ダンジョン大変身
「まぁ、動体視力って奴です」
「「さっすがぁ……」」
良かった。この辺説明しなくても良さそうだ
「それで、少しあのダンジョンについて気になった事があるんでちょっと協力して欲しいんですけど、2人共レアドロップ率とかに何か影響する称号とかスキルとかある?」
「レアドロップ系の称号なら2人共持ってるけど、同じ物だから差は無いよ!」
おぉ、同じ称号を持ってるならドロップ率云々に関しては同等って事で問題無いかな。なら検証したい方法を説明しよう
「あそこのダンジョン。所謂ガチャみたいな物の可能性があって……」
そうして、僕があのダンジョンに挑んで思った事を2人に話した
「えっと、つまり、今私達に内部ガチャ券?みたいなのが多分今無い状態だとして、補充のされ方みたいなのを確認したいって事?」
「そう。まずは出て来た敵を1体残らず倒す事で、すぐに戻されるか。これに関してはそれこそ大体何体倒せば戻されるかを確認出来れば、大体の内部ガチャ券の補充数とかを確認出来るかもしれない。後は、中に入ったら1体だけ倒して、戻るを何度かくりかえす事で、その内部ガチャ券を貯める事が出来るのかの確認。後は奥まで行ってから敵を倒して凡そレアドロップだけを狙いに行ったらガチャ券がすぐに無くなるのかのチェックもかな」
レアドロップ系を倒す事で内部ガチャ券的な物が複数枚消費されて普通に倒すよりもすぐに戻されるのかとかも知りたい。場合によっては内部ガチャ券借金状態みたいな事にもなり得るのかとかも分かると良いな……
「なるほど~、確かにそういう風に言われると、見た目がほぼ一緒の敵を倒してるのに、中身が違うとか、戻される事の説明に納得出来るかも!」
「それで、1人じゃなくて私達もって事なんだね!」
奥まで行ってレアドロを狙うのは僕。2人には内部ガチャ券の凡その回復枚数チェックと、使い切らなくても回復出来るのかのチェックで分ければ良いかな
「という訳で、やってみますか」
「「おー!」」
という訳で、鉱石ダンジョン仕様調査隊出陣!
「ふむふむ……鉱石というよりは宝石系を狙ってみたけど、結構すぐに戻されるな?でも、大体戦闘回数自体は5回位か……」
出来るだけ奥の方に進んで、レアそうな物を狙って倒していたけど、3回位挑んで平均5体倒して終わりって感じだった。まぁ、なんだかんだこれでも調査の為に4時間くらい掛かってるから、意外と大変だな
「明らかにそうだよねぇ~」
「これは合ってるっぽいかも!」
どうやら僕よりも先に2人が戻されていたみたいだ。話を聞いてみよう
「そちらはどうでした?」
「えっと、1体倒して入口に戻って大体1時間経ってからまた入るってやり方を数回繰り返したら、20体位倒せた!」
「こっちは出て来た奴を片っ端から倒してたけど、1回で倒せた数は4~6って所。これは割と核心っぽくない?」
「そうですね。一応、こっちもレアっぽい宝石系に絞って戦闘してみましたが、4~6体倒したら戻されるって感じだったんで、情報を纏めると、クールタイム毎にここに入場したら大体5枚程度の内部ガチャ券を貰えて、どんな奴でも倒すと1枚ガチャ券を消費する。そして使い切ったら自動で戻されるけど、自分の意思で帰る場合は内部ガチャ券は保持されるって感じですね」
ガチャの撤退に関しては自分の意思でやるかどうかか……これは自分の意思の強さが試される奴だな?
「「「うおっ!?」」」
急にダンジョンから凄まじい発光が起こった。な、なんだ!?
「え、えぇ……」
「わぁ……完全にガチャになった!」
「なんか凄くない!?」
ダンジョンからの光が無くなったと思ったら、そこにあったはずのダンジョンの入口は無くなったけど、その場には大きなガチャの機械が代わりに現れた
「えっと……これってもしかしてダンジョンが……」
「あっ!ガチャ券5枚だって!じゃあやってみよう!」
僕がガチャマシンを観察している間に既にキララさんはガチャを回していた
「わぁ!なんかミスリルとか出て来た!」
「えっ!?私も回そ!」
キララさんがミスリルを当てたからか、ホノカさんもガチャ券を使ったらしく、5回回している。いやいや、ちょっと待った方が良いと思うんだけど……
「えーっと?あだまん?たいと?多分凄い奴!」
アダマンタイトとかも出るのか……この鉱石ガチャ中々ヤバいな?
「もう回しちゃったんですね……まぁ、良いか。えーっと……とりあえずこのガチャマシンの前に来たら5枚貰えるのか。一旦回さずにまた1時間待ったら5枚貰えるのかな?」
このガチャチケットの上限とかもあるのかどうか等のチェックをする為にも今僕が回す訳にもいかない
「ダンジョンは無くなっちゃったけど、その代わりに面白そうな物が出来た!」
「ちょ!?何ですかコレ!?」
あ、チェルシーさんもやって来た。これは丁度良いんじゃないか?
「どうやらここにあったダンジョンが形を変えて面白そうな事になってますよ?」
「ほうほう?それは是非とも1枚噛みたいですねぇ?」
これは上手く使えればこの島に結構お金を落とさせる事が出来るんじゃないか?




