特別
特別
「ありがとう。ビシン。これからも、よろしく。」
「ところで、あの、傷の治り方は、すごいわよ。何かしたの。
信じられないわ。」
「そうなんだ。おれも、わかんないんだ。別に何もしてない。
なぜなのか、わからない。
ただ、刺された時、死ぬと思った時、夢なのか、まあ、夢だよな。
そんなことは、ありえないことなんだ、でもはっきり憶えてる。
フカがいると、なかなか言えなかったんだが、聞いてくれ、ミオ。
君にすごく会いたかった。。もう、だめだと思ったときに、
そして、ヒューマンエンジェルの、まあ、天使ふうということだと思うけど、
その名前が、サキというらしいんだけど、その人がいて、
そのひとに、頼んだんだ、助けてくれと。
ああ、それと、前世の俺、そう、アスとか言っていた。そういう人も出てきたんだ。
生まれる前のおれだよ。声だけだけどね。これは、もう、完全に、これは夢だよ。
アスは、言ったんだ。特別だと。
それと、アスのせいで、俺がこうなったと。
愛した女を、逃がしたとか、よくわかんないことを言ってた。
愛した女と生き抜け、とか。
そして、体を鍛えろと、殺されないように。
それに、この世界を知れと。
今までの自分を、リセットしないと、絶対にできない事ばかりだ。」
ビシンは、あの不思議な時、時間が止まっていた時のことを、おもいだしながら、話していた。
そして、いまの自分との関わりを考えた。




