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作業に飽きやすい少女のVRMMO  作者: 頭の軽い奴
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さてどうしようか2

 

「これがそのゲームなの?」

「そう! そのゲームだよ。お姉ちゃん」


 自慢気な顔で恋歌はそう言っているが、買うためのお金は私達ではなくて親が買ってきてくれたものだ。

 バイトをしているとはいえ、流石にゲーム機ごと買うのは高校生な私達には厳しい値段だった。

 そのため、買ってくれた親には頭が上がらない。


「あ、お姉ちゃん。私はいつも通りやる予定だからね。待ち合わせはいつもの場所で」


 知らない人がいる前では浮かべないような純真な笑顔で恋歌は自分の部屋に戻る。

 だけれど、そのセリフを聞いた私は違和感に気づき、咄嗟に恋歌を呼び止めようとする。


「恋歌っ! いつもの場所って言うけど、私は知らないからね?」


 だがその前に部屋に入ってしまい、場所は結局分からず仕舞いになってしまう。

 いつもの場所、そう言われる場所は確かに私達の間に存在した。

 けれどもそれが、今回遊ぶゲームに存在するのかということが問題なのだ。

 顔をひきつらせながら呟く。


「それって喫茶店『******』だよ? 喫茶店ってことでいいんだよね?」


 でないと、流石に合流できないからね。VRMMOの世界で待ち合わせに失敗して合流できないとか嫌だよ。

 喫茶店『******』とは、私達の最寄り駅の近くにあった喫茶店の名前である。

 私達はよくどこかで休憩するときその喫茶店を待ち合わせにしていたのだが、今は取り壊されているためにない。


 今回遊ぶゲームは題名等を見る限りファンタジー系の世界観らしく、魔法があるようだ。


 まあいいか、やってみて考えようかな。




 ゲームを開くと、そこは白い部屋だった。

 自分の体は白いもやになっていて、不定形だった。


不定形と認識して、何かが頭に引っ掛かるが思い出すことはなかった。




 さて、白い空間の中にはパソコンが一台ある。ディスプレイには文字列が記入されているがようこそ程度の文なので特に語ることはない。

 暫くすると、文字列が消されて新たにこう記されていた。


『貴方の名前は?』


 どうしようかな。本名は駄目だから、普段使っている名前も駄目なんだよね。

 関係ないけど確かゲーム仲間の彼はできないって言ってたね。霊障が不定期で起きるから、VRMMOなんかの意識を別のところに送るのはできないとか。全く、彼は何を言っていたのか。

 霊障って現実に幽霊なんかがいる訳がないのに。

 まあせっかくだし、彼の名字からとろうかな。


 キーボードを叩き、ある文字列を作ってエンターキーを押す。


『「サクラ」でよろしいですか? YES or NO』


 YESにカーソルを合わせてまたエンターキーを押す。

あれ?

ほとんど進んでない。

多分こんなペースで進みます。

間違いがあったり、ここはこの表現の方がいいという表現がありました。

という方は報告して下さると改善されやすくなります。


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