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作業に飽きやすい少女のVRMMO  作者: 頭の軽い奴
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次は何しようかな14

 

  残り三割といったところかな。ちゃくちゃくと私の体力ゲージは減っていくんだよね。


  前にあったあの牛もだけど、何でこう対処方法が分からない様な戦闘ばかり起きるかな。ゲームだよね、これはMMOとはいえゲームだよね。


  暗闇の中で敵の正体は分からない、一方的な戦闘程やる気は無くなるね。せめてもう少し戦闘方法による相性を考慮して欲しいな。


  嘆いていても相性は覆らない。そのための思考するが、この約五分以上はループしてるんだよね。


  思考を切り替えなきゃとか思ってはいるけど、ここまで自分の中で緊迫感が無くなる程に単調な攻撃が悪いと思うんだよなあ。


  でも飽きたことに変わりはないから少し情報を整理しよう。


  魔法陣を展開するだけでそれを崩して来るのだから、敵の攻撃を誘導することは可能である。敵の攻撃してくる方向は変わらない。


  まず、敵は考えなしの阿呆といえるんだよね。直線的に攻撃を加えられる者には暗闇である必要がない。攻撃手段を封じられていたから私には効果ありだったけど。


  敵が攻撃してくるペースは変わらない。回避は比較的容易いとは何回思ったかな。


  ……フレンドチャットが何で今頃くるのかな。違和感を持つには遅すぎると言いたい。


『お姉ちゃん、何と戦ってるの?』

『知らない。魔術行使できないから手伝って』


  恋歌のスキルに戦闘に使えそうなものあったかね。採集だとか裁縫だとかしかなかったような気がするんだけど。


  暗闇とはいえ、恋歌は私の場所を把握している様子だし、敵の位置を分かっているのか。私からは恋歌の位置がさっぱりだけれどね。


  これはどうしようかな。


  正面にいるだろう敵からの攻撃が止まる。他に何か音がする訳でもない状況に、内心冷や汗が流れる。


  攻撃が止まったのか、不味いね。元から向こうがどこにいるのかというのは敵の攻撃便りだったのにな。このまま位置を変更されたら私は対処できないのだけど。


  だが、その焦りとは別に疑問ができる。


  何で今頃位置を変えたのかな、場所を変えるには遅すぎる。恋歌と戦闘になったのならその限りではないけど、それにしては戦闘する様な音が無い。


  考えていても仕方がないので今まで攻撃が飛んできていた方向へ歩みを進める。向かった先では恋歌と思わしき少女と今まで飛んできていた短剣に刺された男がいた。


  どうやったのかというのは知らないけど、恋歌が敵を倒したということかな。短剣を奪って相手を倒すとか魔術ではされたくないね。私自身がやるのは別にいいけど。


  男の体はポリゴンに変わり、砕け散る。ポリゴンの欠片すら空気に溶けて消えたことを確認した後に恋歌に話しかける。


「ありがとう。助かったよ」

「ごめんね。お姉ちゃん、まさか魔術を行使させてくれない奴だと思わなかったの」


  その発言をされると、私は恋歌が敵に気づいていて放置していたと疑わざるを得ないんだけどな。

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