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チョコと不動産屋  作者: 夢丸力丸


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3/12

3  アニメや(前編)

24年ぶりに再会した元カレは不動産屋になっていた。15年ぶりに帰国した私(主人公・コト)は様々な社会問題を、不動産で解決してゆく。

そして、大人の恋のやり直しはできるのか。

チョコを食べると活性化する脳で、町の活性化からシングルマザーの疲弊、幼児虐待、老人の孤立にどんな解決策を出すのか。

誰にでもある青春のやり残しをやり直す、人生・社会問題解決バラエティ


チョコと不動産

3 アニメや (前編)


マンションのドアには小さなプレートがあり、防犯カメラ作動中とかいてあった。

どこにも漫画オフィスの雰囲気はない

ドアをあけ、「連れてきたぞ~」と元カレが言うと一斉にスタッフが振り向いた。

「おおっ~、これは何? このキラキラ感はまるでホストクラブか~」

というくらいイケメンたちがそこにいた。大きく想像を破壊された。いい意味で。


普通のマンションながらリフォームされていて、20畳くらいのリビングの真ん中には大きな楕円のテーブルがあり、4人のイケメンがしかも若いイケメンが打ち合わせをしていた。社長らしき人は窓に背を向けこちらを向いている。壁ぎわにはそれぞれのスペースがあり、パソコンとゲーム用の椅子が並び、全体的にすっきりしている。本や資料などは見当たらず、一見するとゲーム愛好家の隠れ家みたいな雰囲気だった。

社長はイケオジで50近いロマンスグレー、あとの4人のイケメンはこんな感じ。

造一みやつこはじめ社長 イケオジ

青木 バン 金髪セミロング

赤木 ダイ 黒髪ロング

白木 ソウ 茶髪ショート

黒木 力(ツトム 通称トミー) ウエーブ


30前後の若者ながら皆とても清潔感のある、イケメンぞろいで、いつでもホストにもなれる感じ。その方が稼げそうにも思えるが・・・。

話を聞くと漫画ではなくアニメの制作でここはいくつかのユニットのひとつらしい

現在アニメは重要な産業でスパイも多く、詳しくは秘密事項らしい。

どうりでドアのところにわざわざインターホンと監視カメラがあったのも納得。


「初めましてアマネコトです。よろしくお願いします」

「オレの幼馴染で、元カノ。先週までハワイに10年くらい住んでいて、

25年ぶりにばったり会って、定職みつかるまでちょっと手伝ってもらってる。

日本食レストランで働いていたので料理は得意だから、ヨロシク」


イケメン個人の紹介がすんだところで、「トミーが説明するから、一緒に買い物に行って夕方の食事を作ってくれるかな」と社長に促された。

「じゃ、オレはオフィスに戻るから、終わったら顔出して」と私に言って帰っていった

トミー?とやらに説明をうけてからと一緒に買い物に出る。

「アレルギーとかある人はいますか?」

「今んとこないけど、好き嫌いのある人はいる。でもよけて食べるから気にしないで」トミーはツトムなので、トム→トミーらしい。20歳、高校時代から入りびたっているようだけど、今は見習い兼雑用で正式入社5か月目。

一日の流れは11時までに朝食兼ランチを作る、これはみな一緒に食べるが、午後は各自のペースで3~5時くらいに食べる。忙しい時には夜食を作り置きしておき、あとはおやつに何か甘いものを用意。全て手作りというこだわりはなく買ってきたお稲荷さんとかドーナツでもいいらしい。

週休2日だが、追い込み時は徹夜もあり、また週に一度みなバラバラに他のユニットへの手伝いというか監視にいくので、実質週に4日のお昼を作り、あとは作り置きでもよいらしい。

いままではおふくろさんくらいの人が来ていたようだが入院してしまい、トミーが作ったり買ってきたりと四苦八苦していたらしく、私は救世主のように、歓迎された。


お財布は大きな黄色い長財布に現金が入っているが、いつものスーパーなら、カードで払うらしい。予算は結構あるようだ。

「今日は何にしましょうか?」と聞くとお稲荷を買って、あとは具沢山の豚汁がいいという、そのほかに菓子パンを10個ほど買って、あとは明日の仕込みに野菜などを買い込んだ。

帰って豚汁を作っているときにふとひらめいた。さっき食べたチョコデザートの

おかげかもしれない。


「社長、提案なんですけど、朝、まかないを作りますよね。で、午後のまかないは

お弁当を作っておくのはどうでしょうか、そのほかに軽食フードとおやつとは作りますが、食べなかったら持ち帰りもできますし、それなら私も朝だけ出勤すれば、キッチンでうるさく音を立てることもないと思うんですが」

「そうだね、いいよ。お弁当箱もそのうち使い捨てではないものを探そうか」

というわけで、本当はイケメンを見に一日2,3回来てもいいのだが、やはり家との行き来はメンドクサイので一日1回にしたい。これなら午後はフリーになるし。


そして2日目に事件は起こった。

11時のまかないを作り終え、皆が食べている時に社長の電話が鳴った。

「はいもしもし、うんうん、えっ~、今日だったっけ?」とひときわ大きな声だったので皆が一瞬社長を見た。

「そうか、いや大丈夫、迎えに来なくていいよ、寄るところあるから自分で行く」

電話を切ると

「困ったな、今日だったんだ、あのパーティー、どうしようかな」

とふと私と目が合った社長はいいことを思いついたといわんばかりに

「あの今日これから予定ある?コトちゃん」と聞いてきた。

「えっ今日ですか?部屋の片づけとか、元カレの事務手伝いとかですかね」

「じゃお願いがあるんだけど、ちょっと夜の8時頃まで付き合ってくれないかな」

「えっ何にですか?」

「僕に、実はちょっと困ったことがあって・・・・」


後編へ続く

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