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2021/03/20

1290.


「作者、カップ焼きそばの湯切りを忘れてフタを完全に開けてしまう」


「フッ、あの作者さんもドジね。いい気味だわ。それで、どうしたの?」


「ザルを使った」


「ま、妥当なところね」



1291.


「あの作者、どのみちカップ焼きそばは皿に盛って食べる派だからな」


「何の派閥よ・・・というか皿に移すの? 皿洗い免除がカップ麺のメリットと言ってもいいのに」


「底の方にお湯が残るのが嫌なんだと」


「フッ・・・自分の湯切りが下手なことを小細工で補ってるのね」



1292.


「まぁそう言ってやるな。あいつは過去、きれいに湯切りしようとして麺をシンクにぶちまけたトラウマがあるんだ」


「どこまでおバカさんなのよ。もう初めからザルを使えば?」


「そうするとまた別の問題が発生する。具材がザルの目に引っ掛かることだ」


「どうせカップ麺の具材でしょ。多少は諦めなさいよ」



1293.


「おいおい、カップ麺の“かやく”だって立派な食べ物だぜ? 粗末にするとは何事だ」


「麺ごと全部失うよりマシでしょ。ザルに食べ物が引っ掛かるのは確かに気になるけど」


「そうそう、あれ何とかならんのかね。すげーイラつくんだよな」


「わかるわ。特に、金属のやつだと麺がめり込んだりするのよ」



1294.


「ザルにも色々あるらしいな。目の細かさとかで分類されてるようだが」


「けど、目が粗いと引っ掛かるからって細かいの買うと結局のその細かい隙間に引っ掛かって取れなくなっちゃうのよね」


「甘いな。ああいうのはな、状況によって使い分けるのがいいんだよ」


「ザル1個しか持ってないクセに何言ってるのよ」



1295.


「だいたいなあ、麺がザルにめり込むって茹で過ぎだろ。コシがあるのが好きなんじゃなかったのか?」


「そうなんだけど、安いの買ってるとヤワヤワになっちゃうのよ。美々香の根性のように」


「あ?」


「ん、何?」



1296.


「ケッ、安いのなんか買うからだろ。これだから貧乏人は」


「あなたもどうせカップ麺でしょうが」


「あぁそうだぜ? だから麺の硬さは自由自在。コシを超えて究極に硬いのもできるのさ」


「弾力ないじゃないのそれじゃあ」



1297.


「ガタガタ抜かすならもう高いの買えよ。ザル買わなきゃ100円は浮くだろ?」


「ザルは必要でしょうが麺以外でも。というかもう持ってるし」


「じゃあ具を減らすしかねぇな。あと、ダシも取らずに水もその辺の川から汲んで来る」


「せめて水道水って言って?」



1298.


「おいおい、ミネラルウォーターなんて買ってるのかよ。貧乏人のクセに」


「だって水道水って美味しくないじゃない。茹でるだけでも影響出るのよ」


「麺は安物買うクセに?」


「そこはほら、どこかで妥協が必要だから」



1299.


「妥協ポイントおかしいだろ。安物の麺なんて茹でたらせっかくの水が泣くぞ?」


「安いお水なんて使ったら麺の方が泣いちゃうでしょ。私はね、麺だけは泣かせたくないの」


「ザルの目に詰まらせて泣かせてるクセに? その上で更に流して捨てるクセに?」


「うっ・・・な、何よ! 美々香なんて明日100円なくすように作者さんに決められてしまえば良いのよ!」



1300.


「おいおい何だよその捨て台詞は。みみっちいにも程があるだろ」


「しょうがないじゃないのとっさに浮かんだのがこれだったんだから。というか美々香、前回復活したと思ったら偽物だったけど何で普通にいるのよ」


「確かに前回の私は偽物だった。だが、復活そのものは容易だ」


「それがこの作品の時空だということね・・・」



1301.


「って思わせておきながら、また偽物なんじゃないでしょうね」


「ンな訳あるか。同じネタを何度も使うような作者かよ」


「同じネタを何度も使うような作者でしょ」


「そうだったわ忘れてたぜ」

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