次は何しようかな4
次の日、またログインする。すると、そこは噴水広場だった。
このセリフ、何回することになるのかな。ログインする度にこの感想というのもどうかと思うけど。現在時刻は夜の七時である。
そういえばカリンとはフレンド登録していたけれど、サカキとはしていなかったな。どうしようかな、合流できるといいんだけど。私は別ルートで辿ってみるとは言ったけど、連絡手段がないというのは流石に痛い。
そういえば、ステータスを見ていなかった。ボス戦と言えそうなものをやったのに確かめ忘れるとは。VRMMO自体は初めてではないんだけどな、やっぱりブランクが酷い。
ステータスを開く。
[ステータス]
名前……サクラ
スキル……[言語]、[魔力操作]、[鑑定]、[MP自動回復量増加]
HP……100%
MP……100%
TP……100%
STR……8
VIT……0
AGI……15
DEX……26
INT……60
MIN……26
LUC……50
装備……[初心者セット]
偏り過ぎじゃないかな。VITが全く伸びていないし、伸び方がおかしい気もするんだけど。というかボス戦といっても、経験値とかいう概念が無さそうだな。
「ボス戦の利点はあるのかな、このゲーム」
学校のせいでもう七時なんだよな。図書館が開いているのか微妙なところだね。まあ、行ってから考えよう。
「やっぱり開いてなかったか。これ、学校ある日だと図書館には行けない様な気がするんだけど」
となると、どうしようかな。
この後に何をするか考えていると、図書館の扉が開く。そこからはローブを着た青年が出てきた。
「おや。図書館をご利用される方ですか?」
扉が開くと思っていなかった私は、咄嗟に答えることができない。
いや、閉まっていたから人もいないと思っていたんだけど。図書館の利用はできれば良いんだけど、厳しくないかな。
少し空白の時間ができる。フードを被っているため顔が分からない。
「え、ええ。夜にしか来れないことが多いのですが、この図書館は夜は開いていないですよね?」
「夜にしか来れないとなった場合ですが、[記録の図書館]と呼ばれる場所があります。そちらなら何時でも開館しています」
いや、これは夜にしか図書館を訪れることのできないプレイヤーに向けられた救済処置かな。条件としては夜に図書館に訪れることなら納得できる。昨日来たときはなかったから、二日夜に図書館を訪れるかな。
思考が逸れた。笑顔を浮かべながら情報を教えてくれたNPCに対してお礼を言う。
「有難うございます。助かりました」
「いえ、夜に訪れる異邦人には全員に言おうとしていることですから」
これは一種のフラグになっていたな。というか言おうとしている、って今まで居なかったのね。




