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望み

「よし、この装備でやりたい事とかをしっかり明確化する為にも出来そうな事は書き出しておこうかな?」

 この装備で出来そうな事とか、やりたい事を書き出して頭の中でより分かりやすくする。実際にその状態の装備を使用している姿をイメージ出来ればより正確性が増すんじゃないかな?




「まぁ、流石に今日は全然勉強も手に付かなかったな」

 授業を聞いてない訳では無いが、ちょっと今は興味というか、集中する方向がそっちでは無かった。これは今日中に作らないと、ちょっとマズイな


「協力してもらいたいメンバーとしては、教会組、深淵組、ダアトさん、オートマトンさん達、ドラゴンレーシング組、悪魔組……一旦人間はモルガ師匠だけにしておくか?」

 沢山呼びたいけど、村の事を考えると、誰でも呼んで良い訳では無い。こうなって来ると、ミラージュレオンのミオンさんの力で皆を連れて来る方が早いかもしれない


「どうだろう……城で集まれるかな……」

 一応、今回は他のプレイヤー達には見られたくはないから、コッソリやるとして、そうなって来るとやっぱり城の中が色々と安心安全かな


「よし、そうと決まれば動くか!」

 という事で皆に時間を貰えるか聞いて回る事にした




「いやぁ、こうしてみると、壮観だね……」

「ハチ君ハチ君。私大分肩身が狭くない?人間とか私ひと……ハチ君と2人だけじゃん?」

 今ナチュラルに僕を人間の枠から外しかけたか?


「色々呼びかけたら凄い集まってもらえて……」

「それでそれで、人は私1人って言うのも凄い状況だね……」

 周りを見渡せば蜘蛛や蛇や鳥や宝箱、骨やら、スライム、ゴブリンにドラゴンやらロボット、悪魔、天使、神、邪神……もうジャンルは滅茶苦茶だが、僕の呼びかけに沢山集まって来てくれた。これは人望って言って良いのかな?魔物望?


「集まってくれてありがとう。今回、こういった武器を作ろうと思って、皆にも協力してもらおうと思って招集させてもらいました。この武器を作るには僕一人の力じゃ足りないと思ったから、皆の力を借りたい。改めて協力をお願いします!」

「くふふ、ハチがまた何か作ろうというのだ。協力せんでどうする?」

「ワレワレガ、ツイテマス。ゼッタイニ、セイコウサセマショウ!」

「ハチ君の新装備。しかも僕ちゃん達が入れる様になってるんだし、そんなの協力しなきゃ面白くない!」

「やっぱり師匠はぶっ飛んでます!こんな武器を作ろうだなんて……面白そうで頑張って教会の仕事を済ませて来ちゃいました!」

 皆色々言ってるけど、全員協力すると言ってくれる。こんなに嬉しい事は無い。そうなると早速作り始めるしかないな!


「それじゃあ始めます。皆の魔力をお願いします!」

「「「「「「……ッ!」」」」」」

 とんでもなく濃密な魔力が部屋の中央に置かれた武器パーツ達に注がれる。魔力で周辺の空間とかも若干歪んでいる様にも感じる


「よし、今だ!【フュージョナー】【リ・メイカー】」

 周囲の魔力を一つに纏めあげ、パーツと融合。調整をしっかりと行いつつ、武器としてまとめ上げる。完成形は何度も頭の中でイメージしてきた。皆に貰ったこの魔力。この想いを武器という形に形成するんだ!




「「「「「「「「……」」」」」」」」

 全員が無言になる。部屋の中央に浮かぶ16本の短剣の様なデザインの武器が宙に浮いている


「一緒に行こう」

 その声に反応するように16の剣が集合し、僕の背中で輪の形に繋がり、収まった


 ---------------

 デザイア


 レアリティ PM


 全ステータス +0%


 耐久値 1%


 特殊能力 創造の刃(この武器は装備者の創造力によって様々な形を取り、追加の特殊能力が付与される)魔法の知(魔力回復力を強化し、即席魔法を作れる)無限の懐(この装備から発射する弾や矢は消費されない)万人の為(この装備は誰でも装備可能。装備者の長所を伸ばす効果がある。但し、持ち主の許可を得ていない場合は拘束される)時空の手(時空に干渉出来る)適応の策(追加能力を付与出来る)進化の歩(この装備は持ち主の状態に応じて強化される)不壊の志(この装備の耐久値は1%以下にならない)未知の力(たまに凄い事が起こる)

 己が力だけでは極みには至らない。他者との協力こそが大いなる力となる。望みを叶えるその力を仲間と共に掴み取れ

 ---------------


「これが……新しい僕の武器……」

 自身へのステータス上昇効果や耐久値とか、減らせる物は極限まで減らし、特殊能力に全振りしてみた。武器だけど、武器じゃないみたいな妙な立ち位置の物になったけど、これでこそ僕の武器なのかもしれない。両手をフリーで戦闘出来るのも非常に助かる


「あれが……」

「ハチの新しい武器か!?」

「何だ……あれは……武器なのか?」

 武器のステータス効果とかも皆見えてるみたいだけど、皆首をかしげているみたいだ。そりゃあそうか。だって装備した僕はステータスは伸びないもんな


「持ち主と装備者って書き方だし……ここはやっぱり……師匠」

「えっえっ!?この状況で私!?」

 デザイアの内5本を使い、ちょっと大き目の杖を形作る。それをモルガ師匠の元に飛ばす


「うっわうっわ……何コレ何コレ!?とんでもなく魔力とか上昇するんだけど……」

 やっぱり、装備者とは僕ではなく、僕が支援したい相手の能力が上昇するって感じか。これは良い武器出来たんじゃないか?



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― 新着の感想 ―
……やべぇもんが出来た。 でもハチの補助術師的にはある意味で完全な正解の武器かもしれない! 格闘家じゃないんだハチは……本来は補助メインのジョブなんだよ
そもそもハチ君がおかs……コホン、凄いだけで(最大)十六本操作+武器の創造+戦闘etc……は一般人には出来ない……かも? (確か多少は補助機能があったはずだから何とも言えませんけどね……)
味方を強化する、まさに補助術師専用武器ができたなぁ
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