表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作業に飽きやすい少女のVRMMO  作者: 頭の軽い奴
35/38

次は何しようかな15

 

「フレンドチャットのタイミングを読んでなかった?」

「な、何のことかな~」


  それは白を切っていることが丸わかりなセリフだった。笑っていて隠す気のない言動に溜息を溢す。


  テンプレートを起こすため、と言ったところかな。テンプレートの内容を悟らせてはいけないと思うんだけどね。


「でも、よくお姉ちゃんは初撃を躱すことができたね。何の前触れも無かったと思うんだけど」


  首を傾げて私に聞いてくる恋歌だが、そのセリフを聞いて私が首を傾げる。


  何でかな、あの時は単純に空気が変わったから何も考えずに伏せただけだったからね。


「何か気配が変わったから伏せただけだよ?」

「つまり、足元とかに来ていたら躱すことはできていなかったの? ある意味で運が良いね」


  本当にある意味でね。耐久力がある訳ではないから一回でも直撃を受けていたらここまで耐えることはできなかったわけだからね。


  そもそも、本当に運が良いならここまで突発的なイベントには巻き込まれないと思う。


  私は恋歌に気になったことを質問する。


「そういえば、私を置いて先に行ったんだから、薬草とかは集まっているんだよね」

「ぎくっ。残念なことに集まってない……」


  なんの為に、私を置いて行ったのかな。役に立っていないにも程があるのではない。それを言ったら私も何も集まっている訳ではないのだけどね。


  私と目を合わせずに慌てて言い訳を言っているが、聞き流す。


「何で集まって無かったの? 流石にテンプレートのためという理由ではないよね」

「……」


  聞いた途端、言い訳が止まる。その様子に私は呆れることしかできない。


  あ、これはその理由しか無かったな。薬草集め放置してテンプレートを起こしたいがために戦闘を傍観していたね。


「さ、さあお姉ちゃん! 町に戻ろうよ。疲れてるでしょ?」

「薬草とかを採るのは任せた」

「ま、まあ私が戦闘に巻き込んだ訳だしね。しょうがない」


  溜息を吐いている恋歌だが、溜息を吐きたいのは私の方もそうなんだよなあ。どうやったのか知らないけど、恋歌がテンプレートを起こしたいがためだったからね。私は回避をしなければいけなくなったのは。


「明後日までには集めておくよ」

「よろしく。羊の毛は戦闘を行えば溜まるのかな?」

「入れ物があればね。教会で貰った袋は見た目を除けば無駄に優秀だよ」


  そういえばあの袋には鑑定していなかったな。属性を付与できたとか訳の分からないことを言っている恋歌が、無駄に優秀ということはかなりか。


  序盤で壊れないという性質を付与した恋歌がそのように言うとは、その袋も壊れ性能なんだろうな。


  町に向かっている最中に袋の性能を聞くと、恋歌が無駄に優秀と言った理由に納得する。


  このゲーム、序盤に優遇し過ぎじゃないかな。後半をどうする気なのか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