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コンタクト
コンタクト
ビシンは、倒れた者との格闘を、自身の人間としての究極の動きと
攻撃は気を失わせる程度ということで闘いに挑んでいたのだ。
ビシンは、彼らとの、彼らにとっての確認作業という闘いにおいて、
自分が自分の意思とは関係なく、
使われる未知の力が出ることを恐れていた。
それだけは、出させないようにしないと、仲間であるべき彼らの誰かを
死においやることになることは、確実であった。
そのため、ビシンは、今の自分で制御できる力で闘い切ること、
それと、人にできない能力、浮き上がることは使わない、
これは、多分、今後を見据えれば、自分のためでもあることが、
自分の能力を通じて、前世の自分とのコンタクトがあるためであろうと
思えてきているビシンであった。




