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作業に飽きやすい少女のVRMMO  作者: 頭の軽い奴
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次は何しようかな3

 

  喫茶店を出て町の南側に向かう。さっきはカリンに声をかけられたおかげで図書館に行けなかったからね。


  見つけた図書館へ向かう途中、先程の出来事を思い出していた。


「現実でも知り合いとは思っていたけど」


  サカキとカリンって幼馴染だったとは思わなかったな。あの少女は依頼を受けて貰えるって分かったときは喜んでその関係を気にした様子はなかったけどね。あの少女はマイペースなところがあるというか、周りに依頼という形で協力を求めていた。それにしてはどこか自分とは別の話だとしている様な気がするんだよね。


「本当、序盤の依頼内容ではないよね」


  町を歩きながら依頼について考えて溜息を吐く。魔術については教えてくれたのは、幻想属性の魔力に反応する魔法陣と詠唱についてだったかな。


  魔法陣の形によって何属性に反応するかは決まる様で、幻想属性に反応するのはこの形しかなく他属性にもそれぞれの形がある。


「何で魔術ってこう面倒な仕組みをしてるかな。詠唱なくても発動するらしいけどラグがあるって」


  発動までのタイムラグだけで、消費に関わるのはその前の魔法陣を書く方とのことだけど。展開するのに魔力を消費して、他は周りから吸収している。詠唱はその補助で一定まで溜まれば発動する。


「周囲の文字が座標とか効果とかが書いてある、と」


  周囲の文字を解析できたら回避が余裕な気がする。できるかは知らないけど、私が何となく分かっているのは変換に対応していそうな文字だけだし。



  あ、図書館ってここだ。危ない、通り過ぎるところだった。図書館の外装は周りの建物と変わらないため、看板を読まなければ通り過ぎていた。


  図書館に入ろうとして、扉にかけられたプレートがあることに気づく。そこには、閉館の文字があった。メニューを確認すると、現実と同じ仕組みをしているならとっくに閉じていてもおかしくない時間である。


「もうそんな時間経ってたとは思わなかった。これだと妹のこと言えないな」


  閉館時間のこと忘れてた。というか現在時刻すら気にして無かったというのもやばいな。もう十時近くになってるんだけど。ログアウトしなければいけないな。


  時間に気づいてログアウトをする。町の中は人通りが少なく閑散としていた。




 視点変更……サイド M


  彼女は接触できたのか。これからこの世界はどうなるかな。この接触だけで世界の流れが変わるとは到底思えないけどね。干渉するつもりではあるけど、どうやって入ろうかな。そのためにも、この認識は邪魔だな。


  この日を境にこの町にいる住民が一人減った。だが、それに気づく人物は誰もいない。

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