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第二十話 困ったショッピング

第二十話 困ったショッピング


スマホでを時間を見たら、午後2時が過ぎろうとしていた。

夜になるまでは時間的には余裕がある。

ゆっくりと楽しいショッピングをしよう。


広い…広いと言ったものの、品揃いまで充実な品棚が揃っていたせいで、ホームセンターを一回りするだけでも結構時間がかかった。

1時間前後…。


でも、こうやって一回は品揃いを目を通しておくのが今後、必要なものを取りに来るときに楽だから、時間の浪費ではなく投資だと真は思った。

多分だと思うけど、これからもこのホームセンターには何回も来ると思うから…。


ホームセンターの中をぐるっと回ってみて、真が目につけたのはクーラーボックス、工具類、LEDランタンなどだった。

そのほかにも興味はあるものは沢山あったが、優先すべきものを先に取ることにした。


まず、クーラーボックスはスーパーの冷蔵庫と冷凍庫からの食材を入れて移動するときに鮮度を持つことができる。

鮮度についてはまだ二月だから、今のところにはそんなに問題はなさそうだけど、暑い夏は来る。

毎日食材を取りに行くのであれば、先もって持った方がいいと真は思った。


工具類はこれから扉を開けるために必要なものと、簡単な修理とかにも必要だから取った。

その中にチェーンソーがすごくほしかったが、重いし、ゾンビなどはないから必要がないからパスした。


LEDランタンはスーパーの時にそうだったけど、建物の中に光の電源スイッチを見つかるまでは暗い時がほとんどだ。

運よくすぐスイッチを見つかる場合もあるけど、いつもそうとも限らない。

その時に光になるランタンは重要なアイテムだ。

警備員室からもらって来たランタンもなかなかいいもので、バッテリーも余分があるけど、ホームセンターで売っているものがもっと光が遠くまで映すことができるものだった。

真はランタンとランタン用の充電池、そして充電器とロウソク方のLEDライトをいくつがカートに入れた。


カートに必要だと思うものをすべて入れてホームセンターの入り口まで来たら、真はある困った事実に気が付いた。


自転車に入れるには今取ってきた品物が多い、多いし大きい。

量的にもサイズ的にも自転車のバスケットにはすべてが入りそうには見えない。


真はクーラーボックスが一番大きいから、クーラーボックスの中にすべてのものを入れて自転車の後ろにクーラーボックスを乗せることも試した見た。

だが、クーラーボックスを乗せたあと、自転車を乗った時にバランスをとるのも難しくてだめだった。

ホームセンターにはロープなども売っていたので、バスケットの上に乗せたクーラーボックスをロープで縛り固定してみてもだめだった。


自転車にクーラーボックスを乗せるのは無理だと思った真が次に試したのは、カートごともって帰ることだった。

自転車を置いといてカートを押しながら帰るのは時間はかかるけど、一番確かな方法だ。

ある意味最後にはそうするようにしよう。

その前に真は自転車の後ろとカートをロープで結び、繋いでみた。

結び付けたロープが丈夫なのを見たあと、自転車に乗ってペダルをこいてみた。


重い…。

重くて足にいくら力を入れても最初は進もうとしなかったが、ゆっくりとぐるりと自転車は進み始めた。

真は駐車場のなかでうまく行けるのか練習をしてみた。

前に進むだけではよかった。足に力を入れるだけだったから…。

問題は右や左に曲がろうとすると、四輪車方のカートなのに妙にバランスが取れない。

自転車ごと倒れそうだった。

マンションまでの帰り道には角を曲がることが少ないが、全くないわけではない。


「このままじゃだめだな…」


倒れなくてもスピードがでないし、カートだけを押して家に帰ると時間が相当かかる。

どちらも難点だらけだ…。

クーラーボックスはあきらめて、ほかのものだけをバスケットに分けて積んで帰る方法もある。

でも、クーラーボックスはどうしても欲しい。

しかも、また来るとは言っても、こんな理由でまた来たくはない。


真はあぐらをかく。ホームセンターの駐車場に座ったまま考え込む。


荷物の大きさなんかのことで妥協したくないという真の強がりかも知れない。

実際に2-3回くらい真のマンションとホームセンターを往復するだけでも相当疲れる。

でも、結果としては目的は果たせるのだろう。


「どうすれば…」


その時、真はあるものを見て目を光らせた。

「それ」を見た真の感は話していた。これならば何回も往復せずに解決できそうだと…。


真の目が留まったところは駐車場の隅っこだった。

そこには三台のトラックが止まっていた。


真のズボンのポケットにはホームセンターの警備員室のキーボックスからとって来た鍵があった。

