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魔女と俺の絶滅戦争  作者: あまあま
絶滅指定種『吸血鬼』
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19/28

魔都 京都⑤

間違えて投稿しちゃいました。明日は投稿ないです。

すいません

 "奥の院"に侵入者がやってきた。

 四体の鬼とそれに引き連れられた無数の鬼たちそれは正に百鬼夜行さながらの光景だ。

 苦黄が先頭をいく百鬼夜行が"奥の院"の中に踏み込んだ瞬間、カチッという音が足元から鳴った。


「え?」


 何の音かわからない苦黄だったが次の瞬間足元が爆発する。

 爆発による閃光と音が"奥の院"に響き渡る。


「どわあああ!?」


 苦黄から遅れて"奥の院"に入ろうとしていた醜赫たちは突如の大爆発に驚いていると、爆煙の中から巨大な物体が飛び出し百鬼夜行の横を駆け抜けていく。


「なんだ今のは!?煩青(はんせい)!」


「はいはい」


 飛び出してきた物体は銀で周りを覆った自動車であった。

 煩青と呼ばれた青髪の少年が自らの身体を粘度の高い液体と化して車に張り付く。

 銀の車は"奥の院"に入りきらなかった鬼達を吹き飛ばす。だが鬼達の壁はその程度では突破できない。

 鬼の壁に阻まれてすぐに減速するだろうと思っていた煩青だったが、銀の車の周りに鬼門が使っていたようなミサイルが2つ生み出されたのを見てポカンと口を開ける。


(え、あれって、鬼門につけられた"魔女の作品"からしか生み出されない武器じゃないのか)


 大口を開けている煩青のことを無視して、二基のミサイルが鬼の壁に突っ込み風穴を開ける。

 銀の車はその風穴を通り鬼の壁を突破した。鬼の壁を突破されて煩青は焦る。


(やばっ!このままじゃ僕一人だけでこれの中にいる奴らと戦うことになるじゃん)


 そんなことを考えていると銀の車が何かとぶつかって停止する。


「アルテリアの作戦通りとはいかなかったが、まあ次善の結果ではあっただろう」


 銀の車がぶつかったのは一人の大男だった。その大男はカルヴァンと呼ばれる貴族で今のアルテリアの懐刀である。

 突如現れたカルヴァンに焦るの煩青。

 それもそのはずで彼ら鬼はアルテリアの作戦を無視して、勝手に襲撃した挙句突破された。その結果は最悪といってもいいもので、カルヴァンから何かしらの罰があるのではないかと怯える、カルヴァンはいつもの鉄面皮で何を考えているかわからない。


「ふん。お前たちの行動についてオレから言う事はない。むしろ今までよく我慢したと褒めてやろう。さっさと他の鬼を集めろここでこいつらを逃がそうものなら、貴様らは俺が滅ぼしてやる」


