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勇者たちが帰ってきた!?現代日本に異世界の戦士が現れて大混乱!  作者: SodaKun


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5/43

ルール

富、名声、そして力!異世界の戦士はほとんど全てを持っている!彼らの最強バージョン!

俺が次に押したのは、“ステータス”の項目だった。まるでゲームそのものだ。

すると、一枚のステータスシートが目の前に現れる。


「何を見ている、凡人?」


ラインハルトが尋ねてきた。


「お前のステータスだよ」

「俺のステータス? ふん、どうせ限界を超えた数値に決まっている」

「見てみるか」


まず表示されたのは、このステータス画面の説明だった。

『攻撃力』――戦士の身体能力と攻撃の強さを示す。

『防御力』――戦士がどれだけのダメージに耐えられるかを示す。

『速度』――戦士の移動速度や走力を記録きろくする。

『マナ』――戦士の体内に存在するマナの総量。

『戦歴』――その戦士が人生で経験した戦いや戦争の数。


「やっぱり、お前たちも俺たちと同じで“マナ”を使うんだな」

「ふん。俺と貴様ら虫ケラを一緒にするな」


ラインハルトは傲慢に言い放つ。


「俺は“力”を扱うためにマナを使う。だが貴様らは、誰でも覚えられるような下等な術のために使っているだけだ」


本当にいちいち偉そうだ。

次のページには、“ランク制度”の説明が表示された。

『Aランク』――非常に優秀。5ポイント。

『Bランク』――優秀。4ポイント。

『Cランク』――平均的。3ポイント。

『Dランク』――低い。2ポイント。

『Eランク』――極めて低い。1ポイント。

ここまでの態度やプロフィールの内容を考えれば、こいつのステータスは全部Aランクだと思っていた。だが――


「は?」


思わず声が漏れる。


「喜べ、弱者よ。お前は強大な英雄を召喚したのだ」


そう言って胸を張るラインハルト。

表示されたステータスはこうだった。

『名前――ラインハルト』

『年齢――5000歳』


「ご、5000歳!?」


ラインハルトは当然のように頷いた。


「俺はあの世界で5000年を生きた。そして人類最初の文明を築き、初代の王として君臨した」


『種族――人間』


「待て待て待て! 人間だったのに、どうやってそんな長く生きたんだ!? おかしいだろ!」

「万物には秘密がある。貴様のような虫ケラに教える価値はない」


また 侮辱かよ。もうこいつに腹が立ってきた。何様のつもりだ。金をジャラジャラ身につけてるからって、偉いわけじゃないだろ。


「……で、お前のステータスなんだけど――」

「知っている。俺の能力は最強だ。メスルク王として栄光を誇っていた時代の力が、そのまま記録されているのだろう」

「――微妙だぞ」

「……は?」


ラインハルトの顔が固まった。


「何を言った!? 口を慎め愚か者!」


怒気が一気に膨れ上がる。


「いや、本当だって。お前のステータス、全体的に“普通”寄りだぞ」


「……俺のステータスを言ってみろ」


黄金の瞳が、真っ直ぐ俺の魂を射抜いてくる。圧がすごい。


「攻撃力とマナはBランク。防御力と速度はCランク。“戦歴”だけAランクだ」

「つまり、お前は実戦経験と戦争経験がめちゃくちゃ多いってことだな」


すると、なぜかラインハルトの怒り顔が笑顔へ変わった。


「……ふむ」


男は小さく笑う。


「悪くはないな。お前が“全体的に平均”などと言うから、てっきりCやDばかりかと思ったぞ。違うじゃないか。むしろ“平均以上”だ。悪くない組み合わせだな」


なんだこいつ。

ポジティブすぎるだろ。


「で、俺の“格”はどうなっている?」

「格?」

「星の数が見えるはずだ」


俺は画面を探す。

……あった。


「見つけた。えっと……お前、“5つ星英雄”だ」


その横には小さな補足説明が表示されていた。


『星は異世界戦士の希少性を表す。その伝説が異世界でどれほど知られているか、そして歴史への貢献度を示す』


「フハハハハハハッ!!」


ラインハルトが高笑いする。誇りと傲慢さが、声だけで伝わってくる。

まあ、当然かもしれない。こいつは人類最初の文明を統めた王。しかも初代の王だ。5000年も生きた伝説級の存在。歴史から消えるわけがない。俺たちの世界みたいに、古代文明が消滅したり、歴史が改変されたりするわけでもないんだろう。冷静に考えれば、こいつのステータスは悪くない。そもそも、こいつは“王”だ。戦士専門の人間じゃない。前線で戦い続ける生き方をしていたタイプにも見えない。“統治者”として見れば、十分すぎる能力だ。その時だった。


『――ルール説明を開始します』


突然、システムの声が響いた。

俺の目の前から画面が消え――次の瞬間、巨大なモニターのように空中へ浮かび上がる。


「……これが“システム”の本体か」


ラインハルトが上を見上げながら呟く。どうやら今度は、こいつにも見えているらしい。


『プレイヤー遠矢京太郎、および召喚された眷属ラインハルト。あなた方を、“戦争のゲーム”へ歓迎します』

「戦争の……ゲーム?」


思わず呟いた。


『ルールは単純です。殺すか、殺されるか』


空気が一気に冷える。


『あなた方の目的は、他の異世界戦士たちとの戦いを生き残ること。最後まで生存した者には、14日後に現れる“褒賞”が与えられます。本日は、まだ一日目です』


俺もラインハルトも、何も言わなかった。

意味が分からない。何のためのゲームだ?俺は状況が理解できなさすぎて、言葉すら出なかった。ただ一つ、はっきり分かったことがある。――金に釣られた俺は、とんでもない間違いを犯した。


「なんなんだよ、これ……。ふざけてるのか?」


俺が問いかけた瞬間、システムは消えた。残されたのは、俺と――この傲慢な王だけ。答えを知っているのは、たぶんこいつしかいない。


「お前が何を聞きたいのか、分かるぞ」


「……分かるのか?」


ラインハルトは深くため息を吐いた。


「“メイン儀式”だ。神々が作った遊戯――いや、“戦争”を偽装した殺し合い。強者のみが生き残るための儀式だ」

この章をお読みいただきありがとうございました。SodaKun Out ☆!

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