その中には車の鍵も…。

確かに鍵が置いてあったところのラベルには車1,2,3だったはず…。


真はポケットの鍵を確かめるようにポケットから出してみた後、駐車場の隅っこにあるトラックに向いて歩き始めた。


三台のトラックはすべて同じメーカの車で、みんな白い色の車体になっていた。車体の傍のほうには青い色で「○○ホームセンター」と字が書かれていた。

二台は軽自動車の軽トラックで、残りの一台は軽トラより一回り大きい。

小型トラックっていうかな…。


一番近くにある、左側の軽トラから車のドアに鍵を入れてドアを開けてみる。

三台とも同じメーカの車だったせいか、鍵の形がすべてが同じでちょっと苦労したけど、三つだけの鍵だからすぐに合う鍵を見つけた。


車のドアを開けて車のシートに座った真はすぐに困った顔になってしまった。

車がマニュアル式トランスミッションだったからだ。


真は一応、運転免許証をもっていた。大学入学の際にバイクに乗りたがった真は免許証を取ろうとしてたがバイクは危ないと、親の反対が激しく、結果としてはバイクではなく車の免許を取ることになったんだ。


しかし、残念ながらお金と時間をかけて免許を取ったころには,親の心配のはなしでうんざりになって免許を取った以来、使うこともなくバイクも車も乗ったことがない。

免許証もマンションのとこかにあるのかさえも分からない。

運転の基本は学んだとはいえ、慣れてない車の運転にマニュアル式はちょっと無理だと真は思ってしまった。


でも、やって見なければわからないと思って、キーを回してエンジンを回した。


駐車場は広いし、障害物になれそうなものはそんなにない。何台か車があるだけだった。

真はゆっくりとギアボックスの変速をしながら車を走らせてみた。


慣れてないせいか結局2-3回くらい変則するさいにエンジンが「プタタ」と音を鳴らし、激しい揺れとともに車が止まってしまった。

自転車を乗るように何回かもっと練習すれば慣れるものだろう。

だが、今はそんなに時間をつぶしている暇はない。


真は車から降りてほかの軽トラに向かう。

同じく、鍵で車のドアを開く。全く同じ車種だからなのか、この車もマニュアル式だった。

これもパス。


真は最後に三台目の一回り大きいトラックのドアを開く。

この車もマニュアル式ならばギア変速になれるしかないと…。


ドアを開けた真の目が光った。

「ラッキー!!」

このトラックだけはオートマチック式だった。


マニュアル式との大きい違いは名前通りにギアボックスの変速を自動でやってくれることだけど、マニュアル式は変速の際にクラッチペダルを押さないと変速できない。

でもタイミングをミスすると、さっきのようにエンジンが止まってしまうのだ。

それに頻繁に変速をすることがあるたびにはクラッチペダルがある左足が相当疲れる。

オートマチック式ならば、右足でアクセルとブレーキだけを押すだけ。


車に乗り、シートに座った真は車の内部を調べた。

特別なものはないが、先の軽トラとはちがってナビゲーションがついていた。

ほかの二台の軽トラより仕様が良いものなのか、大きいからなのかはわからない。

とにかくないよりはあった方がいいのだ。

マンションからホームセンターまでの道はすでに覚えているけど、これからもっと遠くに行くたびにはこのナビゲーションは役に立つかも知れない。


真は念のためにエンジンを回してみた。

問題ない。

サイドブレーキを外して、ゆっくりと走らせてみた。

やはりアクセルとブレーキだけを操作するのはマニュアル式よりはるかに楽だ。

ぐるっと駐車場を回って見たが、特に問題はなさそうだ。


真はそのままホームセンターの建物の入り口まで来て、自転車とクーラーボックスと道具、カートまでトラックに全部乗せた。

カートはちょっと重かったので悩んだが、マンションに一つくらいはあった方が便利に使えると思ってもって帰ることにした。

軽トラより一回り大きいとはいえ、小型トラックに過ぎないから、荷物をすべて乗せるとスペース的にぎりぎりだった。


真は帰る前に車に降り、ホームセンターの光の電源を切った後、車に戻った。

家へGO!



普通だったら、逆走りになりお巡りさんや周りに散々とご迷惑をかけたかも知れないが、誰もいないから真は逆走り事態にも気付いていなかった。

そのくらいに久しぶりの運転で緊張していたんだ。



真がマンションについたのは確かに自転車をのるより速かった。






やはり11月の末ですね。

段々寒くなりました。


投稿しているといつの間にか来年の2月になってこの小説の時期と同じになれるかも知れませんね。

(笑)


たくさんの方々が読んでいただき、ありがとうございます。

今後もよろしくお願いします。


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