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きろく星―例外の記録
《カチッ》
空気が、わずかに歪む。
水面の奥に、
別の光景が滲んだ。
るい「……え?」
それは――
見たことのない場所だった。
白い空間。
静かで、どこか冷たい。
その中に、
一人の女性が立っていた。
にこ「……おばあちゃん?」
頼子は、
誰かと向き合っていた。
頼子「……あの子たちを、守りたいんです」
その声は、
いつもよりも、ずっと強かった。
???「それは――規則に反する」
頼子「それでも、です」
《カチッ》
映像が、途切れた。
しばらく、誰も動かなかった。
サカキ「……今の」
ヤシロ「……えぇ」
にこ「え、なに?何だったの?」
サカキは、少しだけ視線を落とした。
サカキ「……宇宙時空委員会の、トップよ」
にこ「おばあちゃんと、その人が何で?」
サカキ「頼子さんは――
最初から、例外なのよ。
予想もしないことを……
不思議な人だもの」




