ライラの告白
お味噌汁で懐かしさを感じたあと。
何気ない会話を、るい、にこ、リンリンで
楽しそうにしていた。
URU「ライラさんがお見えになったようです」
にこ「え?ライラさん?」
URUは玄関に向かった。
URU「どうぞ」
鮮やかな緑色のコートを纏った
少し不安げな女性がいた。
ライラ「久しぶりだね。色々なとこに旅をしたこと、ヤシロさんから聞いてるよ」
るい「はい。悲しみもあるけど……でも、素敵な旅をしています」
ライラ「大切な話があるの……」
にこ「なぁにー?ライラさん」
るい「どうしましたか?」
ライラ「少し話すのには、勇気がいるの。でもね、私自身も進まなければならないような気がするの」
拳を、ぎゅっと握りしめた。
その指先が、わずかに震えていた。
ライラ「私ね、あなた達のお母さんの妹なの」
と、少し自信がなさそうに微笑んだ。
にこは身動きひとつせず聞いていた。
リンリン「リンリン分かりました。つまり、ライラさんは叔母さんなんですね。見守っていたんですね」
にこ「……え?」
ライラ「そうなの。言えずにいて、ごめんなさいね」
るいは、静かに息を吸った。
その瞳は、まっすぐライラを見ていた。
あの時の親近感が、
今になって、るいの中でしっくりきていた。
部屋の中に、
さっきまでの味噌汁の香りが、まだ残っていた。
にこ「どうして……?ずっと、知ってたの?」
るい「いいの……にこ。大木が言ってたじゃない」
にこ「あ……どんな形であれ守ってる……」
るい「うん……」
と、静かに頷いた。
るい「ライラさん。教えてくれて、ありがとうございます。ずっと、見守ってくれていたんですね」
優しく微笑んだ。
ライラの瞳が、
かすかに潤んだ。




