アロは邪悪だ
もし僕に彼女ができないなら、誰も愛される資格はない!!
突如として放たれたその言葉は、引き締まった朝の空気の中に、重々しく、微動だにせず停滞し、霧の中へと融けていくことを拒んだ。
「まなか。君に、死んでほしいんだ」
私の前足は歩みの途中で凍りつき、学校の校庭の、あの真新しい舗装路から1インチ浮いたところで静止した。シームレスなガラスの窓――つい数秒前まではあんなにも美しく、完璧にノーマルに見えていたあの窓――に反射する鮮やかな朝の光が、突如として私の顔を刺すように熱く焦がした。コンクリートを駆け抜けて彼を抱きしめようと、半ばまで広げかけていた両腕が、自分の身体の側面へと重々しく落ちていった。革製のスクールバッグのストラップが、水ぶくれだらけの私の手のひらに鋭く食い込み、鈍い痛みが、私の肉体が未だ人間に過ぎないという現実を突きつけていた。
私の喉から、神経質な、息の詰まるような笑いが漏れた。それは不随意の、情けない音だった。私は自分の唇を無理やり引き攣った微笑みの形へと歪め、彼のあの暗く、光を失った空っぽの瞳の、恐怖に満ちた現実をどうにか書き換えようと必死に抗った。
「あ……アロ……」
私は言葉を詰まらせ、その声は静まり返った校庭の中で、強張って、小さく、完全に自分のものではないかのように響いた。
「そんなの……そんなの、これっぽっちも面白くないわよ。冗談はやめてよ、もうすぐ1時間目が始まるんだから。破壊された後、初めて登校する日なのよ。ただでさえ、私、今すごくストレスを感じているんだから」
アロはパチパチと瞬きをしなかった。彼はレンガの壁の傍らから身体の重心をシフトさせることもしなければ、私の胸の奥底で必死に祈っていたような、あの悪戯っぽく安心させる微笑みへと表情を和らげることもしなかった。彼の顔は完全に、頑強なまでに真剣そのものだった。昨日、色褪せ始めたイチョウの木の下で、私の頬から冷たい涙を優しく拭い取ってくれたあの甘く、心地よい少年の姿は、遥か彼方へと去ってしまったかのようだった。彼は、朝の太陽の下に佇む、この坚固で凍りついた彫像へと完全に取って代わられていた。
純然たる恐怖の鋭いトゲが私の胸を突き刺し、呼吸が喉の奥で痛々しく詰まった。ほんの数分前まで口ずさんでいたJ-POPのラブソングの心地よい温かさが、私の舌の上で一瞬にして灰へと変わった。私は本能的にゆっくりと一歩後ろへと下がり、私たちの間に安全な、物理的な距離(間合い)を作り出すために、通学用のローファーを真新しい地面に鋭く擦りつけた。
「あなた……あなた、本当に今の私を怖がらせているわよ」
私は囁き、アロの手書きの手紙が大切に仕舞われている制服のポケットのあたりを、指先できつく握り締めた。
「私、本当にこういう悪ふざけは嫌いなのよ、アロ。もし……もしこれが、あんたがルークと一緒に計画した何かのサプライズだって言うなら、あるいは私が魔法の訓練に文句を言ったことへの仕返しだって言うなら、今すぐネタバラシをして。お願いだから。そんな目で私を見つめるのはやめて」
私の必死の懇願に応じる代わりに、アロは静かに、毅然と一度だけ頷いた。その動作は冷徹で、正確であり、かつて私の名前を呼ぶ時に彼の声が常に湛えていた、あの優しい温かさも滑らかさも完全に消失していた。
「私は貴女を排除しなければならない。いかなる犠牲を払ってでもね」
彼は明言した。その声は平坦で、旋律的な一本調子であり、遠くのグラウンドから響いてくる陸上部の平和な背景のノイズを、カミソリの破片のように鋭く切り裂いた。
突如として、恐怖を塗りつぶすように激しく、防衛的な怒りの感情が沸き上がってきた。あまりの事態の不条理さに拍車をかけられたのだ。私はこの学校に避難所を求めて登校したのよ。もう一つの戦場なんて求めてない!
