魔都 京都⑥
転職活動でゴタゴタしていて全然更新できずにもうしわけなかったです。不定期になりますがまた再開していきます。
澪達の戦いは激しさを増していた。
五が作り出した金属が混じった土の壁によってカルヴァン達の行く手を遮り、そして五の魔法と澪の格闘による波状攻撃によって着実にカルヴァンと煩青を苦しめていた。
「流石はジュリアーノを滅ぼした女の娘なだけはあるな!だが決定打がない。モタモタしていると鬼どもがくるぞ」
思うように戦えずにフラストレーションが溜まっているカルヴァンは澪の動揺を少しでも引き出す為に会話をすることにした。
実際鬼たちが迫ってきているのは事実であり、時間が経てば経つほど有利になるのはカルヴァンだったのだが、あくまで自分の手で澪を殺したいので挑発をして澪の焦りを引き出そうとする。
そんなカルヴァンの狙いは的中することになる。澪の注意が一瞬だけ迫ってきている鬼の集団に移ったのだ。
その隙をカルヴァンは見逃すことなく澪の両腕を掴み鳩尾に蹴りを放つ。
「がはっ!」
鳩尾にカルヴァンの脚がめり込んだ澪は悶絶する。反撃をしたいが両腕を掴まれている為、澪にうてる反撃の手がなかった。
「やはり"雫"じゃないと掌握魔法を使えないし、再現魔法すら使えんようだな。このまま何も出来ずに死んでしまえ!」
カルヴァンが澪の両腕を離さず蹴りを連続で繰り出す。
その連撃を澪はなんとか受け流そうとするが、両腕も抑えられている為その場から動くこともできず蹴りを受け続ける。
「ははは!これではデモンストレーションにはならんな!苦しめるのは好きではないからもう殺してやろう!」
ボロボロになった澪にカルヴァンは片足を天高く上げてトドメをさそうとするがそれは突如カルヴァンと澪の足元で起こった火柱によって防がれる。
「なに!?」
カルヴァンは自分と澪を燃やしている炎に驚き、咄嗟に澪から距離を離してしまう。カルヴァンが澪の腕を離して距離をとった瞬間、水の球体に澪の体が包まれる。
「それ以上はさせへんよ」
いつの間にか五がカルヴァンの前に立っていた。
「まさか味方ごと燃やされるとは思わなかったぞ。流石は魔法使いだな、オレ達とは同族に対する思いやりが違うな」
「はんっ、あんたちゃんと見とらんね。ま、どうでもええけど」
カルヴァンの皮肉を鼻で笑いながら五は6つの火の玉を自分の周りに構築する。その火の玉はそれぞれ別の軌道を描きながらカルヴァンに襲いかかる。
カルヴァンは火の玉をほとんど避けることは出来たが、最後の1つに当たってしまう。火の玉が当たったカルヴァンの右肩はごっそりと焼失していた。
(なんだこの威力は!?あの女が作る炎はなぜこんなにもオレにだけ効くんだ?!)