 カルヴァンの言葉を聞いて、煩青は"奥の院"に残していた自分の身体を通らせて鬼たちを運んでくる。

 そうやって鬼を集めている間に車の中から複数の人影が飛び出す。


――――――――――――――――――――――


 "奥の院"に百鬼夜行が侵入してくる1分前、風花は出入り口の周りに自分の魔法で作った地雷を敷き詰めていた。


「四さん、ここが唯一の出入り口なのよね?」


「はい、天風さん。出入り口の場所は複数ありますが、出入り口自体はこれだけですので、ここを封じてしまえば敵にかなりの手傷を負わせられるはずです」


「それならいいけれど。まあ私の魔力は無尽だから、いくらでも使ってくれていいんだけどね」


「凄まじいですね。天風の最高傑作とはよく言ったものです。ところで、何故貴女の顔は姫様と酷似しているのですか?」


「私が聞きたいくらいよ。その話は答えが出ないから終わり。もう車に入って、貴女の結界いつ破られてもおかしくないのでしょ?」


 風花と四は"奥の院"の中に作った銀で覆われた車の中に入る。

 車の中はかなり騒がしい。


「すごい!妾初めて車なんて乗ったのじゃ!」


「かっかっか。魔法っちゅうもんはこんなものまで作れるんか。五の嬢ちゃんにも作れるのかい?」


「無理やわ翁はん。これエンジンの仕組みも再現しとるから、ガソリンも魔法で作っとる。うちは頭が悪いからこんな色んな要素が混ざったものは再現できんわぁ」


 京都勢は魔法で再現された車に感動して楽しんでいる。定員が6人の車のため中はかなり窮屈だ。

 風花と四が戻ってきて車の中に入ってくる。


「風花様、お疲れ様です」


「ええ。さて、そろそろみんな切り替えてください。結界はいつ破られてもおかしくない状況ですので」


「あ、破られました」


 四の言葉とともに爆発音が届く。

 風花は澪に指示を下す。

「いきなさい澪」


 澪はアクセルペダルを限界まで踏み込む。銀で覆われた車は爆煙をとんでもない速度で駆け抜ける。そのまま"奥の院"から出ると、鬼によって包囲されていた。その包囲に風花のミサイル魔法で風穴を開けて脱出する。

 車の中の黄金姫は安堵の息を吐く。誰も犠牲にせずに脱出出来ると思ったからだ。その安心も束の間、澪が急ブレーキをする。そして車を覆う銀から轟音がなる。


「な、なんじゃ!?」


「姫様!ここからは次の作戦に移ります。よろしいですね?」


 車の中にいた全員は車が壊される前に一斉に外に出る。


――――――――――――――――――――――


 車から飛び出してきた人影のうち三つがカルヴァンと煩青に襲いかかる。

 澪の拳がカルヴァンに向かって放たれ、煩青には五が作った土の槍が投げつけられる。

 カルヴァンは避けるそぶりすら見せず攻撃を受け止め、増援を運んでいた煩青はギリギリで回避する。


「ふん!」


「あっぶなああ!」


 両者の反応は対極だったがダメージがないという点では一緒だった。

 カルヴァンは自分の体にぶつかっても傷一つない拳を持つ澪を見て薄く微笑む。

 

「素晴らしい一撃だったぞ雨守 澪。包囲網を抜けたあとは、強者による殿で黄金姫の行かせない作戦か。随分と力技だが悪くはない。事実ここから大手門までに障害は一つしかないからな」


「いやいや!冷静に分析してる場合じゃないですよカルヴァンさん!黄金姫を逃すとまずいって!増援も呼べてないし!」

 

「構わんさ!残る最後の障害を越えることは絶対に出来んからな。この場に強者が残ってくれたことはむしろこちらとしてもありがたい!」


 カルヴァンのその言葉に2人は嫌な予感がする。

 その嫌な予感は的中して大手門の方角から爆発が起こる。それに一瞬気を取られた澪をカルヴァンは殴りつけようとするが五の作った火の盾が澪を守る。普段のカルヴァンならそんな薄い盾は気にせずに拳を振り抜いていたが嫌な気配を感じとり拳を引っ込める。


「今はこっちに集中したほうがええよ澪はん。確かに鬼門はんの気配がするけど、あっちには翁がおるから姫様もあんたのご主人様も守ってくれるよ」


 五が澪にそう言うと澪も風花からもらった使命を果たすため集中する。


「ごめんなさい五。もう大丈夫。わたくしの役目はここで敵の戦力を引き止めること。全うするわ」


 五達の後ろの地面が盛り上がり壁を作る。


「ふむ。日本の魔法使いの強者は全て天風家にいると思っていたが、いるところにはいるものだな。まぁどうせ殺すがな」


「やれるものならやってみぃ。うちは手強いで」



 澪と五が戦闘を始める。


 澪達と別れた風花達は大手門までの道を新しく風花が作った車で急いでいた。

 もう大手門が見える位置まで来たところで突如目の前の地面が爆発した。


「くっ!」


 運転していた四は爆発に突っ込まない様に急ブレーキをする。

 

