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第十九話 ホームセンター

前話からR15と残酷な描写ありの設定をしました。

多分、その項目に当たらない限度で話を書き続けると思いますが、念のために設定しました。

ある意味の保険です。笑


いつもたくさんの方々が読んでいただき、ありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。



第十九話 ホームセンター


ホームセンターのシャッターが上がるのを確認してから真は警備員室にそのほかにも使えるものがあるのかを探し続けた。

以外と建物の探査には警備員室から探してみるのが正解かも知れない。


キャビネットの中にはキーボックスがあって、正門、事務室、車1,2,3の鍵とカードキーがあった。

カードキーとか書いていなかったけど、カードがキーボックスに入って行ったから鍵の種類だろうと真は思っだけだった。

後ですぐ確認ができるし…。鍵では無ければこの箱の中にほかの鍵と一緒にあるわけがない。


鍵の名前の通りだと、正門と事務室の鍵は必ず必要だ。

車1から3は車の鍵のように見えるが、どこの車だろうと思ったら、駐車場を見ると、車が何台かが止めていた。

普通の乗用車もあったが、駐車場の隅っこに白い軽自動車のトラックが見えた。

遠くてちゃんと見れないが三台揃って駐車されているのを見るとあれだなと真は思った。


考えて見るとホームセンターにも配達とかの仕事が必要だ。

ものによってはお客さんが自分でもって帰るには大きい、重いものがあるし、売店内に品がなく、発注のあとに届くことになるものもあるのだろう。

そのほかにも営業とかにも必要かもしれないし…。


でも、そのほかにもあちこちに駐車場にある車は何だろう。

ふっと見ても6-8台くらいはなるんだが、閉店のあとにも残っているのは…。


その鍵をズボンのポッケットにいれて、真は入り口にもどり、フェンスの前に止めた自転車に乗って駐車場の向こうにあるホームセンターへ行った。


ホームセンターの入り口へ着いた真は自転車を止めて、入り口を調べる。

ホームセンターの入り口の方はガラスの自動ドアになっていた。でもそこには鍵穴などは見当たらなかった。


でも、一番右のドアの方は自動ドアではなく引き出し式になっていて、上の方に鍵穴があった。

ここだと思った真は警備員室からもって来た鍵を入れて見る。

もちろん正門の鍵だ。幸いに鍵の長さや形が違うからすぐわかる。あっさりと鍵が入り、回したら「chaka-」と音がした。


その後、ドアを引いてみるとひらりと開けた。

ホームセンターの中へ入ると、入り口の方がすべてがガラスになっていても、光がちゃんと照らしていないせいか内部は暗かった。

真はリュックにあったランタンを出して、ランタンの光で壁のどこかにスイッチがないのかを探してみた。

スイッチがあるとしたらここら辺…みたいな場所を見ても見つけなかった。

なんでもすらすらとできることはやはりないかも…。


ホームセンターの奥の品棚までは暗いけれど、駅前のスーパーの二階のように完全に光がないわけでもないから暗いだけだった。ランタンを使わなくてもある程度は中に行けるのだろう。

