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守りたい優しさ
ルミニャ姫「リンリンという女性のマタビアンがおります。
困っている星を助けようとしていました。
そして、
お魚型の宇宙船を、
優しさで差し出そうとしていたのです。
ですが——
その星の宇宙人が、
『売り飛ばそうとしている』
という嘘を広めました。
そして……
星の人々からも、
疑いの目を向けられました。
リンリンは、
生まれて初めて
怒ったのです。」
にこ「ひっどーい!」
ルミニャ姫「またたび星の名誉に関わる重大なことなのです。そして、何より、初めて優しさを裏切られたリンリンが可哀想でなりません」
るい「誤解されたままでは、
辛すぎますね」
ルミニャ姫「わたくしは……
あの子を、
失いたくないのです」
と、ルミニャ姫は両手を
強く握りしめていた。
にこ「お姉!ヤシロさん!助けよう!」
るい「そうだね。
ルミニャ姫?大丈夫。
私たちが、
リンリンを守ります」
ルミニャ姫「リンリンは……
自分が怒ってしまったことを、
深く後悔しております。
そして——
優しさの象徴である
またたび星に、
自分はふさわしくないと考え、
この星を
出ていこうとしているのです」
にこ「大変だよ!お姉、ヤシロさん!急ごう!」
ヤシロ「状況は分かった。
僕も行こう」