「姫様、ここはわたし達に任せて。天風さん、姫様とポン太を頼みます」


「四!?何を言ってるの!貴女も来るのよ!」


「無理です姫様。この爆発を起こしたのは恐らく鬼門。彼を止めるにはわたしと翁の命を使ってやっとなのです」


「嫌じゃ嫌じゃ!妾と共にお前達も生きるのじゃ!」


 目から涙を流しながら黄金姫は喚く。

 そんな黄金姫と真っ直ぐ目を合わせて四は語りかける。


「姫様、この方達のお陰で絶望的だった状況が変わりました。それも全て貴女の為です。どうかわたし達の命を無駄にしないで。お願いします天風さん」


 それだけ言って四と翁は上空にいる鬼門の元に行く。

 二人の後ろ姿を見送って風花は車を作り黄金姫をそこに放り込む。


「なんでじゃ!お主達は妾と誰も死なせないと約束したじゃろ!なんでこうなるのじゃ!」


 黄金姫は約束と違うことに激怒する。彼女はこの一週間あの三人と共に生きてきた。絶望的な状況ではあったがあの三人が居たからこそ"奥の院"で生きてこれた。そんな三人を見殺しにしてまで生きたくなかった。

 そんな時にポン太が連れてきた魔法使い達は彼らを死なせないと約束してくれたのに、あの二人は死にに行った。最初に殿として残った五も死ぬかもしれない。結局こうなるのだったら小さな希望なんて見せないで欲しかった。

 色々な負の感情が頭の中を渦巻いている黄金姫は風花達に怒りを向ける。


「妾は置いていけ!お前らの様な嘘つきとともに生き延びたくないのじゃ!」


 黄金姫からの言葉にエリスも風花も何も言えない。

 自分達の見通しが甘かった。安易に希望を見せてしまったからこの少女の心を深く傷つけた、そう感じているからこそ何も言えないでいた。

 風花とエリスが黙っているとポン太が声を荒げる。


「姫様!彼女達は貴女の為に来てくれたんだ!それにその約束を守れなくてつらいのは彼女達だ!彼女達だって守りたかったに決まっているだろ!」


 ポン太の言葉を聞いて黄金姫は黙って俯く。

 その様子を見た風花は苦笑する。


(まんま、私とエリスのやり取りね。顔が似ていると思ったけど性格も似ているなんてね。あの時はどうにもならなかったけど今回は私がいる。私と同じ彼女には悲しい思いなんて似合わないわ)


 風花は決心する。


「エリス。車任せるわ。魔力は余分に込めたし大手門までは余裕のはずよ」


 車から出ていく風花を見てエリスは怒鳴る。


「馬鹿か!お前、アタシが言ったことを忘れたのかよ!」


「覚えてるわよ。死ににいくつもりはないわ。私は天風家の最高傑作よ。全員まとめて助けるくらい楽勝よ」


 自信満々な風花にエリスは言葉を失う。そんなエリスに近づいて風花は小声で話しかけてくる。


「元はといえば貴女が請け負ったんだから感謝しなさいよ。ほらさっさと行って」


 痛いところを突かれたエリスはもう何も言えなかった。

 車の中では黄金姫がすがるような目で風花を見ていた。

 そんな黄金姫に風花が話しかける。


「姫様、必ず貴女の友達を連れて帰ります」


 それだけ言って風花は鬼門と戦っている四と翁の元に向かっていった。

 

 車で大手門に向かっているエリス達はもうその目前に迫っていた。

 ここまでの道中で全くアルテリアがちょっかいをかけてこなかった事を訝しむエリスだったが、考えても仕方ないことなので車を走らせる。


「マジでなんもなかったな」


 エリス達は魔都を脱出出来た。

 今は黄金姫の安全を最優先するためすぐに扉を作り彼岸から脱出させる。ポン太は表の世界に行けないため落ち合う場所だけ決めてエリスは黄金姫と共に彼岸から出る。

 表の世界に来るのが初めてな黄金姫は初めて見る太陽に戸惑っている。

 黄金姫が太陽に戸惑っている時エリスも戸惑っていた。

 大手門の場所は表の世界では住宅街でもない空き地のようなところだった。そんな空き地に太陽光を反射して銀色に輝く人形のオブジェがいくつもある。


(なんだこの空き地?そういうイベントでもしてんのか?)


