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4月8日
あの日から僕は毎日16時に登紀子さんに会いに行った。
田中の事や予備校の事。学生時代の自分、等沢山話をした。
相変わらず登紀子さんは自分の事は全くと言っていいほど話さなかったけれど
まずは僕も僕の事をきちんと知って欲しいしそれでいいと思っていた。
僕は急いで自転車を漕ぐ。
僕達の時間はたった30分しかない。
1分1秒でも時間を無駄にはしたくない。
白いワンピースが見えた。
登紀子さんが手を振っているのが見えた。
「こんにちは。」
「こんにちは。」
相変わらず僕達の距離はこのまんまだけど僕は満足だった。
「ねえ、登紀子さん、いつも立ち話だからここにベンチ建てちゃおうか。」
そう言うと、
登紀子さんは「本当に?」といって嬉しそうに手をパチパチとさせた。
僕は予備校へ行く前にホームセンターへ行く事を決心した!
楽しい時間なんてあっという間で、僕は予備校まで後30分しかないというのに
ホームセンターへと走っていた。
愛の力って本当に凄い。
ベンチは手作りにしようと決めていた。
僕は、材料を選び配送を頼んだ。よし、明日から早速取り掛かろう。