カルヴァンの困惑など構うことなく五は新たな火の玉を生み出し追撃を仕掛ける。
「そのままなんも理解できずに滅んでしまい!」
五の火の玉による追撃は確かにカルヴァンを捉えていたが紅蓮の炎によって防がれる。
「ちっ!あんたらが来る前にこいつだけは滅ぼしときたかったわ」
いつの間にか2体の鬼が戦場に来ていた。
醜赫と恥緑は五を睨んでいる。
「あらあら、うちを睨んでもなんも出てこんよ。うふふ。苦黄はんはどこ行ったん?いっつもあんたらと一緒におったはずやけど」
「苦黄は死んだ。お前らの最初の魔法によってな」
醜赫は絞り出すような声でそう告げてくるが五の表情になんの変化もない。
「そら残念やったなぁ」
「残念、残念だと!何も思わないのか貴様は!我々は貴様らが生まれる前から魔都を守ってきたんだぞ!そんな我らの仲間を殺しておいて残念だと!」
「そないなこと言うても自業自得やろ。あんたらが姫様を裏切らんかったらよかったんちゃう?」
「あんな小娘に俺らが従えるかよ!鬼門だって操られたんだ、なら俺らは魔都を守るためにより強い主人を選ぶのは当然だろうが!」
恥緑のその叫びこそが彼ら鬼たちの本心だった。彼らは確かに黄金姫を裏切ったが魔都を裏切ったわけではなかった。黄金姫が神狐御前から受け継いだ尻尾をより強いものに受け継がせることで魔都を存続させようとしていたのだ。
「平行線やわ。あんたらが守りたいのは魔都でうちらが守りたいんは姫様。あんたらが姫様から御前様の尻尾を奪おうとする限り絶対に交わらん。やからここで白黒つけよ」
醜赫と恥緑に煩青、カルヴァンがここに来たことによって鬼勢力の主力が揃った。それを見て五は土と金属を混ぜた巨大な壁をドーム状に形成して4体の敵を逃がさないようにした。
「お前、なめてるだろ。そんな怪我人を庇いながらオレたちの相手を出来ると思ってるのか?」
「あんたら程度ならええハンデやろ。うちには風花はんみたいな殲滅力のある魔法は使えんけど、あんたらみたいなわかりやすい奴らなら余裕やわ」
水の球に入ったまま気絶している澪を自分の傍らにおきながら五は挑発する。
五の挑発を聞いてカルヴァンが飛び出し、恥緑が地面に手を置き醜赫が紅蓮の炎を放つ。
五の近くの地面が盛り上がり植物が生えてきて槍のように尖った枝が五に襲いかかる。それを五は右手に生み出した金属の剣によって易々と切り裂く。
五が植物の対応をしている最中にカルヴァンの拳が五に向かって襲いかかるが、五は火の玉を複数自分の周りに生み出してカルヴァンの動きを鈍らせて、その場から澪を入れた水の球と共に離れる。
五の移動先を読んでいた醜赫の紅蓮の炎が五を焼こうと放たれていたがそれを五は澪を入れた水の球を自分と紅蓮の炎の間に置き受け止める。水の球に当たった紅蓮の炎はその勢いが嘘だったかのように消えてしまった。
「あらま、手数が足りひんなぁ。このままあんたらみんな滅ぼしてあげよか」
口ではこう言っている五だったがその実ギリギリの戦いをしていた。先ほどの戦闘でも、もう一手他の属性の攻撃をされていたのなら五の処理能力では対処が追いつかなかっただろう。
「なんだあいつは!?なぜ貴族であるオレの体にここまでダメージを与えられる?」
カルヴァンの疑問に答えたのは醜赫だった。
「それがやつの五行魔法です。やつが作った魔法は五行の相生と相剋の要素をこちらにおしつけてくる。我の炎には水、貴方の鉄の血には炎をぶつけることで相剋による有利をとってくる」
「そんなことが出来るのか?!自らのルールをこちらにおしつけるなぞ魔術の領域だろ!」
「あいつは俺らと似たようなもんだからな。俺らは神狐御前の尻尾によって作られたが、あいつは黄金姫の尻尾を一本その身に宿してる。ルールのおしつけも魔都でのみだがこの状況じゃあ関係ねえしな」
