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Hope dream  作者: 一宮侑叶
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きっかけ

ある寒い冬だった。

今日もいつものように散歩の途中で立ち止まり、トリマーさんのかっこいい腕前を眺めていた。

しかし、今日はあまりにも寒い。

家でこたつに入りながら、流石に散歩はお休みしようかな、などと考えていた。

でも、ロイは散歩好きなのでリードを加えキャンキャンと喚く声が収まらない。

トリマーさんも見れるし今日は行こうと思い家を飛び出したが、やはり凍え死にそうだ。

でも、やっぱりトリミングサロンの前で立ち止まってしまう。

まだ散歩コースの半分も歩いていないが、ロイの顔に「つまんない。全然歩いてないじゃん。暇だよ。」と書いてあったので、やはり引き返して帰宅しようと思った時だった。

「あら、とっても寒そう。店に入ってお茶でも飲んで行ったら。」

急に声をかけられたので、驚いて振り向くと見るからに優しそうな女の人が立っていた。

胸元の名札には、「LULU happy 山口」

とかいてあった。

店員さんか。

少しホッとした。

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