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女子とプールは緊張する 2

「さて、流れるプールも存分に楽しみましたし、メインイベントといきましょうよ、兄さん!」


「メインイベント?」


ひと悶着あったがなんとかなった折、我が妹が唐突になにかを提案し始めた。


「ふっふっふ。何を隠そう、このプール場には名物があるんです。その名も……ラブラブ・ウォーター・スライダー!」


「さーて、一人で滑ってこようか」


「残念です兄さん。二人用なんですよ」


「先に言っとくぞ。美穂とは乗らん。殺される」


既にお嬢様さまが静かなる殺気を放っているからな!


その殺気になんとなく気づいているであろう我が妹は俺の肩に手をそっと置いて一言。


「兄さん。学校一の人気者と付き合うって……そういうことですよ」


「付き合ってはいないからな?」


「プールに一緒に行くって……そういうことですよ」


「おっそろしいな、オイ」


「れ、麗ちゃん。ちなみにそのらぶらぶうぉーたーすらいだー、というのは、どんなものなのだ?」


聞かずとも何となく分かるだろうに、美穂が確認も兼ねて食いつく。大方、一緒に乗ったらカップルになる、とかだろ。


「未婚の男女が一緒に滑ると結婚し、子沢山で仲睦まじい生活を送れる……という噂です」


想像以上だったわ。


「よし雅文くんすぐ乗ろう今すぐ乗ろう!」


「落ち着け」


鼻息が荒い美穂を宥める。……ぜってー尾ひれ色々ついてるだろ、その噂。


お嬢様の殺気が強くなる。マジで美穂と乗ったが最後、地上に足を踏み入れることはないな。


「そんな(我が身が)危険なもんには乗らん。女子同士、仲良く楽しんでこいよ」


「おぉっと雅文。ボクを忘れてはいないかい?」


「……忘れてたっつーか、もうこの世にいないものだと思ってたわ。なんで生きてんの?」


ボロボロながらも人としての形状を取り戻してる啓に尋ね返す。


「ボクを愛する者がいる限り、ボクは死なないさ」


「それが根拠なら、なおさらなんで生きてんだろな」


「ホラホラ。ここにいっぱいいるじゃないか。ボクを愛する者が」


『……は?』


「お前、なんでそんな自分の死期を早めたがんの?」


お嬢様と美穂の殺意が溢れ出す。ツインテと麗は嫌悪感に留まってる。寒菜は……あ、まずいな。ちっとも嫌な顔してない。むしろちょっと嬉しそう。


「ボクは寒菜ちゃんと乗ることにするよ。雅文もそのドサクサに紛れて美穂ちゃんと一緒に滑っちゃいなよ。あ、乗らずに一線越えちゃってもいいんだよ?」


「滅べ変態」


「変態は滅びないよ雅文。例えボクが死んでも、変態紳士諸君はいついかなる場にもいるからねっ」


「では貴様だけでも葬るとしよう」


バキバキと啓の背後から拳が鳴る音。真正面にいる俺からは美穂の顔が見てとれる訳だが……描写はしないでおこう。


「ボクは死なないよ、美穂ちゃん。何故なら……逃げるからね!」


「のわっ!」


「きゃっ!」


「わっ……!」


啓があろうことか、俺を美穂のとこに突き飛ばし、その隙をついて寒菜を連れて逃げ出した。


「ま、雅文くん、大丈夫か!?」


「……あ、ああ。全然大丈夫だ」


一瞬啓を恨んだが……なかなかどうして。たまには良いことをする。


「雅文様、後で覚えておいてくださいませ。……追いましょう、美穂様」


「む、そうだな。生きて地上に戻れると思うな……!」


お嬢様が美穂と共に啓を追いかけ出す。……バレてたか。


「兄さん。ラッキースケベ堪能できて良かったデスネ」


麗が恨めしげな目で見てくる。やめろ、狙った訳じゃ――


「とりあえず、そのニタニタ顔キモいっす」


……トドメをさされた。





「さて、どうすっか」


麗がツインテとあちこち回ってくると言うので一人残された俺。……噂のウォータースライダーとやらでも見に行くか。


そんなに広くないプールということもあり、少し歩くと目的地にたどり着いた。アレが例のウォータースライダー……。


「すっげー自己主張してんな」


スタート地点は普通だ。二人同時に滑れるように二台のウォータースライダーが設置されている。が、それぞれ外側に大きくカーブを描いたかと思うと、急に内側に向けて交差するような形になっている。要はハート型だ。