五の情報を共有している3体だったが五からの魔法によって強制的に中断される。
五は金属の剣を複数生み出して恥緑に射出する。恥緑は五行でいうところの木の属性なのでその剣は致命傷になる。そんな恥緑を庇うように紅蓮の火柱が恥緑の前に上がって金属の剣を焼き尽くす。
カルヴァンは醜赫の紅蓮の炎を身に纏って五に突進してくる。そんなカルヴァンに五は炎の槍を生み出してぶつかるがそれはカルヴァンの身に纏った炎に吸収されてそのまま炎は醜赫によって消されてしまう。カルヴァンの突進を止めることが出来なかった五は澪を自分から遠ざけて金属の籠手を自らの右腕に取り付けて接近してきたカルヴァンを全力で殴りつける。
突進の威力を殺すことが出来なかった五は後ろのドームの壁まで吹き飛ばされてしまう。右腕の籠手はカルヴァンの金属の体に吸収されてしまい五の右腕はひしゃげてしまっていた。
ドームの壁の近くで横たわっている五に向かってカルヴァン達の追撃が飛んでくる。
五の体は植物によって拘束されて紅蓮の炎を纏ったカルヴァンの突進がすぐ間近まで迫ってきていた。
「あーあ、うちこんな泥臭い戦いなんかしたなかってんけどなぁ」
そう呟くと五の前方の地面が盛り上がって炎を纏ったカルヴァンを上に突き上げる。今の五の状態ではカルヴァンの体重を持ち上げるほどの勢いで土を盛り上げることはできなかったがカルヴァンが纏っていた炎によって相生の力が生み出されてなんとかカルヴァンの体を突き上げることに成功する。
突進の勢いはそのままに突き上げられたカルヴァンはドームの上の方に突っ込んでそのままドームにめり込んでしまう。
五は金属の剣を作り自分を拘束している植物を切り裂き、その剣を杖の様についてなんとか立ち上がる。既に五は右腕が使い物にならず痛々しい姿になっているがその表情からは痛みを全く感じさせない。
五は杖のようについていた剣を全力で恥緑に投げつけるが、それは醜赫によって投げつけられた煩青の体に突き刺さって煩青は勢いよく目を覚ます。
「ぼく、ふっかーつ!」
澪を助ける為にトドメをさせていなかった煩青だったが本来その体は動ける状態ではなかった、それを動けるようになるまで回復させたのは皮肉にも五の魔法であった。水に対する相生である金属の剣をその身に受けることで急速な回復をすることが出来たのだった。
煩青を回復させてしまったことに舌打ちをする五だったがやることは変わらない。彼女の本気の魔法が発動される。
「"五行纏身"」
五は右腕に水を左腕に火を、右脚に金属を左脚に土をそして頭に植物の冠を纏った姿になった。
五行纏身を発動した五は地面を操作して煩青を引き寄せる。
「うわぁぁ!」
情けない声を上げながら五の方に飛んでいく煩青だったがすぐに体勢を立て直して五に攻撃を仕掛ける。
煩青の体を構築している水が圧縮されてウォーターカッターのように五に襲いかかる。その攻撃を五は右腕を前に出すことで受け止める。煩青から放たれた水は五の右腕に纏っていた水に吸収される。
「へ?」
間抜けな声をあげた煩青は既に五の目前にまで迫っていた。
五は左脚を前に突き出し煩青の体を貫く。煩青の体はなんの抵抗もなく貫かれてそのまま体が崩れて消えていく。
「さっきまでのうちと同じと思わんといてな。この魔法は今のうちの魔力全部使っとるから、あんたらの属性も飲み込めるんよ」
先程まで五の魔法は同じ属性を持っているものには吸収されていたがそれは単純な魔法の出力の差によるものだった。五行纏身は五の魔力全てを使った魔法なので、五の中にある黄金姫の尻尾の力すら込めてあり神狐御前の尻尾一本分にすら届かない鬼たちには出力において勝ち目がなかった。
「「煩青!!」」
五の忠告を聞く前に恥緑と醜赫が動き出していた。
恥緑は五の右側、醜赫は左側から五に迫っていく。2体の鬼は自らの弱点属性を避けて五の元にまで近づくが既に五には2体の鬼は敵ではなかった。
