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泡沫の夢へ

「ふぅむ……それならばこの仮想空間に行ってみないか?」

「おっ?これは何です?」

 ダアトさんが何か見た事無い景色が見える所と繋がりそうなゲートを展開した


「これはいわば私が作った世界と言っても良い。ただの夢。時間が来たら弾けて消える泡沫の様な所だ」

「一定時間だけ開くダンジョン的な物って考えていいのかな?」

「まぁ、それで良いだろう。ただの空想。鍛錬出来る訳でも無ければ、何かをこちらに持ち帰る事も出来ない。だが、その地で得た知識や技能を己の物にする事が出来るかどうかは人の子次第だな」

 なるほど、仮想の世界で更に仮想の世界に突っ込んで行く感じか。それに、知識や技能を自分の物に出来るかは僕次第って事は、明確なスキルや魔法として得るのではなく、そのキッカケを得るみたいな事かな?


「なるほど、それは面白そう。これ、もう入っても大丈夫なんですか?」

「入ろうという気持ちさえあれば入れるだろう」

 なるほど、じゃあ!


「行きまーす!」

「相変わらず躊躇なしだな。脱出する方法も聞いていないのに……だが、それならそれで楽しめる」

 そう言い残すとダアトもその場から消えると同時にゲートが閉じた




「おぉ……葉っぱの色とかゲーミングって言って良い位変わるなぁ……空も朝とも夜とも言えない色だ……」

 ある程度自然は見えるけど、その色が全部おかしい。いやぁ、この空間は目が疲れそうだなぁ……


「全く、人の子よ。信用し過ぎではないか?」

「おっ?ダアトさん?随分とコンパクトになっちゃって……」

 後ろを振り返ったら掌サイズになったダアトさんが浮かんでいた


「人の子が何をするか見る為にも邪魔にならない方が良いだろう?これならば、頭や肩に乗っていても邪魔になる事は無いだろう」

 なるほど、サポート妖精的なね?邪魔にならないけど近くに居て話とかしてくれるあんな感じか。これは確かに助かるかも


「ここはダアトさんの夢の中みたいな扱いで良いのかな?」

「眠ってはいないから厳密に言うと夢ではないが、概ねその考えで合っている。だから……」

 そうダアトさんが言った途端、周りの景色が急に正気を取り戻したと言わんばかりに、普通の森と同じ色合いに戻り、空は晴れ渡って心地よい陽気が降り注いでいる。これはまた色々出来そうだなぁ……


「凄いですね。世界の創造みたいな事が出来る訳ですか」

「何処まで弄るかは気分次第だがな……」

 確かに、これって実質色々組み立てて遊ぶゲームとかにおけるコマンドというか、クリエイティブモード的な事が出来る訳だ。それは確かに経験値とか入手出来ちゃうと圧倒的に弱い敵から莫大な経験値が得られて即レベルアップとか出来ちゃうし、規制されてても不思議じゃないな。同じ理由でこんな所で生み出した物を持ち帰れてしまったら、今まで鍛冶とかやってた人が可哀想なレベルの物が量産とか出来ちゃうだろうし……


「あくまで、こういうあり得ない体験とかをする事が出来るという事が人の子にとっては嬉しいと思ったが、違ったか?」

「そうですね。これなら色々あり得ないサバイバルとかも出来そうで楽しそうです!」

「そうか。なら、これでどうかな?」

 そう言うと、地形がボコボコと変形していき、足元がぐらぐらして来たので、いつでも反応出来る様にしていたけど、急にまばゆい光で視界を奪われたと思ったら、周りの景色が変貌していた


「これは……流石に見た事無いな……」

 周りは海。無人島っぽいけど、ちょっと低めの山があって、その山の右半分はマグマとか見えるのに対し、左半分は永久凍土と言わんばかりに凍ってる。砂漠らしいところも見えるし、何か過酷な場所の詰め合わせみたいな島だな……


「そうか?人の子の島を参考にしたのだが」

 あー、それ言われちゃうと否定出来ないなぁ……この島は僕達の空島に比べたらかなり小さいけど、過酷な所は色々あるけど、でも、逆にこれだけあるなら色々出来そうではある


「これむしろ逆に快適まであるかも……ちょっと楽しみになって来た!」

「この世の物とは思えない景色を見て思う感想がそれか……どれ、楽しませてもらうとしようか」

 多分僕がこの世界を書き換えるみたいな事は出来ないとは思うけど、それでもこれは楽しそうだ


「一旦の拠点としては、木の生えてるこの辺にしましょうか」

 永久凍土とか火山とか砂漠とかそれはそれで楽しそうだけど、一応ダアトさんも居るから、一番快適になりそうなここにしておこう。早速色々試す為にも拠点を作ってしまおう


「おっ!良い感じの蔓発見!これは良いロープ代わりになりますよ。ダアトさんはそこで見ていて下さい!」

 枝やロープになりそうな蔓。拠点になりそうな場所探しと並列して色々やっていく




「ここ良いな。川も近いし、海に行く為のルートも比較的直線だし、何より火を使うとかになっても、この辺は草が生えてないから燃える心配もない」

 ちょっと島の内側に歩いて行くと良い感じに使えそうな所があった。と言う事で!


「ここをキャンプ地とする!」



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― 新着の感想 ―
ウカタマの夢!?
>人の子の島を参考にしたのだが 確かに、空島はイベントフィールドだったから、いろいろな環境が詰まってましたねぇ
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