「こんなのに乗る時点でほぼ恋人確定だな」


踵を返そうとしたその時、背後から何者かに羽交い締めにされた。


「なっむぐっ!?」


口も塞がれ、そのまま屋外トイレの陰に連れてかれた所で解放された。


「おい誰むぐっ!」


「しー、静かにっ。気づかれちゃうじゃないか。ボクはみんなの人気者だから注意が必要なんだよっ」


KUK(今日もウザい啓)だった。いや、啓だけではなかった。


「……啓、今のはどうかと思う……」


「仕方ないじゃないか寒菜ちゃん。ボクらが無事にラブラブウォータースライダーに乗るには雅文の力が必要なんだから」


「……そうかもしれないけどー……」


「待て。俺の力が必要ってどういうことだ?」


「いいよ、雅文。ボクが懇切丁寧に説明してあげるよ!」


「寒菜、頼むわ」


「あっれー!?」


意外そうに驚くが、何が意外なのかを問い質したい。


「……美穂、雅文のことが好き」


「ああ。……ん、待て。なんだそのおさらい」


「……俊華、美穂の言うこと聞いてくれる」


「そりゃそうだが」


「……雅文が美穂にお願いしてくれたら……美穂が頷いて……俊華も渋々だけど……聞いてくれるはず」


「……なるほど。つまり俺に協力してほしいってことか。美穂を説得してほしいと」


「……そういうこと」


「あー、寒菜?言っとくが、啓と滑るのはやめた方がいいと思うぞ?」


「何でさっ!?」


「純然たる変態だからだよ」


「変態の何が悪いと言うんだい!?」


「全部だよ」


「全部!?」


「……私、啓と滑りたい」


真下から俺の目を覗き込む寒菜。……これは折れそうにないな。


「……分かった。協力するよ」


「ありがとう雅文っ。恩に着るよっ」


「お前のためじゃねぇよ。寒菜に感謝するんだな」


「……雅文。男のツンデレってさ……見るに堪えないよ」


「おーい、ここに啓が」


「わーわー!ストップストーップ!」





とまあ、こんな成り行きで啓と寒菜を渋々一緒にウォータースライダーに乗せるべく説得を試みることに。


「いいか。おとなしーくしてろよ。今から説得してきてやるから」


「夏のプール。人目につかない建物の陰……最高のシチュエーションだよね」


「俺が一声あげたら最高のシチュエーションが最悪のリアルに打って変わるぞ」


「……やれやれ。やめておくよ」


仕方ないなあ、と言わんばかりに肩をすくめる啓。ホントに一声あげてやろうか。


「……雅文、お願いします」


「……こんなこと聞くの、これっきりだからな」


「えー。これっきりなんて、雅文のイ·ジ·ワ·ル」


「じゃ、行ってくるわ」


ダメだ。これ以上いたらマジで大声あげる。


叫びたい衝動を堪え、隠れる啓達と離れてプールを散策する。


「……人探しは骨が折れるな、これ」


何せ夏のプールだ。人が多い。どうやって見つけるか……。


「なにしてるんですか、兄さん、プールも入らずにウロウロと」


「……ちょうどいい所に」


妹がひとしきり泳いできたのか、水を滴らせながら話しかけてきた。


「いい所?可愛い娘でもいました?」


「いや、そういうんじゃなく。美穂見なかったか?ちょっと話したいことがあるんだが」


「……ああ、なるほど。そういうことですか」


フムフムと頷く妹。絶対何か勘違いしているが、話が進むならと深く聞かないことにする。


「美穂さんなら室内の方に行きましたよ。まだ啓さんを探してるみたいで、屋外にいないなら屋内かっ!と。俊華さんも着いていきました」


「そうか、サンキューな」


「いえ。……にしても啓さんには困ったものですね。女の子愛でるにしてもスキンシップ取るにしても、もう少しいいやり方があるのに」


「……お前、まさかとは思うが、可愛い女の子愛でたりスキンシップ取ってたりしてないよな?」


「偶然を装ってるので大丈夫です」


「余裕のアウトだわ」


どうして俺の周りにはこう、変な奴が多いのか……。


「本当ならカメラで激写したいんですけど怪しまれますからねー。仕方なく心のカメラに永久保存ですよ」


「さいですか」


もう、ツッコむまい。


「兄さん」


「ん?」


「ガンバっです!」


「おう」


絶対勘違いしてるが、正すのも面倒なんで放置。屋内の方に向かう。


「やっぱ屋内の方は人が少ないな」


名だたるプールが屋外に集中していて、屋内は50mプールが主流。仕方のない差かもしれない。それでもちらほらと人はいるが。


「ぷはっ!俊華ー、いたかー!?」


「いえ、こちらにはー!」


「やはり屋外に隠れているのか……!?」


その50mプールから顔を出す美穂と、プール沿いにくつろいでる人々を覗いていたお嬢様が互いに声を出し合う。あっさり見つかったな。さて、説得……どうしようか。


「何も考えてないんだよな」


どうにかなると来たが、いざ来てみれば何の有効打も浮かばない。


「む、雅文くん。手伝いに来てくれたのか?」


「あ、いや……」


仕方ない、出たとこ勝負だ。


「美穂、ちょっと話があるんだがいいか?」


「む、どうした?」


「……啓と寒菜のウォータースライダーの件なんだが……認めてやってくれないか?」


「…………?」


可愛らしく小首をかしげながら、何を言っているのだろう、この人は?みたいなリアクションをされる。うん、されるだろうな!


