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おかえりとただいま~ひみつの想い~
《テクテク テクテク》
リンリンが、
両手をぶんぶん振りながら、
こちらに向かって歩いてきた。
リンリン「おかえりなさい!皆さん」
URU「おかえりなさいませ」
にこ「リンリン!これ見て!」
にこは、
大事そうに袋を差し出した。
にこ「おみやげだよ!」
リンリン「わぁ!ほんとですか?
ありがとうございます。
リンリン、とっても嬉しいです!」
るい「さっき、未来のスーパーで買ったの」
ヤシロ「昔と同じ味らしいぞ」
リンリン「同じ味……ですか?」
リンリンは、
そっと袋を開けた。
《パリッ》
リンリン「……おいしいです!」
URUが、そっと
湯気の立つまたたび茶を、
皆の前に置いてくれた。
コテージでの夜のことだった。
サカキは、
ポケットから小さな写真を取り出した。
写っているのは、
見覚えのない子どもだった。
サカキ「……元気にしてるかな」
その時のサカキの顔は優しさで満ちていた。
《カタンッ》
にこ「あ……ごめんなさい。
サカキさん、何してるの?」
にこ「その子……大事な人?」
サカキ「えぇ。まぁ」
るいは、
何も言わずにそっと扉を閉めた。
サカキは、
そっと写真をスーツのポケットに戻した。




