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ちょっと寄り道

「完成形は何となく見えて来た。とりあえずあと協力してくれそうなのは……」

 アグラウドやらイクサバン、はたまたネスト。色んな所の協力を得ても良いけど、単純に素材集め以外でこの辺に協力を要請するのはちょっとだけ避けたい。外部協力というよりは、この空島やオートマニュアイランドみたいに、一応僕らのテリトリー?での技術力でこの武器を完成させたいと思ってるから、そうなって来ると……


「アストライトの皆とメビウスツリーのダアトさん辺りかな?」

 新たな知見というか、協力を得られそうな相手を考えるとそうなるかな


「教会メンバーの所とかにも寄ってからにしようかな?」

 教会にもついでに寄って行こう。チャンスがあればそれこそ天使だったり神様の方にも協力してもらえる可能性は有る訳だし




「お邪魔しまー……」

「あっ」

「どわーっ!?危なーい!」

 教会に入ろうと扉を開けたら神の像を持ったイアちゃんが落としそうになった所をモニクがキャッチしてギリギリセーフな状態の場面だった


「イアちゃん……何でその像を持って行こうとしたの?」

「この像。太陽の光、浴びたがってた」

「あ、師匠!こんにちは。イアちゃん。理由は分かりましたが、気を付けて下さいね?落としちゃったら怒られるのはボクなんですよ……?」

 苦労人モニク……でもしっかりと責務とかは果たしてるみたいだし、最初にあった時のイタズラ好きの悪魔って感じは本当に変わったなぁ……


「像が光を浴びたがってるって?」

「感じる。光を浴びたいって」

「そっか。それじゃあ中庭の方にしないかな?表の方は結構今みたいなのが起きちゃうだろうし」

「分かった。そうする」

「じゃあ、像は僕が持って行くから、イアちゃんは先に中庭で太陽光を浴びせてあげる場所を用意しておいてもらえるかな?」

「やっておく」

 とりあえずこれで一旦大丈夫だろう。モニクと話す時間も欲しかったから丁度良い


「たまにあの様な行動を取るので、こちらとしても神罰は受けない様にと慎重なんですよ……」

「そっかぁ。苦労してるね……でもモニクがそうやって頑張ってくれてるから皆がモニクを頼ってるし、モニクもこんなに頼りがいがある状態にまで成長出来たんじゃないかな?」

「頼りがいのある……うへへぇ……」

 顏顔……にやけすぎてちょっと溶けてるみたいだ……


「ところで、今日は何か御用が?」

「今ちょっと新しい武器を作ってる最中なんだけど、それに皆の案とかを入れて行きたいから、何か無いかなって。意見の被りが起きても問題無いよ。それはその分だけ皆にとって重要な場所だから特にやっておくべき部分だって見方も出来るから」

 意見の被りはしない様にとか言うと、自分自身の意見だとしても、その言いたい事の本質から離れ過ぎて実際どうでも良い部分の事とかを言っちゃう事になりかねない。単純な武器ではないからこそ、どんな要素があれば安心出来るとかそういう意見を貰えるだけでも大分違う


「うーん、師匠が更に強くなる武器ですか……本当にそれ必要なんですか?」

「おぉっと、まさかの質問が来たぁ」

「いえ、普通に素手でも強いのにまだ力を求めるんだなぁと……」

 僕が武器を持つ事にまさかの疑問を持たれてしまうとは……


「これに関しては僕単体を強くするというよりは、今後パーティとして戦う事も少なからず増えて来ると思う。だけどどんな味方と一緒に戦うかまでは分からない。だからこそ、そう言ったどんな仲間が来ても、支援したり、合わせられる武器を作ろうって言うのがコンセプトの中の1つに入ってるんだ」

 御稲の国の時みたいに、飯綱さん護衛ミッションみたいな物がまた来ないとは言えない。仲間を支援するにも、補助魔法やら回復魔法を飛ばすだけじゃダメだ。だからこそ、戦況を変える武器の1本は持っておきたい


「支援……師匠が?あぁいや!そうですね!あの時も守って貰いましたから!そうですね!師匠は支援タイプですもんね!」

 僕がにこやかにモニクに無言で微笑みかけるとモニクは即座に訂正した。全く、僕は支援タイプじゃないとでも言いたげだなぁ?


「支援って言いながら、支援先まで遠回りしつつ、その道中の敵を全部なぎ倒す様な支援タイプですけど……」

「何か言ったかな?」

「い、いえ!?何も!?いやぁ~、シスター服を纏った時の師匠とかもう完っ全に、そうはもう完っ璧に支援タイプですから!疑うなんてそんな……」

 まぁ、僕自身も正直ド正面から敵を打ち破って行く支援タイプですと言えるけども、そういう場合は完全に仲間との連携ではなく、単独戦闘だからこそな所もある。でも、今後はそういうのも難しい場面とか、協力必須な場面とかが出て来てもおかしくない。だからこそ味方を支援したり、戦闘の幅を出せる武器を作ろうとしているんだ


「まぁ、それはもう良いとして、やっぱりモニクも装備品とか作ってたし、何かしらアドバイスとか貰えると良いなと思ってね」

 なんだかんだ言っても、僕にとって有益な装備品を作ってくれたモニクに装備品のいろは的な物が聞きたい。どんなアイデアをくれるかな?



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― 新着の感想 ―
うん。合ってるよ。殲滅(支援)職みたいなもんだし 魔王より魔王してるからね。 普通の支援職は殴らないし、増えないし、邪神の力を独自発展させないし、天使の羽を捥ぐったりしないし、人工生命体を作らな…
支援(可能なら殲滅)タイプ
敵を薙ぎ倒せばそれが味方への支援だ!
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