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作業に飽きやすい少女のVRMMO  作者: 頭の軽い奴
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次は何をしようか17

 

  何時もの通り、ログインをして噴水広場に出る。


  今日は何をしようかな。昨日の時点で分かったことは袋の性能か。あと、恋歌が薬草を採ってくるということかな。つまり、依頼を達成するのに必要なのは羊の毛があればいいということだね。


  今日やることを適当に決める。そして、目的を達成するために西側へ向けて歩を進める。西側はいつも通り閑散としている。


  一面に広がっているのは農場や畑だからNPCは夜にわざわざ作業をする必要がないのだろう。プレイヤーがいない理由は何でかな、確か恋歌が初日に言っていた気がするんだけど。


  まあそんなことは私には関係ないか。


  思考を打ち切り、西側から町の外に出る。西側の平原はここ数日来ていないがどこかに変化がある様子はない。


  まあ、たかが数日で環境が激変していたら衝撃的だけどね。


  問題はここ数日と変わることはなく、どうやって標的である羊を探すのかということに尽きる。恋歌の言葉を信じるのならば夜、適当に行動すれば手に入る様子である。だが問題がある。


  恋歌はかなり遅くまでゲームをしていた。そのため、ゲームプレイ時間ということを考えると少し面倒だろう。つまりは、しばらく時間のかかる様なものしかない。


  ……そこまで率先してやる気が起きないんだよなあ。デスペナルティ覚悟で遠くへ行って見ようかな。


  ぼんやりと目的もなく平原を歩き続ける。景色が変わる様子もなく自分の足音しか聞こえない。


  まるで、私以外には何も存在していないかの様だね。こういう時は昔のことを思い出してしまうのだけど。


  昨日も似た様なものではあったがあの時は目的があったために少し状況が違う。町から離れて行くが敵に遭遇することもない。


  ゲームに没頭し始めたのはいつからだったかな。あれは確か学校を行くことができないときのことだったはずだ。


  歩きながらも私はどこか記憶に違和感を覚えて首を傾げる。


  友達から教えて貰ったゲームが面白くて貸して貰ったはずなんだけどな。始まりは何だったのだろう。昔の出来事だから覚えていないのかな。


  平原には爽やかな風が吹いている中、私は違和感が消えることのない感覚に立ち止まる。この感覚はつい最近も覚えていた。


  この違和感、[魔力操作]のときもあったんだけど。何で同じ違和感があるのかね。別の事象であり関係はないと思うのだけどな。


  昔のことについて考えている間、消えることのない違和感に溜息を吐く。息を吐き出すと同時に思考も切り替える。


  考えていてもどうしようもない。諦めて他のことを考えよう。


  そこで周りを見渡して私は気づく。


  「そういえば、ここはどこだろう」


  全然、見知らぬ場所に着いていることに。


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