↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星幽たちのアカシックレコード  作者: 主道 学


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/18

ライオンと呼ばれた男 その6

 男子生徒の身体が後方へ吹っ飛んだ。


 まるで、見えない拳に殴り飛ばされたみたいに。


 デミニさんが、「こっちもお願い!」と不思議な力で拘束していたもう一人の男子生徒を解放した。


 だが、すぐさま、男子生徒は解放されたと同時に黒い翼が生え、空高く飛んでしまった。


「え?! 飛んだ??」

「デミニさん! この人たちは一体何者なの?」


 デミニさんが、ぼくの傍へ来た。

 だいぶ疲れているようだけど、まだ体力的には余裕がありそうだ。


「この人たちは、アンブラルに寄生されているのよ。だから、奇怪な生物になってしまってるんだわ」

「これがアンブラルに寄生されてしまった人たち……」


 アンブラルに憑りつかれてしまった人は、狂ったように暴れ出し四日後に死ぬ。そうパンフレットに書いてあった……。


 ぼくは、少し目を閉じてから、空高く飛んでいる男子生徒に向かって、右手の掌をかざした。


「あ!」


 だけど、直感的にわかってしまった。


 この見えない拳のような不思議な力は、命中率が壊滅的なんじゃないかと……。


 男子生徒は空を自由自在というより、あたかも、もがき苦しんでいるかのように、空中で暴れ回り、あっちこっちに飛んでいた。


 こちらに目を向け、恐らく攻撃? というよりも、寄生しようと必死のようだった。


「えーいっ!」


 ぼくは、それでも掛け声と共に掌から不思議な力を放った。


 ドーンっと、大きな音とともに、男子生徒からは遠い空気がねじれ、無色透明な爆発が起きた。


 だけど、空を飛んでいる男子生徒はもちろん全然無事。

 掠り傷すらない。


「あ、それ! 当たらないの? もっと正確に狙って!」

「う、うん!」


 ぼくじゃない、隣のデミニさんが顔を真っ赤にして焦り出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。