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優しさの予感
窓の外には、
無数の星が広がっていた。
青い星も、
赤く揺れる星も、
静かに瞬いている。
その中には、
色トリドリの星もあった。
にこ「……すごいねぇ」
るいは、
窓の外をじっと見ていた。
こんなに広い宇宙のどこかに、
困っているお姫様がいる。
助けられるだろうか――
にこ「ねぇ……」
るい「なに?」
にこ「優しさの星って、
どんな色してるのかなぁ?
淡い色な気がするんだよね」
にこは、
もう一度、
窓の外を見た。
にこは、
コテージのバスルームで使った
バスボムの、
やさしい色を思い出していた。
その色は、
きっともうすぐ見える。