「何を仰っているのですか、雅文様。そんなこと認められる訳ないでしょう」


お嬢様もやって来て、開口一番に否定し、言葉を続ける。


「あの方は間違いなく人に、特に女性に害をもたらす生き物です。歩く災害です。人を不幸にする生き物です。全女性の敵です。そんな方に大切な、大切な友人を近づけ、窮地に追いやるようなことさせません。何がなんでも」


「…………」


悪い啓。何も否定できない。が、これでも頼まれた身。足掻けるだけ足掻く!


「いや、啓にも良いところがあってな」


「例えばなんです?」


「………………」


悪い啓(2度目)。何も出てこない。


「何も出てこないではないですか。私は認めませんよ。ね、美穂様?」


「……うむ、そうだな」


「さ、美穂様。捜索の続きを行いましょう。屋内を続行しますか?」


「……いや、屋内はいないだろう。屋外で手分けして探すぞ。私達が見つける前に乗ってしまっては問題だからな」


「そ、それもそうですね……」


お嬢様、一緒に探したかったみたいな顔してんな。


「では私はウォータースライダー付近を探そう。俊華は流れるプール付近を」


「りょ、了解しました!」


それぞれに散っていく二人。……。


「これ、俺の力がどうこうよりも前に、啓の普段の行い悪すぎじゃね?」


寒菜には申し訳ない結果になってしまったが……コレはコレで良かったかもな。


「雅文くん」


「うぉう!?」


すぐ背後で声がし、変な声をあげてしまった。慌てて振り返ると、そこには啓捜索に向かったはずの美穂が。


「ど、どうした?」


「……寒菜とアレの件だが……一つ条件を呑んでくれるのなら、私は許可しようと思う」


「え。い、いいのか?アレだぞ、寒菜と滑るの」


急すぎて逆に止めようとしてる。……つくづくアレの普段の行いは悪かったんだと再認識する。


「うむ。……その代わり……しと……てくれ」


「え、なんて?」


難聴系主人公のつもりはない。純粋に小さすぎて聞こえない。


「わ、私と……一緒に、滑ってくれ……」


「……」


水に濡れた身体。その身体を包むは布面積が普段より断然小さい水着。水に濡れいつもより艶やかな髪の下から覗く眼。


それを断る気力なんて、俺は持ち合わせてなかった。





「いやー、良かったよ。まさか本当に説得成功させてくれるなんて。よっ、雅文。日本一!」


「……啓」


「なんだい?」


「俺はお前と同類にはなるまい。自らの欲望のみで動くまいと日々言い聞かせてきたんだが……今日、何かの扉を開けた気がする」


「……扉?……どこ行くの、雅文……?」


「新しい世界……かな」


俺達は今、ウォータースライダーの階段で順番待ちをしている。美穂、寒菜、啓が一緒だ。


負けた気がした。自分自身に。なにより寒菜からの頼みとかの考えよりも誘惑に負けてここに来た自分自身に。


消沈していると、啓が肩を叩き、ニコッと笑いこう言った。


「ようこそ。こちらの世界へ」


「黙れ。雅文くんが貴様のいる下賎な世界に行く訳なかろう。墓場で永遠の眠りに就きたくなかったら口を閉ざしていろ」


「…………」


寒菜と一緒に滑りたいからか、それ以上口を開くのをやめる啓。普段なら余計に拍車をかけて喋るのに……少しでもあやかりたいのか。ここの噂に。


「雅文くん、気をしっかり持つのだ。寒菜の願いを聞き入れ行動してくれた雅文くんが、コレと同じなはずないのだから」


「おう、ありがとう」


ダメだ。しっかり目を合わせられない。これが罪悪感か。


「次の方、どうぞー」


係員の声がし、俺らの前の女子二人が準備する。……ツッコむまい。


「……女の子、二人。……もっと仲良くなりたいのかな……?」


「うん、そうだよー。仲良くもなれるからねー、ここは」


「……私、もっと啓と仲良くなる……!」


「……」


寒菜に向かって虚空に手を伸ばそうとする啓。……自身の欲望と葛藤してんな。手を引っ込めたから辛うじて勝ったみたいだが。


「命拾いしたな。今手を伸ばしていたらココから突き落とすところだったぞ」


「それは危ないところだったよ。目的果たさずして死ぬ訳にはいかないからね」


「……念押ししておくが、寒菜に不埒な真似するなよ」


「精一杯努力するよ。と、ボク達の出番みたいだ。後で会おう、美穂ちゃん」


「貴様、努力ではなく確約をしろ!おい!」


「……美穂、雅文。またあとで」