でも、真は迷いなくランタンの光を照らしながら中に入った。

やはり、自分も知らずにマネキンのことが暗いところが嫌になったのかも知れない。


外から見たホームセンターの建物は小さいとは思わなったが、内部に入ると思ったよりも広かった。

真はまずどんな商品が揃えているのかを見た。


普通は真は買い物をするときに買うものを最初から決めて買い物に出すタイプだった。

なので、二回店を回ることになっても、どんなものがあるのかを確認したうえで物を取るのがもっと効率がいいと思った。

今の真はいくつか必要なものがあってもそのほかに自分にどんなのが必要なのかがはっきりしていない。

だから、品棚を見ながら回ってみると、自分に必要なものが見つかるかも知れない。


入って来た入り口のドアが一番右にあったために右から時計の反対側に回ってみることにした。

まず最初に目に入ってきたのは園芸、ホームガーデン関係のコナーだった。

スコップ、ハサミなど園芸関係の品が目に入ってきた。

さすがにホームセンターで、スコップだけでも大きさ、作業の種類などによって分類されていたりして、商品自体が本当にいろんな意味でいろいろと沢山あった。

そのほかにも肥料、土なども袋ごとにあったりした。もちろんスコップのように種類もたくさん…。


園芸の興味はないし、寒い二月にすることではないからそのまま目だけを通して過ぎて行った。

そのまま品を見ていて品棚の角を曲がる頃に「関係者以外立ち入り禁止、業務員出入口」と書かれたドアが目に入った。

「きた!!」


多分、ここが事務室だろうと真は思ってドアの中に入った。

ドアは引き押し式のドアで鍵などなく、押すだけで開けた。

ドアを開けると、廊下が出た。廊下の中は暗かった。


ランタンの光で隅々まで照らしてみると、廊下はそんなに長くなく、正面に扉が一つあった。

見えて来た正面の扉に向かって歩きながら廊下の周りを照らした。

廊下の真ん中くらいに行ったら、最初は見えなかった扉が左の壁側にもう一つ見つけた。

ノブを回してみると鍵はかかっていない。


真は正面の扉に行く前に壁側の扉の中をちょっと覗かせて見た。

机と椅子、机の上のパソコンなどを見るとどうやらここがホームセンターの事務室らしい。

すべてを詳しくランタンの光で照らしながら調べたわけではないけど、事務室その以上以下でもなさそうだったので、壁側のドアを閉めて正面の扉に向かった。


そう長くない廊下の最後まで着いたら扉が金属製なのを確認できた。

扉は廊下の方から外の方へ押して開けるタイプだった。


扉を押して開けると、そこは外だった。

建物の外。

建物の構造を考えると多分、ここはホームセンターの裏側だろう。


真は外に出て周りを見た。

そこには自販機、長いベンチ、そして野積されている品があった。

特に気になるものはない。


その時だった。

「チャキン」と出て来た扉が閉められた。

仕掛けがあって自動で閉めるドアだったらしい。


真は扉を開けようとするが、ノブを引いてみても全く動かない。

でも、ちゃんとノブの斜め上のところ見たらキーボックスがあった。

開けてみたらそこにはカードタッチと番号式の認証機械みたいなのがあった。


真はカードタッチがあるのを見て、警備員室からもって来た鍵の中でカード型のキーがあるのを思い出した。

多分、これでこのドアを開けるのだろう。


カードを機械のタッチエリアへ当てると「カチャン」と音がした。

その後、扉を引いてみると、扉は開けていた。


ここは建物の裏側だからここの扉が閉めても正門の入り口まで戻ればいい。

でも、余計に体を動かすだけだから、真はカードキーを持ってきてよかったと思った。


再び真が中に入ると、カードキーのせいなのか廊下には光が点灯されていた。

点灯された廊下を見て、真はどのみちカードキーは必要だったなと必要性を感じた。


品があるところへ行く前に壁側の扉にある、事務室へ行った。

ドアを開けて事務室の中に入ったら、そこは暗いままだった。

カードキーは廊下までかな…。

事務室をランタンで照らして調べると、ドアの傍にスイッチがあるのを見つけた。

すべてのスイッチをオンにした。

すると事務室の光が入ってきた。


でも、事務室の姿は真がランタンで照らした時とはそう変わりはなかった。

机、いす、パソコン、机の上の書類、引き出しなど…。

職員が多いのか、パソコンも軽く10台は越えていた。

こんなに広い店だから人が多いのもそんなにおかしいことではないと真は思った。


そして、ランタンで映した時には知らなかったが、事務室の中にもう一つの扉があった。

「在庫」と書かれていた。

机の上などを見ながらその扉まで行って、開けてみたら意味通り倉庫だった。

野積できない商品や、品揃い前の商品とかかなと思った。


今の真としては売店内の品棚の方にもどんなものがあるのかも知らないから、ここまでは用がなさそうで、扉を閉めた。


事務室も特に目に入るものがなかった。

どこでもありそうな机とパソコンとかだった。

真の目を引くものがなかったから、壁にあった事務室のスイッチをオフにして売店内に行こうといた。

そうしようとしたが、スイッチの一部が売店内の光のスイッチだったらしい。

バッテリーも今のところは無限ではないから節約できることは節約した方がいい。ランタンを使うのもほどがあるので、面倒だったがラベルを見て売店内の光だけは残してオフにした。


光が入った売店内部は内部のすべてが見えていた。

そして明るくなったからか、ホームセンターがもっと広いと感じられた。



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