いざ、特訓へ
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「しかし、四天王ともなると、やはり強敵ぞろいだな」
「そうね」
「ただ、その前のオルケーノは、ずいぶんと格下だったがな」
「それを言ったら、オルケーノが可哀想ですよ、ライムさん」
「そうよ。それだとオルケーノが可哀想」
「お前たち……そういう死体蹴りはやめたらどうだ」
「いやぁーー。あのときまでは、けっこう余裕感があったんですけどねぇーー」
「そうね……。この先はあんな余裕はなさそう」
「それは間違いないな。さっきも、巫琴の機転とチームワークがなければ勝てなかっただろうしな。ただ、あんな威力の魔法はそんなに身体が絶えられんぞ。まだ少し目が回る」
「すみません、ライムさん……」
「残るは、魔剣士ヒュルケンベルグともう一人の四天王。あとは魔王だな……」
「残りの三人は、もちろん強いわよね……」
「あぁ。強いな……」
さっきまで、みんなイイ感じだったのに、急に盛り下がってる……。やっぱり、これまで見たいにはいかないのかな……。
「取りあえずわかったことは、もうみんなで力を合わせて戦うしかないということだな」
「そうね……」
「そうだな。それじゃ、戦いのあとになんだが、久しぶりにアレをやってみるか」
「アレだな、ライム」
「アレね。それじゃ、巫琴ちゃん、例の掛け声をお願い」
「ハイ。では、行きますよぉーー! ファイトぉーー!」
「イッパァーーーッ!」
「イッパァーーッ!」
「イッパァーーッ!」
「ヨシ! ここからもう一度気を引き締めていくぞ!」
「ハイ。もちろんです」
「わたしはもう少し、精霊の魔法に磨きをかけたいわ」
「それなら、その特訓には、ワタシが付き合うぞ。ワタシももう少し防御にも磨きをかけたいのでな」
「あのぉーー。一つ提案なんですけど……。エミリさんの精霊の魔法って、武器に変えるだけじゃなく、撃ちだすことはできないものなんですかねぇーー」
「撃ちだす?」
「はい。エネルギーを溜めて、一気に撃ちだすみたいな」
「そんなこと、考えてみたこともなかったわ。できるかしら?」
「なるほど。できるかもしれんぞ。さっきも弓矢にして撃ちだしていたからな」
「どう思う、アーサー」
「わからんが、巫琴がそう言うと、できるような気がするな」
「でも、精霊の魔法は、巫琴ちゃんの魔法みたく、掛け声の呪文で一瞬で出せるようなものじゃないわよ」
「そうだな……」
「無理ですかねぇーー」
「う~ん。取りあえず、ちょっとやってみて、できそうだったらやってみるでいいんじゃないかしら」
「それじゃ、それで考えてみよう。巫琴、悪いんだが、この場所を憶えていてもらって、前に滞在したことのあるどこかの村に瞬間移動の魔法で戻ってもらえないか」
「わかりました。それじゃ、この場所はマーキングして憶えておきますね」
「よろしく頼む」
「それじゃ、みんなあたしと手を繋いでください。動物たちのことも忘れないでくださいね」
「わかった。みんな巫琴と繋がってくれ」
「それじゃ行きます! 瞬間移動の魔法!」