美穂の叫びも虚しく、啓と寒菜は同時にウォータースライダーを滑り始めた。


「……やはり」


「ん?」


「やはり奴は後で抹殺するとしよう」


「その方がいいかもな」


もう弁護する気も起きん。



「はーい、次の方ー」


啓達が滑り終えたのを確認した従業員が、俺達を手招きする。


「……雅文くん」


「ん、なんだ?」


それぞれスタート地点に腰かけると、美穂が優しくこちらに微笑んで言った。


「……今、私達は恋人同士に見られてるんだろうか?」


「……かもな」


「ふふっ。嬉しいのだ」


上手く返せず不器用な返しだったのに、美穂は嬉しそうに笑った。


それから同時に滑り、スライダーの中をビュンビュンと走り去っていく。気分はジェットコースターだ。


数秒して足に強い衝撃が襲ったかと思うと、身体は水面下にいた。無事に戻ってこれたようだ。


「ぷはっ!……楽しかったのだ、雅文くん!」


「……なら良かった」


陸にあがると、何故かみんなが近くにいた。啓はお嬢様とツインテに確保されていて。


麗が寒菜を避難させた後に啓の悲鳴がこだまするお約束展開を経た後に、残りの時間をゆったりと楽しんだ。




「あー……楽しかったのだ!」


「美穂様が楽しんで頂けたようでなによりです。……後で雅文さまには刺客を送り込まねば」


「聞こえてんぞー。誰よりはしゃいでたお嬢様ー」


「はっ、はしゃいでなどいませんっ。多少羽目は外しましたが……!」


「もっといろんなもの、ウチで外しませんか、俊華さん?」


「こっ来ないでください!」


ジリジリとお嬢様に近寄っていく麗。はぁ……。


「麗。今のセクハラだぞ」


「分かってますよー。ジョークですよ、ジョーク」


「色々と本気だった気もするが……まあ、いいか」


「……夏も終わり、だな」


美穂が空を眺める。……あと一週間、か。…………。


「残り少ない夏を惜しむ意味も込めて、今から花火でもしないかい、みんなっ?」


辛うじて生きていた啓が美穂の前にニュッと現れ、ビンタを喰らって再度沈んだ。


その啓の最期の提案を聞いた寒菜が目を輝かせて言った。


「……花火、したいっ……」


「いいですねっ。じゃ、そこのコンビニで買いましょー!」


「賛成っす!」


「玲奈、はしゃぎすぎですわ。今から花火なんて……ね、美穂様?」


「いや、いいんじゃないか?たまにはこういうのも」


「姉御の許可も貰ったことっすし、買いに行くっすよー!」


「「(……)おー!」」


「あ、ちょ……私も行きますわ!」


「じゃボクもー」


みんながコンビニに向かっていく。残ったのは俺と美穂。


「雅文くんは行かなくていいのか?」


「ストッパーもいるし、行かなくていいだろ。そういう美穂は?」


「同じなのだ。……ああ、いや。もう一つ理由があるならば」


腕を後ろに組んで、姿勢をこちらに傾けるようにして覗き込む。プールの塩素の臭いと、美穂のなんかいい匂いがする。


「雅文くんと、こうしてゆったりする時間も悪くない……なんて、思ってしまってな」


「……そうか」


「うむ!」


満面の笑顔の美穂。……言っとかなきゃな。


「美穂」


「なんだ?」


「……その、俺、口が悪いときけっこーあるけどさ、なんつーかその……いざ褒められたり、なんかいい感じの返しを求められると、答えに迷って、上手く返せない時があるんだ」


「知ってるのだ。ちょっとそれを楽しんでるところもあるのだ」


「おい」


「ふふっ。冗談なのだ。いや、麗ちゃん風に言うならジョークなのだ」


「……ああもう、続けようと思ったのに、もう良くなっちまった」


「気にしなくていいのだ。それも雅文くんの個性なのだ」


「…………」


なんか……もう美穂に勝てない気がする。


「おやおやぁ~?」


そんなしんみりしてるようでしてない雰囲気の時に、KUK(今日も誠にウザい啓)を筆頭にみんながぞろぞろ。


「いい雰囲気っすねー。キスする?キスしちゃうのかい、ユー!?」


「屍を地中海に埋めてやろうか、雑虫が」


「あふん!いい!」


「……雅文と美穂、とってもいい感じ……!」


「雅文様……やはり帰りに刺客を送らねば」


「修羅場っすねー」


「何を言うんです、玲奈っち。本当の修羅場はこれからですよ」


この後、花火どころじゃなかった。

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