 エリスがそんなことを考えていると人形達は突如動き出し黄金姫の元に向かっていく。

 エリスは黄金姫を左手で引き寄せて飛び上がる。

 群がってきていた人形達はエリス達を逃すまいと人間ではありえない姿勢で飛び上がってくる。


「気持ち悪りぃんだよ!」


 エリスは銀の爪を右腕に纏わせて人形達を迎撃する。

 エリスの攻撃によって人形達に纏っていた銀色のメッキが剥がされると、その中には人間が入っていた。

 人形の中に入っていた人間達は太陽の光を浴びるとたちまち燃えて灰になる。


「吸血鬼!?つうことは!」


「せいかーい!エリスちゃん!」


 銀色の球体がエリスと黄金姫の目の前に落ちてきて、そこから無数の槍が襲ってくる。

 左腕で抱えていた黄金姫を降ろしたエリスは槍を両腕で迎撃する。その最中左腕が引っ張られる様な感覚があった。


「わお!随分と脳筋になっちゃったのねエリスちゃん。お義姉さん悲しいわ」


「黙れ。お前がアタシの姉だったことなんて一度もない」


 アルテリアの軽口にエリスは憤慨する。


「お前は何故こっちにいるんだ?アタシ達の行動をどこかで見ていたとしても、大手門から出ないとこっちには戻ってこれないはずだ」


「それね。わたしもびっくりしたわ。エリスちゃんの魔法ならどうにでもなったんだけど、まさか天風ちゃんが銀魔法を使いこなしてるなんて思わなかったわ。おかげで貴重な召使い(メネストレル)を一人使い潰すことになっちゃった」


「そういうわけか。人造吸血鬼に担いでもらってこっちに先回りしてたってわけか」


「ええ。だからこっちに来て直ぐに召使いを増やしたの。なんとか数は揃えたんだけどやっぱり弱かったのね」


 エリスは今滅ぼした吸血鬼達はついさっき吸血鬼にさせられた人と聞かされアルテリアへの嫌悪感が湧き上がる。

 エリスは左腕に魔力を込めてアルテリアに殴りかかる。


「死ね」


 殴りかかってくるエリスに笑顔で手をかざすアルテリア。彼女の魔法範囲である1メートル圏内に入ったイルレインの魔法は制御権を奪うことが出来る、そのため彼女はエリスの銀魔法で作られた左腕からの攻撃を避けることはしなかった。


「あら?」


 エリスの左腕がアルテリアの右頬にめり込み殴り飛ばされる。

 鈍い痛みがアルテリアに襲いかかるが、そんなことは気にも止まらないほど彼女の頭は疑問に支配されている。


(なんで?わたしの魔法範囲に入ったのに左腕の制御権を奪えなかった。あの左腕も天風ちゃんの生み出したもの?いや、流石にない。魔法を動かすには魔力を込め続けなきゃいけない、いくら彼女の魔法範囲が常軌を逸していても世界を越える範囲なんてありえない)


 アルテリアの動きが硬直している隙にエリスは黄金姫と共に彼岸に入る。

 流石にアルテリアもその行動を見過ごさずにすかさず彼岸の中に入っていく。しかし彼女の頭はまだ混乱していた。


「はっ。天才だったお前がそんな顔をするなんてな。最高の気分だ」


 エリスの魔法がアルテリアに奪われなかった理由は風花に自分の魔法をコピーさせたからだった。

 エリスは今まで魂の知覚をしてこなかったが、風花に自分の魔法を通して魂を触れられたことで自らの魂を知覚することができた。

 魂を知覚したエリスの魔法は彼女との結びつきが強くなり、魔力を常に込め続ければ制御権を奪われることはなくなった。

 しかしまだ魂を知覚したばかりのエリスにとって、魂と結びついた魔法の構築は通常の魔法に比べて三倍の魔力を消費することになる。

 今エリスが戦闘出来る時間はおよそ15分だ。


「わけわかんねえまま殺してやるよ!」

 