私は舗装路に足を踏み鳴らし、誰もいない校庭で私たちの人生初の、本物の口論が勃発するのと同時に、恥ずかしさと怒りから顔を鋭く、呆れ果てたピンク色に染めた。
「アロ! 一体全体、さっきから何をわけのわからないことを言っているのよ!?」
私は絶叫し、純然たる不満から声を荒げた。
「私はあんたの彼女よ! 私たち、ここ数日間ずっと一緒に地獄を潜り抜けてきたでしょう!? それなのに今になって正門の前に立って、私を排除するだなんて語り出すわけ!? あんた、完全に正気を失ったの!?」
アロのあの空っぽな、黄金色の混ざった瞳がわずかに細められ、底知れない、揺るぎない不信の色彩を湛えて私をじっと見据えた。
「君の口から放たれる言葉を、なぜ私が一つでも信じる必要がある?」
彼は冷酷に言葉を返し、その細く、弱々しい体躯をようやくレンガの壁から離した。彼はゆっくりと一歩前へと踏み出し、その姿勢は堅固で、どこまでも儀式的だった。
「君は能動的に冬夜のために動いている。奴の屋根の下で眠り、奴の命令に従い、そして国家の登録簿に直接所属している魔術師との同盟に加担している。君は国家の道具だ。協力者だよ」
私はパチパチと瞬きをし、完全に困惑し、打ちのめされた衝撃から顎をアングリと外した。
「これって……これって何かのテストなわけ!?」
私は言い返し、小刻みに震える手で彼に向かって大げさにジェスチャーを突きつけた。
「私が偽物なのか、それとも敵の幻影なのかを見極めようとしてるの!? アロ、あんたは私が冬夜さんと一緒に動いていることを、最初から知っていたでしょう! 私は昨日、あの住宅街の通りで、あの人があなたのことを敵だとみなしているって直接あなたに伝えたわよ! 私たち、これを一緒に乗り越えようって同意したじゃない! 今夜、あなたがルークの家にいるあの正体不明の外国人を調査してくれるって約束したじゃない! 一体全体、あんたの中で何が起きているっていうのよ!?」
彼は私の絶望的な叫びに答えなかった。私が愛したあの少年――世界の法則を書き換えることになったとしても、私の平凡な日常を守り抜いてみせると手紙で約束してくれたあの少年は、完全に消失していた。その代わりにそこに立っていたのは、隠された達人が持つ、冷酷で計算高いオーラだった。私を相棒としてではなく、完全に駆逐されるべき感染源として見つめる、魔術世界の使い手の佇まい。
アロは目を閉じ、空気を胸の奥へと落ち着かせながら、深く、厳かな息を吸い込んだ。突如として、彼はその喉から、声をごく低くして規則的な詠唱を漏らし始めた。彼の声は、私のブーツの下のアスファルトを直接振動させるほどの、響き渡る血の凍るようなバリトンへと落ちていった。
それは古代の、規則的な仏教の呪文であり、その音節は恐るべき、流れるような速度で彼の唇から溢れ出た。
「……尊如力……妙光の 下界の穢れによって 天の光が遮られる時……眩き輝きを 絶対的で、揺るぎない暗黒によって隠蔽せよ……聖域を 虚無へと変えよ……」
私が空気を吸い込み、ランスロットに顕現するよう大声で叫ぶだけの力を取り戻すよりも早く、アロの手が流れるような、覆い隠された動作で制服のポケットから飛び出した。彼はキャンパスの上空に向かって、小さな、黒曜石のような触媒を真っ直ぐに撃ち放った。
バシィン!
空が本当に粉々になったわけではなかったが、その投擲物が頂点に達した瞬間、突発的で、暴力的な衝撃波がそこから爆発した。次の瞬間、学校の正門のゲートのまさに境界線から、巨大な、インクのように漆黒の結界が噴出し、生きている影のように上方へと駆け上がり、壁を越えて激流しながら地平線をごく自然に貪り尽くしていった。それは黒い煙のように捻じれ、とぐろを巻き、正門の外側の世界からキャンパスを完全に密閉すると、メインの校舎の屋根の真上で直接収束した。
眩しく、汚れなき朝の太陽の光は暴力的に圧殺され、学校の敷地全体を一瞬にして、息の詰まるような、人工的な黄昏の世界へと突き落とした。校庭の遥か向こう側で朝練をしていた陸上部の、あの遠い、安心させるような物音は瞬時に消失し、物理的な重量となって私の鼓膜を圧迫するような、重々しく、静電気の混ざった沈黙によって完全に切断された。真新しかったはずのガラスの窓は鈍く灰色に変色し、頭上の暗い天蓋以外の何物も映し出さなくなった。
アロは目を開けた。漆黒の結界が放つ不穏な、微かな残光が、彼の純白の髪に反射していた。彼は絶対的な、捕食者としての超然さで、小刻みに震え、麻痺している私の身体を見下ろした。
「ここは君の墓場になるよ、まなか」
彼は冷酷に言い放った。
そのあまりの事態の重々しさが、ついに私の衝撃の防壁を打ち砕いた。ほんの数分前までポップなJ-POPのラブソングを能天気に歌っていた私の精神は、猛烈な勢いで生存モードへと旋回した。地下の訓練場でランスロットが突きつけてきた、あの過酷な講義の言葉が、恐ろしいほどの新しい文脈を伴って私の耳の奥に絶叫となって戻ってきた。
「戦争において、中間の地平など存在せぬ。そこにあるのは、残酷で二者択一の真実のみ。殺すか、さもなくば殺されるかだ。その間に挟まるものなど、何一つない」
アロは私を試してなんかない。残酷な悪ふざけをしているわけでもない。私たちをキャンパスの中に閉じ込めているこの黒い結界は本物であり、息の詰まるような沈黙も本物であり、そして彼の細い身体から放射されている殺意は、紛れもない完璧な本物なのだ。
この章をお読みいただき、ありがとうございました!SodaKun Out ☆!




