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勇者たちが帰ってきた!?現代日本に異世界の戦士が現れて大混乱!  作者: SodaKun


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三つ巴の戦い(3)

戦いはまだ続いているのか?!ドラキュラの登場は皆を驚かせた!

事態は完全に制御不能へと陥った。

老人は、それをはっきりと理解していた。空中に浮かぶドラキュラを見た瞬間に。両者は空にいた。

ドラキュラの身体が弾け飛ぶ。爆発音のような音が響いた。臓器、骨、血液、さらには髪の毛までも――すべてが身体から噴き出し、四方八方へ撃ち放たれる。それは闇の怪物だけが持つ異常現象だった。ドラキュラの身体から飛び出した臓器、髪、骨、血液は、闇色の鉄杭へと変化する。それこそがドラキュラの切り札だった。無数の杭が老人の身体を貫き、そのまま地上へ叩き落とす。老人が地面へ落下した瞬間、地震のような衝撃が走った。


「まるで……血が……魔力が……吸い取られているようだ……」


老人は苦痛に耐えながら、小声で呟く。この怪物は、彼の血と魔力を吸収していた。


「邪魔をするな、犬め! この決闘に貴様を招いた覚えはない!!」


崩壊した校舎の屋上に立つラインハルトが、怒声を響かせた。

次の瞬間、彼の手に新たな武器が具現化する。黄金色の長い武器だった。長さは人の腕ほど。筒か砲身のような形状をしており、片側には大きな穴が開いている。


「喰らえ!!」


まるで異世界のロケットランチャーのように、そこから閃光が放たれた。だがドラキュラは汗一つかかず、それを回避する。放たれた一撃は、一軒家を丸ごと蒸発させるほどの威力を持っていた。

それを見ていた者たちの脳裏に、新たな疑問が浮かぶ。この黄金髪の英雄は、一体どれほどの武器を持っているのか。その数に限界はあるのか。まだどれだけ隠し持っているのか。武器が変わるたびに戦闘は予測不能となる。彼の切り札とは、一体何なのか。


「なるほど……それがお前の異世界の遺産(アストラル・ドライブ)か」


ドラキュラが静かに頷いた。ラインハルトは眉をひそめる。今の言葉は自分へ向けられたものではない。だが、独り言でもなかった。


「まさか……!」


初めて予測不能な事態が起きた。異世界戦士にとって、“異世界の遺産(アストラル・ドライブ)”――それは全力を解放する切り札。言わば敵を葬るための奥義だった。しかし彼らは現実世界に召喚されている。この世界には大気中に魔力が存在しない。ゆえに異世界の遺産(アストラル・ドライブ)は、一度しか使えない核兵器のようなものだった。だが“ドラキュラ”という怪物は、それを再び発動しようとしている。ラインハルトは魔力の変化を感知した。


「面白い。貴様の力は、相手の血と魔力を吸収するものか。なるほど……傷を癒すために血を使い、枯渇した魔力核を補うために魔力を奪う。褒めてやろう。少しは俺を楽しませる価値がありそうだ!」


ラインハルトは高笑いした。

彼には理解できていた。ドラキュラのアストラル・ドライブは致命的な威力ではない。現に、老人は瀕死ながらも生きている。


「さあ――我らの内なる杭を解き放て……魔王の血の命(ドラキュラの王)!!」


ドラキュラの身体が再び歪み始める。骨の砕ける音が響く。そして再度、同じ現象が起こった。身体が爆散し、内部のすべてが杭へと変わる。

その速度は、ラインハルトの脳が認識できる限界を超えていた。無数の杭がラインハルトの身体を貫く。血と魔力が吸い上げられていく感覚。体内の魔力が完全に消え失せた瞬間、杭は消滅した。そしてドラキュラの身体が再生する。

ラインハルトは口から血を吐いた。思っていた以上の深手だった。それでも――彼の笑みは消えない。


「なぜ笑う、人間?」


ドラキュラが問う。


「お前の真の力が分かったからだ」

「――」


ラインハルトはゆっくりと立ち上がる。


「お前の能力は、相手の血と魔力を奪うこと。奪った血で肉体を修復し、奪った魔力で枯渇した魔力核を補充する――そういう仕組みだろう?」


地面に倒れていた老人も、ようやく立ち上がる。今、この三者の戦いで最も不利なのは彼だった。黄金の英雄は多種多様な武器を操る予測不能の存在。そしてドラキュラは純粋な狂気そのもの。


「どうした、老人? もう限界か?だが身体のせいにはできんぞ。俺たちは全盛期の状態で召喚されているのだからな」


ラインハルトは嘲笑した。

ドラキュラの力を見た今、彼はこの老戦士への興味を失いつつあった。

老人は小さく溜息をつく。


「本当は使いたくなかった。少し殴れば、お前も落ち着くと思っていたんだがな」


低い声でそう呟く。


「……は?」

「…………!!」


二人は同時に異変を察知した。何かがおかしい。

彼らの体内で魔力が暴走し始める。誰かが莫大な魔力を使用している証拠だった。だがこれは、異世界の遺産(アストラル・ドライブ)ではない。

老人の手には、一振りの剣が握られていた。巨大で、禍々しいほど精巧な漆黒の剣。痩せ細った老人には不釣り合いなほど巨大な剣だった。だが何より異質なのは、その剣から放たれる力。それは普通の魔力ではない。神聖そのものだった。選ばれし者のみが扱える聖剣。そして、この老人こそが真の所有者。その剣を握った瞬間――彼の全身から放たれるのは、王としての威厳。誰もがいたくなる理想の王。神に選ばれし皇帝。


「最高の夜だ!!まさか貴様、俺たち相手に手加減していたとはな!これほどの愉悦を味わえるとは思わなかったぞ!!」


黄金の王は歓喜していた。だが――ドラキュラにとっては。

この章をお読みいただき、ありがとうございました! SodaKun Out ☆ !

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