・・・・・・・

俊也

「着いたぁぁぁぁぁぁ!!!!」

俊也はついに森の入り口まで来た。

やっとやっと着いたぜ!!

ざっと五、六時間は歩いたな。

足がぱんぱんだ。

俊也は近くにあった木に座り寄り掛かった。

俊也

「ちょっと一休みするか・・・・」

俊也はそのまま目を閉じた。




ドゴン。ドゴン。

俊也は物凄い音で目が覚めた。

俊也

「人が気持ち良く寝てるのに・・・」

俊也はゆっくり立ち上がり、森の奥の音がするほうを覗いた。

俊也

「・・・・見えない・・・。」

音はするんだが、肝心の姿が見えない。

行ってみるか。

俊也は周りに注意を払いながら森の奥へと足を進めた。

とりあえず俊也は道っぽいところがあったので、そこを歩くことにした。

俊也

「しっかし、なんだ?この森は。」

この森の木はなんというか全部同じ。に見える。それに、木の実もキノコを欠片すら落ちてないし。

せめてこの道があってよかったな。これを辿ればノゾミに言われた方向とも一緒だし、道があるってことは誰かしら人が通るってこともある。

俊也

「今は歩くしかないか。」

俊也はあの音が鳴り響く中歩いた。

そしてそろそろ日が落ち始めた。

俊也

「もう日が暮れてくのか・・・早いもんだな。」

でも今の所化け物もいないし、まだあと少しくらい進めるしな。

俊也はまた道を歩き始めた。

そして辺りは暗闇につつまれた。

俊也

「そろそろ、使うか。」

俊也はローブの中から宝石を取り出した。

俊也

「あの人が置いといてくれたんだよな。」

そう言うと俊也は宝石に力を入れた。

すると宝石が明かりのように光りだした。

俊也

「さぁてどこで、寝るかな・・・」

俊也はその明かりで辺りを照らした。

すると少し広くて木に寄り掛かれそうなところを発見した。

俊也

「おっ!いいとこ見つけた。」

俊也はその場所に座り、ゆっくりと体を倒した。

俊也

「なんか、今日独り言多いな・・・俺。」

はぁ、なんか寂しいな。

一人ってこんなにも寂しいもんなんだな。

ノゾミ、もう次の町に着いたかな?

もしかして一人で寂しがったりして・・・

そんなわけないか。

でもここまで、少し順調すぎな気がするな。

化け物がもっといると思ったんだがな。

いないにこしたことはない。

でも逆にそれは注意してなきゃいけない。

・・・なんか疲れるな。

俊也はローブのなかに潜った。

俊也

「あったかいや・・・」

このローブ、ノゾミが買ってくれたんだよな・・・

でも獣にやられてボロボロになってないってのが幸いだな。

もし、破れてたらノゾミになんて言われるか・・・

でも、それもいいかもな。

俊也はちょっと笑った。

俊也

「・・・・・おやすみ。」

俊也はまた深い眠りについた。

だが次の日の朝に事は起きた。

ん・・・・

なんだか声が聞こえる。

俊也は何かの声で目を覚ました。

俊也はローブの隙間から覗いた。

俊也

「なっ・・・・・!?」

バッ!!。

俊也は慌てて口を塞いだ。

な、なんだよあれ!?

俊也が見た先に居たのはゆうに2メートルは越えている体で基本的に猿に似ているのだが、顔が馬と合体したような顔をしている。

しかも三匹も。

き、昨日まであんなの見かけてないぞ!?

なんでこんな急に!?

というかこのままじゃかなり危険だな。

俊也はローブの隙間からまた覗いた。

俊也

「・・・・・・」

どういうことだ?

なんで襲って来ない?

まさかこのローブが緑だからバレてないのか!?

三匹の馬猿はどうやらこちらには気付いていないようだ。

馬猿A

「ウヒヒーーン!!」

!!!!

ばれたか!?

俊也は動きを止めた。

・・・・・

ば、れてない・・・か?

どうやらただの声だったようだ。

だがどうする?

このまま出たら殺されるし、ここにいたとしてもバレるのとバレないのが半分半分だ。

なにか。

なにかいい作戦は・・・

その時

ドォォーン、ドォォーン!!

二発の銃声が鳴り響いた。

第22話につづく

困らせるのは一級品、是非もなく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