勇剣漫才 十六作目 前衛的なツッコミ
自らをふるう力を手に入れたい伝説の剣
剣術の苦手な勇者
二人の戦いが舞台の上で幕を上げる!
幕が開きなんとなく勇者が歩いて出てくる。
勇「ども~勇者右利きで~す。」
上から一振りの剣が降ってくる。
剣「シャオォォォォ!!伝説の剣レフトハンドソード…Death!」
マイクを挟んで勇者の右側に刺さっている。
二人「相性悪いーズでーーーす。」
無言で前を見て、ちょっと間をあける。
勇「これでいいの?」
剣「これでええ俺たちもソロソロだからな」
勇「なにがソロソロ?」
剣「俺たちの漫才の形が出来るの」
勇「それはあらかじめ出てくる前に言っとけ」
明るい口調に切り替えて
剣「っと言うわけで気分を変えまして~」
勇「気分を変えまして~って、強引に話題を変えてるのではなく寝ぼけてる時にこのくだりを練習しているのかもしれない!」
剣「長いな、それに人のだし」
勇「じゃあどんなの?」
剣「とりあえず駄洒落でもいいからボケてみて」
勇「え~駄洒落?」
剣「駄洒落でもいい」
勇「…トンボとトビウオ」
剣「…早く」
勇「…トマトとトーマス」
剣「…いいから早く」
勇「…ドラゴンとドジっ娘」
剣「頭文字しかあってねぇぇよ!」
勇者は後ずさりしながら答えた。
勇「こっこれが…俺たちだけの新しい突っ込み」
剣「ちげぇええよ!!」
勇「ちゃんとダジャレ言ってただろ?」
剣「ダジャレになってねぇし!ダジャレだとしても前衛的すぎるわ!!」
勇者は指で頭をポリポリと描いて、不思議そうに答えてた。
勇「どうでした?俺の頭文字ダジャレ『イニシャルD』は?」
剣「よりダメじゃぁぁあああいい!!」
勇者は後ずさりしながら答えた。
勇「こっこれが…俺たちだけの新しい突っ込み」
剣「コピペで行けそうなリアクションすな!!」
勇者は後ずさりしながら答えた。
勇「こっこれが…俺たちだけの新しい突っ込み」
伝説の剣はフワリと浮き上がり、勇者が身構えるよりも先に襲い掛かった。
剣「これが俺たちだけの新しいツッコミじゃぁぁぁああいいいい!!」
勇「あっぶねぇぇぇぇぇぇぇええ!!」
切りかかった。切りかかった。切りかかった。
勇「なぜ三・四回切りかかる?」
剣「本当に切ってこそ、俺たちにしかできないツッコミ『物理切りツッコミ』だ!!」
勇「血しぶきあげても客がひくわぁぁぁ!!」
剣「回復魔法があるし~、コロッセオを思い出せよ~」
勇「ここの客はそんなの見に来てんじゃねぇんだよ!!」
伝説の剣は切りかかった。
勇「あっぶね」
ヒラリと身を躱した。
切りかかった。切りかかった。切りかかった。
ヒラリと身を躱した。ヒラリと身を躱した。ヒラリと身を躱した。
勇「コピペで行けそうな攻撃すな!!」
剣「じゃあパターン変えていくぞ~」
伝説の剣は切りかかった。
剣「上・上・下・下・左・右・左・右・B・A」
躱した。躱した。躱した。躱した。躱した。躱した。躱した。躱した。躱した。躱した。
勇「「「攻撃自体やめんかい!!」」」
剣「おお出来た。」
勇「「「何がってナニコレ!!」」」
勇者の左右に、残像の様な青白い光が出ている。
剣「コ〇ミコマンドだよ」
勇「「「だから何!!」」」
勇者の声が三重に聞こえる。
剣「普段撃っている只の弾丸ではなく、レーザーが出るはずだよ!!」
勇「「「俺レーザーでんの?つーかもともと弾丸でてねぇし!!」」」
頭の上にある、金平糖のような二つの光に気づき指さした。
勇「「「ほんでナニコレ?」」」
剣「前方バリアー」
勇「「「ここは前方じゃなくて頭上じゃ!!」」」
剣「でも横スクロールシューティングで考えたら前方はそっちじゃん!」
勇「「「シューティングじゃなくて漫才中!!」」」
剣「でも前にあったらマイクに当たるじゃん」
勇「「「前って言ってるじゃんそしてこれ聞き取りにくい!!」」」
勇者は自分の声が鬱陶しいようだ
勇「「「これどうやって直すん?」」」
剣「頭の上のは俺で二・三回叩けば消えると思うよ」
勇者は剣を手に取り前方バリアーを二・三回叩いた。
勇「「「おっ消えた…そんでこのお隣さんは?」」」
剣「…残機が減ったら消える。」
勇「「「どおいう状態だよ!!」」」
剣「………一回死ね」
勇「「「死ねるか!!そして死ぬまで消えんのかい!!!」」」
剣「じゃあ切るよ~残機があれば大丈夫だから」
勇「「「だからなんで俺を切ろうとする?」」」
剣「だって、ただの剣じゃないぞってところをたまには見せたくて」
勇「「「伝説の剣のプライド!!もうええわ」」」
二人「「「「ありがとうございました。」」」」
シリーズ何作目なんだっけ?
今回も火曜日にアップできて一安心です。
微妙に読んでくれてるいる人がいるようなので、細々とがんがりますw