五は左腕をふるって醜赫の前に炎を走らせる。
醜赫は自らの紅蓮の炎でそれを飲み込もうとするが既に力関係は逆転しており、五の炎に醜赫の炎が巻き込まれてそのまま醜赫の体まで焼かれることになった。
「がああ!!!」
苦悶の声をあげる醜赫を五は見ようともせず、右側から迫っていた恥緑に対処しようとする。しかし、五の動きは地中から急速に伸びてきた植物によって止められる。
動きが止まった五に恥緑は自らの体を植物と化して鋭い枝を何本も生やして五の体を刺し貫こうとするが、それは出来なかった。
五の木の冠から伸びた数本の枝が五を拘束していた植物と巻きつくと、恥緑の生み出した植物は寄生されたように全ての支配権を五に委ね、迫り来る恥緑のことを逆に刺し貫く。
「ごはっ!!」
全身を貫かれた恥緑は血を吐いてそのまま動かなくなる。
2体の鬼を倒した五はカルヴァンの方に向き直る。五が戦っている時カルヴァンは何も手出しをしてこなかった。そのことが解せない五だったが残り時間も少ないため、カルヴァンに左腕を向ける。
「"真火焦滅"」
五の左腕から放たれた熱線がカルヴァンの体を焼き尽くすはずだっだが熱線はカルヴァンの体を貫くだけだった。
「は?あんた鉄やろ?なんで滅びんの?」
先程までカルヴァンは確かに五の火が効いていたはずなのに、五行纏身をしている今の五の火が効かないわけがない。それなのにカルヴァンは相剋による反応では無くただ熱線に貫かれるだけの結果になった。
何が起きているのか理解できていない五にカルヴァンが一息でその目前まで迫りその勢いのまま拳を五の顔面に打ち込む。
カルヴァンの攻撃を紙一重でかわした五だったがその額からは汗が吹き出ていた。
「なんや今の!?さっきまでの動きと全然ちゃうやないの!?」
カルヴァンの動きは今までと違ってまるで獣のような動きになっていた。
唐突なカルヴァンの変化に五は戸惑いを隠せない。彼女は知らないことだが、カルヴァンは"呪血の災害"を使っておりその血には既に属性はなくなっている。そのため五の五行魔法の相剋が機能しなかったのだ。
カルヴァンの今の状態を知る由もない五だったが、そんなことは関係ないといわんばかりの猛攻を仕掛ける。
「"真木縛殺"!"真金裂断"!」
ドームの壁に突っ込んだままのカルヴァンの足元から木が生えてきてそのままカルヴァンの体を締め殺そうとする。
しかし今のカルヴァンにとっては多少の拘束にしかならない。それも折り込み済みな五はカルヴァンの目前まで迫って右脚に纏わせていた金属を刃のように鋭くしてカルヴァンの肉体を木の拘束ごと切り裂こうとする。
拘束を振り解けなかったカルヴァンは五の蹴りをその身で受けて肉体が二つに切り裂かれる。
「よし!」
カルヴァンの肉体を心臓ごと切り裂いた五はほんの少しだけ気を緩めてしまう、その一瞬の気の緩みを本能で読み取ったカルヴァンは二つになった肉体を直すより先に五の顔面を左腕で殴りつける。
「があっ!」
腕力だけの拳だったがカルヴァンの膂力は凄まじく本来なら五の頭蓋が砕かれていたはずだったが、頭についていた木の冠が最低限の保護をして右顔面が潰れるだけで済んだ。
右顔面を潰されて地面に打ちつけられた五はもう動くことも出来ないほどのダメージをその身に受けていた。そんな五だったが残った左目であるものを見つけると微笑みを浮かべた。
「えらい寝坊助さんやったなぁ。美味しいところはあげるわ」
それだけ言って五は自らの最高魔法を発現させる。
「"五行創世 陽光世界"!」
五行纏身によって自らに纏わせていた全ての属性を一つに集めて数秒だけ自らの世界をこの世に顕現させる。
五行とは即ち世界を構成するものであり、その全てを束ねることは一つの世界を作るに等しい行為。
