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URUの涙グラス
変わらないいつものコテージ。
キッチンでは、URUが
ナポリタンスパゲティを
作っていた。
にこは、ぼーっとしていた。
《パリンッ》
にこ「あっ……!!」
いつもURUが使っていた、
水色の透明グラスをにこが割ってしまった。
URUは、割れたグラスを静かに見つめていた。
気付いていたが、
何も言わなかった。
にこ「URUちゃん……ごめんなさい。これ、いつも使ってて、大切そうにしてたのに」
URU「にこ様……お怪我はございませんか?」
にこ「本当にごめんなさい。私……あの……喋る大木に言われたこと考えてて……ぼーっとしちゃって……URUちゃんの大切なもの壊しちゃったぁぁ」
にこは、泣いた。
URU「それより、にこ様。泣いているお顔より、
笑っているお顔の方が、ずっと素敵ですよ」
にこは、涙をぬぐいながらも、
割れたグラスから目を離せなかった。
胸の奥の重たい気持ちは、消えなかった。




