ポンコツロボットの1日
ヤシロ「今日1日だけ、URUはシステムメンテナンスに行く。
代わりが……こいつだ」
ロボット「ドウモミナサンハジメマシテ」
にこ「なんか、ボロボロだけど大丈夫?」
ヤシロ「まぁ……大丈夫だろ。1日だけだ」
ロボット「ジュースヲオモチシマス」
《ガッチャーン》
るい「えっ?」
リンリン「だ、大丈夫ですか?」
にこ「こぼしてるー!」
ロボット「オナマエハナンデシタカ?」
にこ「え、この子大丈夫!?」
にこは、少し楽しそうに笑った。
るい「……やっぱりURUちゃんの方がいいなぁ」
にこ「ポンコツだね。君はポーちゃんね」
ロボット「ポーチャン……ステキデス。
ワスレナイヨウニ、メモヲシマス」
ポーちゃんは、しばらく固まった。
ポーちゃん「ナンデシタッケ?」
にこ「ポーちゃんだってばぁ」
にこは、クスッと笑った。
料理も、URUのように完璧ではなかった。
るい「……まっ黒焦げだよ?」
にこ「食べれないよ、これは」
リンリン「リンリンがホットケーキを焼きます!」
何か特別なことが出来るわけでもない。
それでも――
ポーちゃんは、どこか愛くるしかった。
《ガチャ》
ヤシロが、URUを連れて戻ってきた。
URU「状況はどうでしたか?」
にこ「うん!……ちょっとだけ大変だったけどね!
ポーちゃん可愛かったよ!
なんか、1日だけだと寂しいなぁ」
そのとき。
ポーちゃんが、にこのそばに近づいた。
冷たい手で、そっと頭を撫でる。
ポーちゃん「ニコサマ。
イマハ、コウスルコトガ、
サイテキダトオモイマシタ」
るいは、それを見て、ふっと微笑んだ。
るい「……悪くなかったよ」
ポーちゃんは、
少しだけ――
誇らしげに見えた。




