ライオンと呼ばれた男 その1
一時限の授業に席替えをして、デミニさんが隣の席になった。その後で、新学期初めてでもある授業は、ソラリス学校の歴史を学べるようだ。
「ソラリス学校の歴史といっても。だいたい、パンフレットにも書いてある通りだよ。その詳細版さ。でも、卒業試験とかでもでてくる部分があるからね。しっかり勉強しておかないといけない」
学校の先生が、そういった。
確かにパンフレットにもあるところが多かった。
ソラリス学校のソラリスとは、ラテン語で太陽の意味。2028年にソラリス学校。いや、ソラリス街はまったくといっていいほど太陽が射さなかったんだ。原因は、地球の大気圏外に発生した宇宙の大量の塵のためだった。
宇宙の塵によって、一年間地球全体のどこでも太陽が隠れるという不測の危機が発生していたんだ。そして、ソラリス街だけは、空の宇宙の塵がなくならなくて、おおよそ2年間という長い年月も太陽が隠れてしまったいたんだ。
それが原因なのかどうかは、誰も知らないけれど、その2年間のうちにアンブラルがいつの間にか現れるようになったんだ。
パンフレットにもあるんだけど。
アンブラルは人に寄生をする。
寄生された人は、死ぬ前に悪さばかりをする。
そして、寄生された人は、必ず四日後に死ぬ。
と、アンブラルに関するこの三つは、ぼくも覚えている。
アンブラルとは、一体なんなんだろう?
そして、ソラリス学校は太陽がいつも昇るためにという希望のために2028年に建立したんだそうだ。




