ブラッシュアップ
「とりあえず作りたい物の形はイメージもしっかり固まって、能力とかも載せたい物も決まった。だから後はこれを1つに纏めていく作業だ」
パーツを組み合わせて行けば最終的に完成形の物が出来上がる。設計図も用意してるから各パーツも揃えられる。多分、今回作る物は僕史上で一番大変な物になるのは分かりきっている。だからパーツ単位で【付呪】の強化とかして最終的に1つに纏める作業をしていかないと失敗した時が大変だ。そのパーツだけやり直せるって状態にしておいて、成功した物だけを最終的に【フュージョナー】で合体させる位の勢いで行こう
「諸々を考えると、Nマターは間違いなく大量に必要だな」
僕らが創り出した合金でもあるNマターは間違いなく今回一番多く採用したい金属だ。勿論ミスリルも使うけど、諸々を考えると、Nマターは外せない
(ハチよ)
「おっと……このテレパシーは、ダアトさんか。そう言えば寄ってなかった」
いけね。忘れてた……設計図とか込々で持って行こっと
「ようやく来たか。何やら面白そうな事をしている気配がしてな?こちらにも話が回ってこないか待っていたのだが……?」
「それは申し訳ない事をしました……実はですね。今はこんな感じで新しい武器を製作しようとしていて、アイデアとか募集しつつ、作業していまして……メチャ良い意見とか貰って一旦設計図に纏めて、新デザインになった所だったんですが、まだまだ改良の余地はあると思ってます」
「なるほどな……この武器は、美しい」
「美しい……ですか?」
カッコいいとかではなく?いやまぁ、褒め言葉は嬉しいけど
「この武器を作ろうとする目的は自身の強化というよりは、仲間との連携の為にだろう?自分の為の武器を作ろうとする者はごまんと見て来た。だがこれはまだ見ぬ仲間との連携も考慮した代物だ。誰にでも合わせられる。という正に美しい心意気に溢れた良い武器だ」
「そう言って貰えると嬉しいです。武器のコンセプトも合ってますし、それで、今の所割と良いかなと思ってそろそろ製造に入ろうかなと思っちゃってたんですが、ダアトさん的にまだコレ入れられるだろみたいな物とかあったりします?」
ダアトさんならまだコレが積めるとか新しい知見があるかな?
「この説明を見た所、これは浮かせる事も出来る様だな。それならば、自身の意識の効率よく飛ばせる様に増幅する物を付けた方が良い。戦場でこれの操作に魔力を取られて魔力切れなんて事になれば、一番辛いのはハチだ。手を抜く事が許されないのであれば、むしろこの装備に魔力の回復能力でも積めるなら積んでおいた方が良いと思うぞ」
なるほど……確かに空中に浮かせて操作するのだって動かす為に魔力は使うし、その消費を抑えられれば長時間戦える。戦場でのリソース確保って面で考えれば、魔力回復さえ出来てしまえば、回復魔法とかで体力も回復出来る訳だし、魔力のやり取りが出来れば大規模魔法を使った味方に魔力供給する事も出来る。その視点は抜けてた
「確かに過ぎる……武器での支援って考えてて、魔力のやり取りとかその辺考えてませんでした。良い意見をありがとうごさいます!」
「そんなハチにはコイツがあると良いと思うぞ」
そう言ってダアトさんは何やらゲーミングカラーに光る果実の様な物を出した
「それは?」
「メビウスツリーで出来た実だ。これには魔力を空気中から集める能力と、意思の伝達能力強化の力がある。これをやろう」
「良いんですか!?」
「あぁ、ハチに魔力を貰った時があっただろう?あの時に貰った魔力をこの実を付ける為に利用したからな。あの時の恩返しとでも言っておこう」
ダアトさんからマジで見た事の無い木の実を貰えた。これも武器に機能として搭載出来れば仲間のリソース回復とかも出来る訳だ。うーん、素晴らしい
「ふっふっふ、悪い顔をしているぞハチ?」
「おっとと、ちょっと新しい機能を搭載出来ると考えてたらにやけが……」
「「ふふふふふ……」」
ちょっとだけダアトさんと悪だくみをする感じになってから戻る事にした。いやぁ、やっぱり話を聞いておいて良かった
「これを基本として、後から追加能力を付与可能な様にしておけば拡張性もバッチリだな」
追加能力は16個の武器パーツ1個ずつに個別装填出来る様にするべきか、それとも16個全てにリンクするようにするべきかかなぁ……
「小型化を考えると、モジュールで装備出来る様にした方がいいだろうけど、どういったモジュールの形が良いかな……流石にトランプレベルのカードまでは無理だけど、メモリーカード的な物なら行けるか?もうちょい小さい物を……チップか?」
やっぱり能力付与とか考えるとチップ的な物の方が良いかも。これなら立体的だし?
「作るとしたら一旦は属性チップかなぁ……他には同じ攻撃を連発出来る反響チップとかあると良いかな?」
一応、アビス様とかも活かせる様に空のコアとかも搭載するつもりだし、その機能を使わない時用に自動攻撃用のチップとか作っても良いかもしれないな……




