境界管理者ブレイ
コズミックサービスエリアを
出ようとしていた時だった。
宇宙人「おっとストップストップ!
そこ、人生の分岐点。右に行くと後悔、左に行くと成長。どっちにする?……あ、別に急がなくていいよ。俺、早口だけど待つの得意だから」
変てこな宇宙人が近付いてきた。
長い触覚のついた、半袖のワイシャツにスーツパンツの宇宙人。
ヤシロ「境界銀河の、境界管理官だ。ちゃんと立派な役職だ。こいつ変だけどな。」
と、笑っていた。
宇宙人「俺はブレイ。
君たち、今――分岐点にいるよ。
見えるんだ、未来が枝分かれしていく瞬間が。
俺からしたら、境界銀河に寄り道した方がいいとは思ってる。ま、最終判断は君たちだけどね。」
にこ「変わった人だねぇ?お姉」
るい「う…うん」
リンリン「リンリン、境界銀河行ってみたいです!」
ヤシロ「……そうか。なら、寄り道も悪くないな。リンリンも興味持ってるし……境界管理官がそう言うなら、行くか?」
リンリン「はい」
にこ「うん!」
るいは、ジーッとブレイを見ていた。
なぜか――
何か見透かされている気がして、
ブレイから目を離せなかった。
ブレイ「俺の宇宙船に着いてきな。境界管理センターまで一緒に連れていくから」
そう言ってブレイが指さした先には、
見たこともない形の宇宙船が静かに浮かんでいた。
るい「……不思議な宇宙船」
ブレイ「え?何?心配してる?大丈夫大丈夫。見た目は変だけど、ちゃんと飛ぶから安心して」
そう言って、そそくさとブレイは
宇宙船に乗り込んだ。
――境界銀河へ




