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作業に飽きやすい少女のVRMMO  作者: 頭の軽い奴
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次は何しようかな12

 

  足音が聞こえた方向を見ると、そこには闇が広がっていた。


  まあ、[夜目]とかいうスキルがありそうだけど、私はそんなのとっていないからね。見える訳がないんだよな。


  内心、自分のスキル構成に呆れつつ周囲の音を探る。


  どうしようかな、多分こちらの位置はバレていそうだしな。声がかかってくる気配もないからプレイヤーや町の住民側ではないと思うんだけどね。


  だが私の頭は同じことを考えているだけのプレイヤーだったらという可能性が頭の隅を横切っていた。そのため、魔術を行使するということはできない。


  行使はしないけど、さっき見た魔法陣を展開するくらいはいいよね。起動しなければ問題はないはずでしょ。


「……何か私自身でも自分の考えの切り替わりが分からないな」


  魔法陣を展開する。目的は殆ど脅迫なので火属性で起動していた魔法陣の形を使う。


  段々、私が建てた考察の内容と実際に教えて貰った内容が混じってどれが何か忘れそうだな。これは整理しておかないと、実は違いましたとか引き起こすやつだ。


  自分の思考の飛び方に呆れつつも魔法陣は展開され、辺りは魔力が発光していることによって淡く照らされる。


  これでも、足音の正体は分からないか。期待はしていなかったけど。


  足音は魔法陣が展開され始めてから止まっていた。そのため移動はしていないと予想する。


  足音の聞こえた方向はこっちだったよね。でも、私が知っている魔術は座標の地点が爆発する様な感じのやつなんだよなあ。直線に飛ぶ魔術が欲しい。


  しばらくは何も変化が起きない。展開された魔法陣に変化がある訳でもない。音が新しく近づいてくるということもなかった。


  なんだかな、この足音は何がしたいのかね。本当にただのプレイヤーという考えがあっているのか。


  油断して死ぬというのは馬鹿らしいので抵抗はしようと思う。だが、先程から安定していない思考でできるのか心配になる。


  ま、敵でなければ抵抗する理由もないしね。


  そのとき、周囲の空気が変わり咄嗟に伏せる。すると先程まで頭のあった場所に何かが飛んでいく音がした。


  危ないな。せっかく待機させていた魔法陣も壊された様子だから、敵なことは確定かね。となると何で襲ってきたかというのが疑問になる。


  こういうときに座標指定の類は困る。攻撃する意思を隠す気は無いようなものだから何とか回避できているに過ぎず、いつかは私が負けてデスペナルティを貰うことになる。


「最悪は魔力の発光を利用するとしようかな。使わない属性なら良い気がする」

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