五が作り上げた世界は太陽がある世界、それは吸血鬼として暴走しているカルヴァンにとっては何より厳しい世界だった。
カルヴァンの体は突然の陽光に灼かれ悶え苦しむ。二つに切り裂かれた体の内側にも陽光が入っていきカルヴァンの体はどんどんボロボロになっていくがそれでも再生能力によって数秒を耐え抜き陽光世界が終わる。
ボロボロになった体を徐々に再生しながら五にトドメを刺そうと迫るカルヴァンに真上からの声が届く。
「滅びろ吸血鬼!」
澪の踵落としがカルヴァンの頭から打ち込まれてそのままカルヴァンの体を真っ二つに切り裂く。
頭と心臓を真っ二つに切り裂かれたカルヴァンの体は灰になって消えていく。
「助かりました五。わたくしの怪我の治癒までしてもらって」
カルヴァンに殴られて重傷だった澪を動けるようになるまで回復させていたのは、五が生み出していた水の球であった。五行における水は肉体の治癒を促進させる力があったため五は澪を出来る限り水の中に入れていたのだ。
「ええよ。しゃーけどもうちょい早くきてほしかったわぁ。もうドームに込めとった魔力も無くなるし、あんた一人で百鬼夜行の相手してもらうよ」
「ええ。それぐらいしないと貴女への恩は返せないでしょう」
「じゃあうちは寝るわ」
それだけ言って五は気を失ったように眠りにつく。五が眠りについてすぐに込められた魔力が尽きてドームが崩れる。
戦闘を覚悟していた澪だったがドームの外の景色を見て困惑する。
百鬼夜行はドームを囲むようにしていたが全員虚ろな表情で空を見上げていた。
その光景は異様で澪は恐怖すら覚えたが、戦意も何も感じ取れなかった為ほっと息をつき澪は崩れ落ちるように地面に座り込む。
澪の体はなんとか動けるようになるまでしか回復しておらず、カルヴァンにトドメをさした一撃もかなりの無理を押し通したものだった。
五には強がっていたが実際百鬼夜行と戦うことになっていたらとれるのは逃げの一手だけだった。
澪は体に力を入れることもできず遠方で響いている轟音をただ聞くことしかできない。
「風花様、どうかご無事で。わたくしはしばらく動けそうにないので、ここからあなたの勝利を祈らせてもらいます」
そのまま澪は座りながら気を失った。
魔法と魔術の違い
魔法は基本的に自分の想像を世界に再現するもので魂から溢れる魔力を使ってなんとか発動できるもの。
得意な魔法は魂によってそれぞれ違うが魂は魔法を使えば使うほど錬磨されていき、得意な魔法でやれることが増えていく。
極限まで錬磨された魂から放たれる魔法は世界の法則を捻じ曲げて自分の法則を優先させることができる。五の五行魔法でカルヴァンの体を簡単に燃やすことが出来たのは、魔都だったことが一番の要因だが五の魂がなければまず属性の相性を押し付けることは出来なかった。
五の五行魔法は本来なら相剋によって多少の優位をとるだけだが魔都にいる時だけは相乗になって絶対的な優位をとれる。
魔術
基本的に魔女のみが使えるもので発動に魔力は必要ない。
自分の思い描く通りに世界が捻じ曲がる。世界が勝手にその通りに捻じ曲がるため魔力を用いる必要がない。
百鬼夜行
カルヴァンの血を元にして作られた薬で鬼になった元妖怪たち。戦闘能力はそこまでだが吸血鬼特有の再生能力があってタフ。
カルヴァンが滅んだ時点で全ての力を失い長年生きてきたことで育まれた魂のようなものすら失った。
四体の鬼
彼らは神狐御前が生み出した存在で魔都にいる時は吸血鬼の貴族に匹敵する力を持っていた。しかしアルテリアの薬によって半吸血鬼したことでその力を失ってしまう。
彼らの体に欠損や特徴がある理由は、神狐御前の外敵を拒絶する心から生まれたものだから。
魔都とは神狐御前の尻尾によって作られたものでその後継者たる黄金姫を裏切った時点で彼らは意味を失った。




