リンリンの決意
《カン、カン》
小さな金属音が、
コテージの外から聞こえてきた。
にこ「ん?何の音?」
るいは窓の外を見た。
コテージの外の、湖のほとりで、
小さなお魚型の宇宙船の横に、
リンリンとヤシロが並んでいた。
《カン、カン》
ヤシロが、ハンマーで
宇宙船の底を叩いていた。
るい「修理中みたいだね」
《カン、カン》
鈍い音が、少し響いた。
リンリン「やはり、ダメでしょうか?」
ヤシロ「これは、パーツを変える必要があるなぁ」
リンリン「またたび星でしか手に入らないと思うのですが……リンリンは、またたび星に戻って、ご挨拶するのが少し怖いんです……」
ヤシロ「大丈夫だ。みんな一緒だろ?
それに、ルミニャ姫はリンリンのことを
凄く心配してたんだぞ?」
リンリン「はい……」
しょんぼりして、ヒゲが力なく下がってしまったリンリン。
《スタスタスタッ》
にこが駆け寄ってきた。
にこ「どうしたのー?」
ヤシロが、さっきの話を説明すると、
にこはすぐに……
にこ「リンリン!行こう!またたび星に!」
と、満面の笑みで張り切っていた。
《スタスタスタッ》
るいのところへ走って戻って行った。
ヤシロ「忙しないやつだなぁ」
と、笑っていた。
リンリン「リンリン、皆さんが一緒なら……!!」
久しぶりの再会が、
もうすぐそこまで来ていた。