 黄金姫を自分から離してポン太と落ち合うはずだった場所に急がせてエリスはアルテリアに向き直る。

 自分の限界をなんとなく理解しているエリスはアルテリアへ猛攻を仕掛ける。


――――――――――――――――――――――


 それぞれの戦いが始まって少しした時に、魔都に入っていない京都の彼岸の中で一人の男が道路を走っている。


「くそっ!大手門ってどこだよ」


『知らないわよ。まあ頑張って探しなさい。ワタシは寝るわ』


 鬼門と戦ってオーバードライブまで使った蓮だったが、その体には傷ひとつなかった。

 蓮はドロシーと言い合いをしながら魔都に入る為の大手門を探して走っていた。


「すぐ起こすことになるから、寝かさねえよドロシー。だああ。大手門の場所くらいポン太に聞いとけばよかった。とりあえずどこかに入り口は…」


 蓮が喋りながらふと空を見上げるとそこには穴が空いていた。


「なんじゃありゃ。もしかしてあそこが大手門か?」


 自分でもそれはないだろうと思っている蓮だったが、その穴は鬼門が魔都に入るために開けた穴で大手門じゃないにしろ魔都への入り口には違いなかった。


『あそこ、結界の穴ね。大手門じゃないけど多分あそこから魔都の中に入れるわ』


 ドロシーからそう言われて蓮はニヤリと笑い、自らの両足に力を込める。


「オッケーだドロシー。2秒なら反動もほとんどないだろ」


『まあないけど。言っておくけど次はないからね』


「わかってるよ。オーバードライブ!」


 魔力を身体の中に流した蓮は全力で飛び上がり空中に空いた穴から魔都の中に入っていく。


――――――――――――――――――――――


 少し時を遡る。

 蓮は鬼門の装甲を剥がして、その後に鬼門本体の攻撃を受けて殺されるはずだった。


『魂交換(コンバート)』


 その声とともに蓮の身体に異変が生じる。髪は伸び体つきも女性のものになる。

 蓮だった女は今にも当たりそうな鬼門の拳を気にもせずただ呟く。


「"止まりなさい"」


 鬼門の動きが止まる。まるでその女の言うことが絶対のルールであるかのように、世界がそう定めたかのように。

 鬼門の動きを止めてるうちに女は空中に浮かびながら一人の少女の名前を呼ぶ。


「"雷 鳴上"」


 ルカの本名を呼ぶといつのまにか女に抱えられたルカがいた。

 そのまま女は鬼門から距離を取って近くの建物の中に隠れる。


「流石に、あれほどの相手を滅ぼせることは今は出来ないわね。"治れ"」


 ボロボロだったルカの体がみるみるうちに癒えていく。

 そのまま蓮の名前を呼んでルカと同じように治れと一声かける。


「はあ…同期率が二割程度だからこんなことしか出来ないわ。聞いてないんでしょうけどあとは頑張りなさいよ蓮」


 そう言い残して、数秒後には女の姿が蓮の姿に戻っている。

 戻った蓮は気を失っているがその体には傷一つなかった。




人物紹介

煩青

青髪の美少年 150後半の身長

両耳がない。

ドロシー

蓮の右腕

普段は寝ているが蓮に起こされることで"魔女の作品"として起動する

意識のオンオフはあくまで蓮に主導権があり、蓮が起こさないといつまでも寝ているし、寝かさないといつまでも起きている。

起きている間は蓮とドロシーの同期率が上がる

寝ている時にしか魔力の充填が出来ず、起動している間に魔力を消費することはないがブラスターやインパクト、オーバードライブを使うと消費される。

一日寝るとブラスター1回分かインパクト2回分またはオーバードライブ30秒分の魔力がたまる。

ブラスター

魔力を魔法にせずそのまま放つ機能

とんでもなく非効率な技で、ブラスターに使う魔力を魔法にすればもっと破壊力のある魔法に出来るが、ドロシーは魔法使いではないため魔法を構築出来ない

インパクト

魔力を拳の周りから発散させる機能

ブラスターよりは魔力消費が少ない

オーバードライブ

魔力を体の中に通して体をいつもより素早く動かせるようになる機能

ドロシーの目玉の機能。この機能を使ってる時にドロシーは蓮限定とはいえ"言葉"を使うことができる。

体から溢れた魔力はドロシーの"言葉"によって蓮の魔法として属性を付与できる

"魂交換" (コンバート)

右腕に入っている魔女ドロシーの魂と蓮の魂を切り替える"言葉"。一ヶ月に一回使える言葉でこの時はドロシーに体の主導権が移り姿もドロシーのものになる。

同期率が高ければ高いほど本来のドロシーの力を取り戻せ、活動時間も長くなる。

"言葉" (ことば)

魔女であるドロシーの使える唯一の魔術。

その言葉は世界を変える。

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