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リミット調整

「影人君。君の両親から許可が出た。だから最後に君自身に聞く。このリミッターの値の調整。受けるか?」

「僕としては可能性が広がるなら受けたいとは思っていたので……」

「分かった。それじゃあ今の君に最適なラインを探る為にも、またあれに入ってくれ」

「分かりました」

 先程まで入っていたガラスの球体の中にまた入る


「ゲーム内と現実でのスローの感じ方はほぼ変わらない。それは合っているか?」

「はい。ゲーム内でのスローと現実でのスローの感じ方も変わらないし、条件も変わっていないと思います」

「なら、安全性も考慮してゲーム内で数値の変更を行う。それで、今の君にベストな値にしておこう」

 なるほどね。ゲーム内リハビリが現実でも役に立ったように、こういう調整もゲーム内で調整してから現実に反映させるってやり方なら、確かに安心出来るかも


「まぁ、あれもかなり誤差が出ない様に作ったモンだが、コイツは更にその上を行くからな。お陰様で小型化出来なくて困りモンだが……」

 なるほど、それのお陰もあってミニガン回避とかも上手くいったのかな?


「それじゃあ、お願いします」

「よし、それじゃあ始めるぜ?」

 機器を身に着け、僕の意識はゲーム内に入って行った




「ハチ様。本日は調整を行うとの事で補助に参りました」

「おー、オーブさん。よろしく頼むね!」

 やっぱり見知った顔?が居ると安心するなぁ……


「今回の目的として、ハチ様に埋め込まれている機械のリミッターの値を調整するとの事でしたが、これはハチ様により多くの負荷を掛ける事で現状のハチ様に合わせた限界値を規定する事にもなりますので、かなり疲労する事になるかもしれませんが、よろしいですか?」

「そうだね。お手柔らかに頼むって言いたい所だけど、今後の戦闘とかでも役に立つとか考えると、しっかりビシバシ頼むよ」

 こういう時は自分に厳しくしないとね!


「分かりました。では行きます」

 オーブさんがそう言うと、僕の周囲を取り囲む様に大量の赤い光の玉が周囲に現れた


「これらを不規則に動かし、ハチ様に向けて発射します。勿論当たっても、ダメージも問題もありませんので、ご安心を」

 なるほどね。これを大量に僕に向かって撃つという事はそれでスローが発生するだろうから、それが大量ともなれば、脳に掛かる負荷も増えるって事か。それで負荷を上げていってリミッターの値を決めるみたいな事か


「分かった。それじゃあ頼むよ」

「了解しました。それでは始めます」

 オーブさんがそう言うと、赤い玉は波打つ様な動きをしたり、周囲を回転したり、点滅したり、様々な動きをしだした。そうして、タイミングをずらす様に撃って来たり、一斉に撃って来たりと、僕の脳に負荷を掛けようとする動きを繰り返す。その中で玉が分裂したりしているので、最初の段階では足りないって判断だったりするんだろうか?




「と、東郷さん……アレって本当に全部認識してるんですか?」

「あぁ……驚くべき事にどれか1つに焦点を合わせているというよりかは、周辺視野もフル活用して正に目を全部使って認識していると言って良い……だから」

 東郷さんがとあるボタンを押す


「うっそ……今、避けた?」

「赤い玉は当たっても問題無いとオーブは言った。そして今、あの量の玉の渦の中に居るハチ君に対してピンクの当たるとダメージを受ける玉を1発外から撃った……が、結果は見ての通り。全て認識しているからこそ、赤では無いピンクの玉は避けた。あんなの他の赤い玉の影になっているだろうから、普通の人間なら認識出来る時間など0.1秒に満たないだろうな」

 だが、思考速度が加速して、世界がスローに見える彼ならば……しっかりとその玉を認識し、避けるという事まで出来てしまうんだろう


「なるほど、そう言う事ですか!同じ赤で構いません!ちょっとした違いでお願いします!」

 今の一発を受けて全てを理解したかの如くハチ君から声が出る。赤とピンクでさえそもそも難しいとかの次元を超えていると思うのだが、同じ色でちょっとした違いで良い?本当に彼には限界があるのかと疑いたくもなる。こんなの反応速度は明らかに人のそれを逸脱していると言って良いだろう


「じゃあ、これでどうだ!」

 速攻でプログラムを組み、赤い玉にピンクの丸を小さく書いた玉を視界の端ギリギリを通る様に撃つ


「うおっ、これか!?ぐっ……」

 明らかにこれはやり過ぎと言って良い赤い玉の物量と、限界を攻め過ぎたと言っても良い攻撃が合わさり、ハチ君が頭を抑えて膝をついた


「これで如何でしょうか?」

「ん?あれ……頭の痛みが引いた?」

「どうやらこの辺りがよろしいようですね。にしても、あれ程ほぼ周りが見えない状態からあの攻撃を感知なさるとは……」

「読みとかじゃないけど、多分これ以上の物量であんな針の穴を通す様な攻撃は防げないかも……」

 単なる視界制限ではなく、全てが攻撃の可能性がある動きの中から実際の攻撃を見抜く……こんなのアルターでやられたらまぁ、厳しいよなぁ……



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― 新着の感想 ―
東方見〇録も真っ青の弾幕ゲーを避けられるのはヤバすぎる
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