技術と技術を合わせる
「それぞれに装備出来る様にして、そのチップと他のチップの影響を受けるかどうかを切り替えスイッチ的な物で変えれば良いか」
能力追加機能もこんな感じで良いだろう。これなら例え属性チップを使って色んな属性使うにしたって、1本1本全部違う属性で攻撃する事も出来れば、装備したチップを無効化して他全部を同じチップの能力を共有して同じ属性で攻撃したりも出来るだろう
「サイズ変更機構、ポータル、合体分離、魔法作成、安全装置、魔力回復……」
後はクオンのにも付けた反重力機構とかを付ければ完成だ
「Nマターをメインにした組み合わせでピュアミスリルとかも使って行こう。大事になって来るのは魔法作成機構の使い切り魔法を作成する所かな……履歴とか残る様にしたり、お気に入り機能があれば、過去に使った魔法を引っ張りだして再利用とかして構築する時間を短く出来るか?」
もう、武器にディスプレイとかを付ける位の気持ちで行こう。これが出来れば、回復魔法とかを使う場合に連続で使用も出来るし、戦闘前にある程度の支援用お気に入り魔法を作っておく事で、戦いやすさは全然違って来るだろう
「この辺は流石にオートマトンさん達に頼もう。やっぱり精度が重要になって来るし、これに関しては僕よりもオートマトンさんの方が良いだろう」
一点物を作るなら多分僕だけでも良いとは思う。でも、この装備に関しては同じ物を複数作る必要があるし、それを全部統一して作るのであれば、オートマトンさん達に任せた方が精度が良いだろう
「という事で、現時点ではこういう事になってるんだ。サイズは一旦大きくても部屋を使って小型化すれば良いから、よろしく頼めるかな?」
「了解しました。お任せ下さい」
普通なら小型化が技術的に一番大変になるであろう部分なんだろうけど、それを物凄い勢いでスキップ出来るのがこのサイズ変更能力。アイオンさんから学んだこれを使う事で技術革新が凄まじい事になり、今回の装備製作も順調に進んでいる
「現時点で、この様な物にする予定ですが、何か変更したい点などはありますか?」
完成予定図をホログラムで見せて来るオートマトンさん。あれ?それディスプレイより良くないか?
「オートマトンさん、そのホログラム機構も乗せれるかな?ディスプレイは魔法構築して発動するのに必要だろうけど、お気に入りとか履歴を見るならそっちの方が良いかな……」
「了解しました。追加しておきます」
ディスプレイは黒板とかホワイトボード的な感じで、魔法を発動するのに必要な魔法陣を描いたら発動後に描いた物が消える。これでインスタント魔法として使用されるけど、履歴とかを見るなら、そのディスプレイに書かない方が良いだろう。ホログラムで別に出して、そこから選ぶとディスプレイにその魔法陣が描かれる位にした方がちょっとした時短になるかな?気分はデュアルモニター……みたいな?
「にしても凄まじい物になりそうですね」
「そうだね……これは僕の意思を何処まで反映してくれるかなぁ……」
やりたかった事が出来る様になる。それを目指してここまで頑張って来てると言って良い。皆の力を借りながら、今の僕の最高傑作を作るんだ
「とは言いつつも、性能を弄れるのなら、ステータスへの影響をほぼ無しにして、能力全振りにしたいな……」
僕の持ってる【違法改造】は流石に製作途中に噛ませる事は出来ないし、ステータス上昇効果とかは無しにして、その分能力を強化したいとは思っている。うーん、誰かに相談してみるか……誰が良いかな
「まぁ、この能力の持ち主に聞くのが一番か。という事でヘックスさーん!」
「呼んだか?」
呼ぶと来るなぁ?まぁ、それはさておき、ヘックスさんに相談だ
「ヘックスさんには【違法改造】を貰ったじゃないですか。でも、これってあくまで改造であって、元々作ろうとしている物には干渉出来ないというか……」
「ハチが今作ろうとしている武器に関して何かやりたい事があるのか?」
「ステータスへのボーナスを無くして、武器の特殊能力を強めたいと思ってまして……」
「なるほどな……確かに普通なら何を言っていると言いたい所だが、ハチならそう言ってもまぁ、そういう考えもあるかと納得は出来る。となると、【違法改造】だけでは手が届かないな」
ヘックスさんに相談したら一応、僕の考えは理解してくれているみたいだ
「何とかなったりする方法とか知ってませんかね?」
「それで言うならやはり呪いに頼るべきなんだろうが……それをするとコンセプトと離れてしまうんだろう?」
「そうですね……」
確かに。呪具としてしまえば作る最中に調整とかは可能だろう。でも、それをすると他の人と協力する時に武器を渡すとかが出来なくなってしまう。それは避けたい
「ならば、ハチ。私に呪具製作を教えてくれないか?そうすれば【違法改造】の技術と呪具製作の技術を合わせて新しい技術を生み出せるかもしれない!」
「なるほど!分かりました。それなら一緒に地獄に行きましょう!」




